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2013/4/19 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
“平成の黄門様”と呼ばれ、歯に衣着せぬ言動で、常に存在感を示した前民主党衆議院議員の渡部恒三さん。69年の総選挙で“会津のケネディ”を名乗って初当選以来、自民党、新生党、新進党、民主党で要職に就いたが、去年11月に引退した。さて、近況は――。
黄門様と会ったのは会津若松市の自宅。ちなみに、隣の歯科医院は今も現役歯科医の二三子夫人の仕事場だ。
「引退してもこの通り、ピンピンしてるもんだから、支持者に“アンタ、どうして引退したんだ?”って不思議がられるんだよ。健康状態も極めて良好で、1日にたばこを2箱も3箱も吸うけど、どっこも悪くない。うん、今は県内に限らず、あっちこっち講演して歩いていてね。6月末まで予定が入ってるよ」
こう言って黄門様、たばこを一服。実にうまそうに紫煙をくゆらせた。
以下、黄門様の民主党漫遊記の一席。
「去年の総選挙で惨敗したのはね、べつに民主党の政策が悪かったわけじゃないんだよ。民主党は小泉(純一郎)君の時代に1兆円も減らされた地方交付税をまた増額し、子ども手当も支給した。ホント、いいこともやってたんだから。でも、大臣になった連中がお粗末だった。役人が連日訪ねてきて、“先生、先生”って言うもんだからすっかり舞い上がって謙虚さを失い、オレは偉いんだって勘違いしてしまったんだな。そういうのって、有権者はすぐわかるのさ」
「しかし、去年の暮れ、野田(佳彦)君が破れかぶれ解散なんてバカなことをせず、細野(豪志)君にバトンタッチして、今年、衆参同日選挙をやってれば、あんなにヒドい負け方はしなかったと思うよ」
「それにしても、前々回の総選挙で政権交代を叫んでるだけで当選できた新人議員が、民主党が傾きだしたら、さっさと出ていく。まったく、困ったもんだ」
「黄門様と呼ばれるようになったのは、永田寿康君の偽メールがきっかけだった。この件で国対委員長だった野田君が辞任し、当時の幹事長の鳩山(由紀夫)君が小沢(一郎)君など6人に国対委員長就任を要請したところ、すべて断られた。で、この危機を救えるのは渡部先生しかいないって鳩山君に頭を下げられ、引き受けることにしたんだ。その際、条件として委員長代理が務まる副委員長をつけろと要求してね。それに川端達夫君と平野博文君が就き、初めて国対委員長室に行ったら、2人が“私たち、助、格でお仕えします”って迎えてくれた。それでオレも調子に乗って、“由美かおるがいないじゃないか”と応じたんだ。それからだよ、黄門様になったのは、ハハハ」
今年のNHK大河ドラマ「八重の桜」は黄門様の故郷、会津若松が舞台だ。
「実はね、最初は会津藩主だった保科正之を大河ドラマで取り上げてくれるように運動してたんだ。保科は江戸時代に貧しい農民に米を配るなど、封建時代に慈悲の政治を実践した名君。保科は信濃高遠藩の藩主でもあったから、長野県知事が呼びかけ、オレは会長としてその運動をやってた。でも、NHKの経営者っていうのは偉いもんだな。“先生、保科正之はみんな知ってるし、大河ドラマは女性が主人公じゃないと視聴者も喜ばない。会津の女性を主人公にしたドラマを考えるので、ご勘弁下さい”と言ってきて、できたのが『八重の桜』さ。地元の評判は最高だな。原発事故以来、会津は風評被害で訪れる人が減ってる。『八重の桜』をきっかけに、昔みたいににぎやかになることを祈ってるよ」
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