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サリン匹敵原料が国内あちこちに猛毒リシン 模倣テロ日本を襲う危険
http://gendai.net/articles/view/syakai/142026
2013年4月19日 日刊ゲンダイ
22人が死傷した01年の「炭疽菌テロ」を彷彿させる事態に全米中が戦慄している。オバマ大統領や複数の上院議員に猛毒リシン入りの郵便物が送りつけられた事件。今まで聞きなれなかった毒物だが、実はリシンの原材料は日本にもウジャウジャ生えている。煽(あお)るつもりは毛頭ないが、この国でもリシンを使った模倣テロがいつ起きてもおかしくないのだ。
FBIは17日、ミシシッピ州の男(45)を逮捕したが、犯行動機は不明のままだ。
男が犯行に使ったリシンは、青酸カリの1万倍の毒性を持ち、「世界5大猛毒」のひとつに数えられる。噴霧状に漂う微粒子が人体に入っただけでも、数十時間以内に気道壊死や肺浮腫などが起きて死に至るという。解毒剤はなく、体重50キロの人の致死量は、たったの0.15ミリグラムだ。
「リシンは、『トウゴマ(ヒマ)』(トウダイグサ科)の種子に含まれる天然成分です。ジャガイモの芽や緑色の部分に含まれている毒のようなもの。トウゴマの種子からは、石鹸や印刷インクに使われるヒマシ油が取れ、抽出した残りかすがリシンの原料になる。トウゴマは(主にインドや中国など)世界で年間約100万トンが栽培されています」(昭和大学薬学部教授・鳥居塚和生氏)
恐ろしいのは、サリンに匹敵する「猛毒兵器」の原料が日本国内のあちこちに生えていることだ。ヒマシ油を取るため、戦時中にトウゴマは一般家庭で栽培され、それが野生化したのが原因らしい。今でも河川敷の堤防脇の草むらなどで自生が確認できる。
<水溶性で無味無臭、数グラムで大都市壊滅>
「ヒマシ油は(昭和30年代ごろまで)下剤として使われていたこともあったが、危険性が高いため、今は使われなくなりました。現在は、花が赤い『赤トウゴマ(紅ヒマ)』が生け花の花材として利用されているようです」(鳥居塚和生教授=前出)
リシンの抽出方法もさほど難しくない。
今回の犯行では、粉状のものが使われたようだが、結晶にも液状にもなる。しかも、水溶性で無味無臭……。
オウムのような組織が地下鉄で噴霧すれば、すぐには誰も気付かないし、浄水場に入れられる危険もある。大都市圏はホンの数グラムで壊滅だ。
03年には、英国に潜伏中のテログループがリシンを所持し、ロンドン警視庁に摘発される事件も起きている。
今回の事件は、日本にとっても恐怖の「パンドラの箱」を開けてしまったのではないか。
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