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汚いぞ!安倍首相 質問には答えず自画自賛 初の党首討論
http://gendai.net/articles/view/syakai/142003
2013年4月18日 日刊ゲンダイ
17日安倍政権で初めて行われた党首討論。高支持率でイイ気になっている安倍首相は“アベノミクス”の成果を延々としゃべりまくり、討論というより“オンステージ”だった。質問には直接答えず、口から出るのは都合のいい解釈やリフレ派受け売りのバラ色の未来ばかり。やっぱりこの男にダマされてはダメだ。
「日本を覆っていたどんよりした空気が変わったんですよ」
党首討論は、安倍チャンの“絶叫”から始まった。民主党の海江田代表が黒田日銀の「異次元緩和」の副作用についてたずねたのに、その答えはスルーして最近の円安・株高の成果を細かな数字を挙げて自画自賛。
副作用とは言うまでもなく、急激な物価の上昇だ。すでに油など生活必需品を含む輸入品の価格が上がっている。なのに首相は物価上昇を意に介そうともしなかった。
「まず最初に輸入品が上がり、これから半年かけて輸出も良くなる。今年度の経常収支は4.6兆円のプラスになり、それは間違いなく賃金にかわっていく」
<「賃金は間違いなく上がる」だって>
だが、それほど簡単に賃金が上がるはずがない。安倍自ら賃上げを求めた今年の春闘も結局、賃上げ率はマイナスだった。海江田に「05〜07年は110〜115円の円安で企業収益は上がったものの、賃金はカットされリストラが進んだ」と反論される始末だ。賃金が“間違いなく”上がると断言するのは、一種の詐欺商法だ。
株式市場の反応に対する都合のいい解釈にもア然だ。安倍政権が発足する前から景気は上向いていたという趣旨で、海江田が「昨年10―12月にGDPはすでに良くなっていた」とただすと、こう言ってのけた。
「私が総裁になったのは昨年9月。次の総選挙で自民党が勝つのは既定路線だったから、マーケットはその段階(9月)で反応した。そういう見方で確定している」
つまり、自分が自民党総裁になった時点で経済は好転したと主張したいらしい。だが、その時点では、いつ総選挙が行われるかは不明だった。株高のキッカケは「欧州危機の後退」というのがマーケットの常識だ。安倍の総裁就任とは関係ない。
政治評論家の野上忠興氏はこう言う。
「安倍さんはまだ何もやっていないし、国民全体が景気回復の実感を得るには至っていない。どうして、もっと謙虚にならないのでしょう。評価は他人がするもので、自分で自慢するものではありません」
ムードだけで株が上がっているだけに、常に「上がった」「上がった」とアピールしなければならないのだろうが、安倍の言葉をよく噛み砕いてみれば、その軽さとデマカセに国民も気づくはずである。
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