http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/632.html
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「靖国神社参拝」問題は、戦争という国策で犠牲になった人々を鎮魂する公的施設さえないというとんでもない状況に起因すると考えている。
(戦争犠牲者関連の国家的施設は遺族に引き渡せなかった遺骨を納める国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑があるのみ)
靖国神社は、その歴史性をどのように語ろうとも、現在は一宗教法人の施設でしかなく、政教分離に関する憲法規定に則れば、私費で供物を奉納したとしても、そこに公的役職を記す限り問題性を孕む行為と言える。
安倍首相は、昨年の総裁選から総選挙にかけて、第一次首相時代に靖国神社参拝を行わなかったことに忸怩たる思いがあると語り、総選挙に勝利し内閣総理大臣に就任したら終戦記念日に参拝する意欲を強くにじませていた。
安倍氏の問題は、総選挙に向けて国民に語ったことを実行しないのなら、そのワケをきちんと説明すべきなのにそれを行わず、憲法上疑義が生ずる「内閣総理大臣」名義の供物を奉納して“問題のタネ”をしっかり蒔いていることである。
安倍氏は、記事に書かれているような「中国や韓国への配慮」ではなく、憲法に規定されている内閣総理大臣として、自身の地位と権力を保証する憲法に従い靖国神社への対応を決するべきである。身を公的と私的に分けるのは難しいことから、政教分離の規定に従い在職中は参拝せず、どうしても供物を奉納したいと思うのなら、「安倍晋三」名義で行うのが妥当である。
日本の行く末を考えたとき、保守愛国的人士が果たす役割は大きいものがある。そのような保守愛国の人士には、口先だけで保守愛国のフリをしながら、日本及び国民多数派をずたずたにしかねない政策を推進している安倍氏への“期待”を振り払い、決然たる批判を行って貰いたい。
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安倍首相が靖国神社に供え物奉納 「内閣総理大臣」名義
2013/4/21 14:03
安倍晋三首相は21日、靖国神社で同日始まった春季例大祭に合わせ、真榊(まさかき)と呼ばれる供え物を「内閣総理大臣」名義で奉納した。中国や韓国への配慮から自身の参拝は見送る方針。
真榊を総理大臣名義で奉納したのは2009年4月の麻生太郎首相(現副総理)以来。安倍首相は第1次安倍内閣の07年にも、春季例大祭の時期に総理大臣名義で真榊を奉納した。「5万円の費用は私費で払った」と説明していた。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2100H_R20C13A4000000/
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