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2013-04-20 07:08:44 生き生き箕面通信
安倍首相は昨日4月19日、日本記者クラブで記者会見しました。約1時間の会見時間のうち、安倍首相が40分超を自説の成長戦略をとうとうと”宣伝”し、記者側からの質問はちょろっと形だけ。本来、記者会見は記者側が国民の立場に立って、聞いておく必要のある質問をし、それに対して答える形のはずです。決して”宣伝の場”に利用されるものであってはならないのです。
しかし、今回は、文字通り政府の広報機関になっている実態をさらけ出すものでした。
そのせいか、その会見を伝えた本日の大手紙朝刊は、大きくスペースを割いて首相の一方的な宣伝内容を伝えるだけで、記者側からの質問内容は全く紙面に出てきません。そのこと自体が、首相に一発かましてやる根性のある記者は一人もいなかった証左です。
首相の記者会見は、事前に官邸の広報担当者と、記者クラブ側の幹事が段取りを話し合って準備します。この段階で、首相側は「アベノミクス3本の矢」の宣伝の場とすると位置づけたのでしょう。クラブ幹事はそれをやすやすと受け入れたようです。
首相の発言は、成長戦略について延々と発言し、先端医療の輸出、女性や若者の潜在力の活用などを力説しました。その間、記者クラブ側は黙って拝聴するだけ。おとなしいものです。
こんな会見の模様を、朝日新聞は1、2、4面に関連記事を含めて書き分け、読売新聞は朝日以上に1、2、3、6、8面で分厚く伝えました。まさに、首相の広報紙といった様相です。
「安倍首相バンザイ」といった雰囲気の大手新聞。正鵠を得た論評なしの、これが日本のジャーナリズムの正体です。読者は、こうして日々、洗脳されていきます。
そして、気が付いたら、世論は憲法改定に対する賛成が過半を超え、TPP(環太平洋経済連携協定)への交渉参加も支持し、安倍首相の独り勝ちの世の中になってきました。最大野党の民主党は、いまや参院でも自民党との差はわずか1議席。
なんとか踏みとどまらないと、日本は「裕福なモノには居心地がよく、恵まれないものは苦しむ」極めて住みにくい社会になってしまいます。参院選がその決着をつける場です。ふがいないジャーナリズムのもとで、情勢はとてつもなく厳しいといえます
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