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2013年04月17日 天木直人のブログ
よほど誤解を生む言葉だったと見える。私が「TPPは終った」、「TPPは敗戦処理に入った」と書いたら、それはどういう意味かと、読者のみならず雑誌記者たちからも問い合わせを受ける。
だからもう一度具体例で説明する。
それはたとえばこういうことなのだ。
きょう4月17日の朝日新聞が書いている。
日米両政府が4月12日に発表した合意文の説明が日米両国政府で食い違っていると。
とんでもない話である。国民に都合にいいことしか説明していなかったということだ。
交渉参加問題の早期決着を図るために嘘と誤魔化しを政府は重ねてきた。それがこれから次々と明らかになっていくということだ。
きょう4月17日の東京新聞が書いている。
米国への譲歩と引きかえに米国政府が日本のTPP交渉参加を認めても、ニュージーランドは関税撤廃の例外を一切認めないとして日本参加を承認しないという。
米国の農業団体も15日にワシントン市内で合同記者会見を開いて農畜産品関税の完全撤廃を要求したという。
つまり米国政府との合意がすべてと言わんばかりにあの時、これでTPP参加が認められたと大騒ぎし、報道もそれ一色だったけれど、米国との合意などは、TPP交渉参加問題の一つに過ぎないのだ。
これを要するに、我々国民が聞かされてきたこととまったく違う事がこれからどんどんと起きてくる。
報道されてきたこととまったく違う事が明るみになってくる。
その矛盾を取り繕うために政府、官僚は手一杯になる。
とても交渉どころではなくなるのである。
そういえばその雑誌記者は言っていた。
最近は安倍首相と官僚たちの間で雰囲気が悪くなっています、
官僚たちの間で厭戦気分が出ています、
各省の間で足の責任のなすりあいが始まっています、と。
やっぱりそうなのだ。すでに交渉が始まる前に皆が消耗している。
メディアもまた政府・官僚と結託して嘘をついてきた事を知ってい
る。
それを知っているからこそ最近のメディアのTPPに関する報道は後ろ向きのものばかりだ。
TPP問題は終ったのだ。敗戦処理に追われる毎日になる・・・
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