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2013.4.11.モーニングバード・そもそも総研『そもそも日米地位協定の本質って何?』
そもそも日米地位協定の本質って何? 投稿者 tvpickup
首都圏の空をアメリカが支配。日米地位協定とは?
日本の民間機が自由に飛んではいけない領空がある。
それはいったい何なのか?
【日米地位協定入門】2013.4.11.モーニングバード・そもそも総研『そもそも日米地位協定の本質って何?』〜奴隷思考からの脱出
http://threechords.blog134.fc2.com/blog-entry-1934.html
04/13 12:00 Sekilala&Zowie
以下、キャプチャ付き文字起こし↓
2013.04.11そもそも総研『そもそも日米地位協定の本質って何?』
玉川氏「よろしくお願いします」
羽鳥「あれ?今日はなんか持ってますね」
玉川「これ、原発の問題もそうなんですけど、1度日本人って流れができちゃうと、それもしょうがないかなというふうになりがちなんですよね。このコーナーは、やっぱりそれじゃダメでしょと。なんか当たり前だと思っていることが、よくよく考えたり、調べたりすると、当たり前じゃないんじゃないかと。そういうのをやっぱり伝えて行きたいと常に思ってるんですが、たぶん、これはミサイルの問題もありますけれども、日本の安全保障とアメリカの関係というと、まさにそれじゃないかなというふうに私は思ってるんですね。
今日のテーマ『そもそも日米地位協定の本質てなんだ?』ということなんですが
今、私、これ持ってましたね。これですね、ここに地図があります。これ、首都圏の地図ですね
で、この首都圏、領土です。日本の主権が及ぶ。領土の上は領空ですよね。もちろん、日本の主権が及びます。しかし、日本の主権が及ぶということは、この中を日本の管制で日本の飛行機、自由に飛べるということだと思うよね。思いますよね。ところが、そうじゃないんですよ。
及ばない場所がこれだけあります。
じゃあここは、どこが管轄しているのか。実は、アメリカ軍なんですね」
羽鳥「自由に飛んじゃいけないということですよね」
玉川「日本の民間機は自由に飛んじゃいけません。これだけ大きなもの。もう新潟のほうまで行ってますよ。で、これが一体なぜなのか。これを今日はちょっと考えてみたいと思ってるんですけども」
羽鳥「羽田に降りるときに迂回するじゃないですか」
玉川「あ、ご存知ですか」
羽鳥「なんで迂回するのかなと思ってる人、いっぱいいると思うんですよ」
玉川「テレビ見てる方でも、例えば関西のほうから羽田に降りるときに、なんで千葉の上を通ってんだと」
高木「うん」
玉川「これなんですよ」
羽鳥「それを避けてるんですか?」
玉川「避けてるんです。日本の領空ですよ。言っときますけど」
高木「その地図がおかしいと思ってたんだ」
玉川「これです『日米地位協定入門』『本当は憲法より大切な日米地位協定入門』これ今5万部超えてるんですけども、この著者である前泊さん、沖縄国際大学の。地位協定に関して非常に詳しい方なんですが、この方に、わたし伺ってます。日米地位協定っていったいなんなんだろうということで、まずVTR」
<VTR開始>
玉川「端的に言うと、日米地位協定というのは何なんですか?」
前泊「つまり、日本が占領政策を終える。講和条約を結んだあとも、占領時代と同じように米軍基地を日本に置き続けるために結んだ協定ということが言えます。つまり、日本は戦争で負けて、アメリカが占領しました。占領するための政策として基地をたくさん置いたんですね。日本が悪さしないように、歯止めをかけたわけですね。
日本は武器を全部取り上げられて、そして軍隊を持つことを禁止をしたわけですね。その憲法も作りました。ところが、じゃあ講和条約を結んでどうなるかというと、本来、そこで占領政策を終えなきゃいけないので、日本の中にある基地は全部なくならなきゃいけなかったんですけども、基地は残しておきたいという思惑がアメリカにありますね。
そこでまず、地位協定を作ったんですね。行政協定という形で。今ある基地をそのまま残すための決まりを作ったんです。それをさらにオーソライズする(正当化する)ために日米安保条約を結んだと。
で、安保条約を作って、そしてこれを認めないのであれば、講和条約を結びませんよという形にして、そして日米安保を認めさせて、その裏側にある基地を固定するような地位協定も認めさせたと。
(前泊さんの話はサンフランシスコ講和条約と同日に結んだ吉田茂の時の安保条約の話で、岸信介の絵はおかしい)
そういう形になってますね」
<VTR終了>
玉川「私達の常識では、サンフランシスコ平和条約で主権を回復して、だけど平和憲法を作ったからアメリカに国防をやってもらうということで安保条約を作って、その細かい取り決めとして行政協定、今の地位協定を作ったと。こういうふうな順番です。たぶん、私達の常識は。
だけど、アメリカの国益は、まず米軍基地を置くために行政協定、地位協定があって、それを結ばせるために、安保条約があって、安保条約を認めるんだったら主権回復してもいいよと。これがアメリカ側の思惑だったというふうに前泊さんはおっしゃってるわけですね。全く我々の常識と逆ですよ、ということなんですけども。
これ、本の中に、日本は未だに占領下にあるのと同じじゃないかというふうなことの記述もあります。どういうことかというと、さきほどのこの横田空域ということになるんですが、じゃあこれ、横田空域ってどういうもんなんだ。はい、VTR」
<VTR開始>
玉川「その占領の状態をなるべく長く続ける。つまり、日本のなかに米軍基地を置き続けるということがすごく大事だったと。そのための地位協定だったというふうなことなんですけども、じゃあ、実質的に、占領の状態が続いている部分というのは、今でもあるのか」
前泊「例えばですね。横田にラプコン(管制区域)というのがあります。これ管制区域を未だに米軍が支配してるんですね。今、目には見えないけど、富士山よりはるかに高い5,000メートルぐらい上空までを米軍がすっぽりと首都圏周辺も抑えるかのような形で、管制区域を持ってます」
玉川「入っちゃいけないんですか?」
前泊「入っちゃいけないです」
玉川「民間機は?」
前泊「はい。これは許可が必要ですね」
玉川「領空、領海、領土。これはその国の主権の及ぶところということになってますよね」
前泊「はい」
玉川「ところが、領空も、特に首都圏の上の領空が日本の領空じゃないという形に実質上なってるということなんですかね?じゃあ」
前泊「日本の領空じゃないです。米軍の領空になってます」
ナレーション<日本の空なのにもかかわらず、アメリカ軍の許可がなければ、民間機は飛行できない横田空域。現役パイロットが指摘する問題点とは?>
<VTR開始>
航空安全会議事務局長・高橋拓夫氏「羽田を出発してすぐ西に飛んで行くには、そこの建造物(横田空域)に当たってしまいますから、十分な高度が取れないわけです。ですから、直行できずに、一回東側なり海側に出て、十分に高度をかせいでから、その横田空域の上を通過せざるを得ないですね。
ですから、それによりますと、時間がかかりますし、その分やはり燃料もかかりますし、昨今の話で言うとCo2とか、環境の問題とかもありますから、そういうことを含めると、やはり非常に国民生活にとっては大きなデメリットがあるというふうに私は考えます」
<VTR終了>
玉川「まあ現役のパイロットの方からすれば、この横田空域というのは建造物なんですよ。つまり、中に入れないから。建物があるのと一緒だよということなんです。だから直接こう行けないのでこう回ってからこう行くとか」
羽鳥「そのまま、もしそれがなくて西に行けたらもっと早く行けるということ?」
玉川「早く行ける。安く行ける」
羽鳥「燃料もかからない」
玉川「はい。ただ、この経済的なことだけじゃない。デメリットは、というふうな話なんです。VTR」
<VTR開始>
高橋「わたしもパイロットとして仕事をしてるんですけども、夏場など大きな積乱雲がたった時には、積乱雲のなかにはげんこつ大ぐらいの大きなひょうが隠れていたりしますので、その中に入ってしまうと、やはり飛行機が、ひょうが翼に当たったり、エンジンに当たったりしてしまうと、非常に大きな安全上の影響が出ちゃいますから、パイロットは必ずその大きく発達した積乱雲は避けて飛ばなければならないんですが、避けようと思って軍事空域(横田空域)の中を飛行させてもらうように、許可を申請しても、断られることがあります。
実際、わたしもありましたし、それでやむを得ず、機内のレーダーを見て、一番雲のレーダー反射の弱い、いわゆる活動の弱いところをベルトサインをつけて突っ切るというような運行をせざるを得ないということがやはりあります。実際に」
<VTR終了>
玉川「こういうこと知ってました?」
羽鳥「危ないですね」
赤江「知らな…」
玉川「こういうなかで私たちは羽田から飛んでるんです。そういう飛行機に乗って」
高木「無理を強いられちゃうってことですか?」
玉川「強いられるんです。はい。それはもう現実なんです。今のは領空の話。空の話ですね。じゃあ、今度は、領空じゃない、領土のほうですけども、実は米軍は空だけじゃなくて、私有地ですら勝手に封鎖できる。
何ですか、これは?ということなんですが、VTR」
<VTR開始>
前泊「沖縄国際大学にヘリが墜落をしました。その時に、実は現場を全部米兵たちが封鎖したんですね。日本の警察も、沖縄県警も入れなかったんです。その中に。それから消防も消火作業だけは手伝わされましたけど、そのあとは中に入れてもらえないです」
玉川「それだけの大事件だから、きっと報道もやってきたと思うんですけど?」
前泊「はい。報道も入れませんでした。取材を拒否されると。カメラを止められてしまう」
<ナレーション:9年前の取材テープには、その衝撃的な事実が残されていた!>
琉球朝日放送・実近氏「ぶつかった衝撃でしょうか。火災の熱の影響でしょうか。校舎は壊れています
下から米軍関係者が出て行け、出て行けと先ほどからしきりに叫んでいます」
ナレーション<このあと取材班はアメリカ軍から撮影したテープを提出するよう求められたという。
さらに、規制線の外でさえも>
琉球朝日放送・謝花氏「いま、アメリカ軍がずっと私達のビデオをフィリミングをしないように、止めるようにずっと訴えています」
日本人取材クルー「Why?」
米兵「This is too dangerous right here right now. Let’s Go! C'mon!! Let’s Go!!」
日本人取材クルー「No Danger now!!」
米兵「Go!!!」
日本人取材クルー「No Danger Now!」
米兵「C'mon!!」
日本人取材クルー「Why?」
米兵「Out!!! Let’s Go!!! I told you C'mon!」
日本人取材クルー「米軍の関係者に引き戻されて、なかなか現場に近づくことができません」
<ナレーション:こういったことは沖縄だけに限らず、日本中、どこでも起こりうると、前泊教授は言う。その理由とは>
前泊「地位協定上、この米軍の財産については米軍が管理することができると。それから、落ちたものについても、これについても米軍は財産とみなすわけですね。米軍のヘリも落ちたあとでも、米軍の財産とみなして、それはアメリカが押収することができるので、その現場を封鎖して管理することができるというふうになってるんです」
<VTR終了>
玉川「これは、沖縄国際大学って民有地ですからね。これ、米軍基地のなかの話じゃなくて、そこにヘリが落ちて、もうその中には警察も入れないんです。つまり、ある種、日本の主権がもうその瞬間から及ばなくなるわけですよ。どんな場所であっても」
松尾「落ちた残骸が財産だという解釈で。そうすると、周りにある建物や日本の土地は日本の財産ではないんですか?」
玉川「その瞬間から」
松尾「その日本の財産を管理するのだということでも近づけないわけですか?」
玉川「そうです。なんか無法な感じがするでしょ。でも、無法じゃないんですよ。それは決められてるんです。日米行政協定。これ、地位協定の前。同じものですけどね、基本的には。
52年にですね、『日本国の当局は…所在地のいかんを問わず、合衆国軍隊の財産について』これヘリの場合ですね。落ちたヘリ。『捜索または差押を行う権利を有しない』
これはさすがにやっぱりまずいだろうということで、行政協定が地位協定に変わりました。その時に、削除されました。しかし、じゃあ削除のまま、今まで続いてるのかというと、それは違います。違うんです。
どうなったかというと、この52年と60年のあいだに、合意されてる
合意されてる議事録というのがあるんですが、そのなかにほぼ同じ文言、どころか、プラス『検証を行う権利』もなくなっちゃったと。だから、協定上はなくなったんだけども、その協定の下にある日米合同委員会とか、そういうところが決めるんですけれども、まあお互いの両国の政府同士が決めた決めごとで、こういうふうなことはできるんだと。
だから、アメリカ側としては、普通に当たり前のことをやってるというふうな感覚なんですよね。こういうふうなことで、行政協定では、日本の国土、領土であっても、場合によっては、それはもう日本の主権が及ばなくなるよということは、お互いOKと」
高木「すいません、その53年に『検証を行う』というのを付け足されたのはなぜなんですか?」
玉川「そこは分かりません。そういうふうな部分というのは、なぜとかっていうのは出てこないんですよ。やり取りの中身というよりも、こういうふうに決まりましたよで、出てきます」
羽鳥「付け加えられましたよってことでしか」
玉川「はい。結果がでてくるだけ。じゃあ、これ地位協定っていうのは変えられないのかと。これもまた常識なんだけど、どうせ、変えられないんでしょ?と思ってる方もいらっしゃるかもしれないんですけど、なぜなんだ。なぜなんだということで、かつてこんなことがありましたって、また先ほどのパイロットの高橋さんですけど、聞いてください。VTR」
<VTR開始>
高橋「数年前に実際にあった事例なんですが、グアムの上空で日本の航空機が米国の戦闘機と異常接近しまして、緊急回避操作をとって、これは非常に安全上、重大な事例なんですけれども、後日、私どもパイロット組合のほうは国土交通省ならびに外務省に、その事実があったのかどうなのか、その後の対応について要請を行ないました。
ところが、非常に反応が遅くてですね。
我々としてはしょうがないので、直接、米国大使館のほうに、その事例について同じ要請を行ないました。そうしたところ、1、2週間のうちに、やはり、この事例が実際にあったと、これ非常に重大な事例だということで、謝罪とともに、その後の対策までしっかりしていただきまして、これは非常に評価できる内容でした。
その米国大使館の担当者が私たちに言ったことが非常に印象的だったんですけども、本来、これは国の外務省ならびに国交省の方が対応すべき案件であるのに、なんであなたたちパイロット組合の方が、こんなことをやってるんだというふうに、彼らに言われたことは我々としては非常に印象的でした」
<ナレーション:日本政府は、本来やらなければいけないことをやっていないだけではないかと、高橋さんは言う。一方で、日本以外の国々は地位協定を変えてきたと語る前泊教授>
前泊「訓練するときはイタリア軍に事前に許可をもらえと。そうでなければ訓練をさせないというふうに言ってきたんですね」
玉川「それは、地位協定は変えたんですか?」
前泊「地位協定を変えました」
玉川「イタリアで?」
前泊「はい」
<ナレーション:さらに、アメリカ軍を撤退させることができた国まであるというが、いったいなにが違うのだろうか>
前泊「たとえば、そのイタリアの場合ですけれども、いまオスプレイの問題で、低空飛行訓練を日本中でいま展開しようとしていますね。これについては、イタリアでは、低空非常訓練を禁止してるんですよ。
かつてこれは、ゴンドラを低空飛行訓練で切っちゃって、たくさんの人が犠牲になったんです。そこで、イタリア国民は怒って、今度から訓練をするときは、イタリア軍に事前に許可をもらえと、そうでなければ訓練させないというふうに言ってきたんですね」
玉川「それは地位協定を変えたんですか?」
前泊「地位協定を変えました。それから、フィリピンの場合でもそうでしたけれども、彼らは、それこそ基地をどけるということで決めてしまって、そして、どかすことが実際に上院で決めたら、それが通っちゃいました」
玉川「要するに、フィリピンがフィリピン国民として、もう米軍基地はなしにするというふうに決めたら、米軍は出て行ったということですか?」
前泊「出て行ったんです」
<VTR終了>
玉川「ということなんです。これ、ちょと早いですけど、結び行きますね。
地位協定が変わらないのは、日本が主張しないだけなんじゃないのかというふうに思えて仕方がないんですね。いかがですか?」
高木「さっき、パイロット組合、安全委員会?の方が、アメリカ大使館に行って、言われたことというのがあったじゃないですか。なんで、あなたたちがやってるんだと。例えば、その行かれたときに、外務省なり、担当省庁の人たちは、付いて行ったりとか、発言とかなかったんですか?」
玉川「いや、どうも『いた』らしいですよ。後ろのほうに」
松尾「え?『後ろにいた』ってどういうことですか?」
高木「『いた』だけですか?」
玉川「いや、ちょっとこれ以上、言っていいのかどうか、ちょっと、あれなんですけど、いないことはなかったです。だから、もしかすると、大使館の人は、パイロット組合の人にそういうふうに言ってた、組合といっても労働組合じゃないですからね。有志の集まりみたいなもんなんですけど。彼らに言っていながら、実はうしろにいる人にも言ってたんじゃないですかね」
松尾「ひょっとしたら、そのあたりでぼやっと、想像ですけど、つまり、日本の外務省は、アメリカに対してなんか言うということは、もうタブーになってるっていう状況なんじゃないですか」
玉川「可能性は非常に高いですね。僕もいろんな人から話を聞きますけれども、そういうふうなニュアンスは非常に強いですね。ええ、いつのまにかそうなっちゃったと。昔はそうじゃなかった。でも、いつのまにかどうなったと。
だから、主張すれば変わるんですよ。オスプレイだって、低空飛行して、嫌だって言ってる人、いっぱいいるわけです、日本のなかに。騒音の問題もあるし。イタリアはやめてるんですから。やめろって言ってやめたんですから。だから、できない話じゃないんです。
もう、地位協定は変わらないんじゃないし、もうなんでも変えられるんですよ。もう、変えられないと思っている常識が間違ってる。私はそういうふうに思うんですけどね。なんとかしてほしい、今日のそもそも総研でした」
羽鳥「んん〜、そうですね。はい」
(毎回、厳しい現実を知らされるたびに「アホ」のふりする羽鳥くんの困り顔は、『そんなアメリカに嫌われるようなこと言って自分の仕事がなくなっちゃうのはやだなー』と、それこそ権力側の顔色伺う『奴隷』思考の表れとお見受けしますな、毎度毎度(笑))
*ちなみにアメリカ大使館の対応に関して、一見、我々日本国民に対して配慮している善良な米国の側面を感じさせるような部分(パイロット組合の人がそう感じているようなニュアンス)がありますが、アメリカは非常に狡猾です。日本の一般国民に対して言ってることと、実際に裏でやってることは全く違います(トモダチ作戦がいい例)。アメリカが日本のことを占領している属国だとして紛れもなく扱っていることは、彼らにとって日本の外務省は、自分たちの部下みたいなもんです。つまり、会社に例えればよく分かる話で、顧客(カネを払う日本国民、ここでいうパイロット組合)に対して、自分の部下(日本の外務省、国交省官僚ら)を叱っておいて、社会的な体裁を取り繕いつつ、外ヅラ的には相手を納得させるクレーム処理みたいなもんで、あとで自分たちの部下に恩を着せ、さらなる従属を強いる。『お前たちのせいで俺がこんな目に遭ってるんだぞ』と、自分が蒔いた種のくせして、そういう不条理なことを平然と従属国の日本に対してやるのが、戦後ずっと続いている占領国に対するアメリカの占領政策の一環であり、間接統治のひとつの手法であり、唯一、日本にだけ工作が成功したとのたまうほどのアメリカ様の本質です。それを許しさらに助長させてるのが、まさに日本国内の官僚ならびに学者、マスメディアなどのエスタブリッシュメントたる利権化した特権エリートたちの『国民を犠牲にしても、自分たちだけが生きのびるためには長いものに巻かれる』が『賢い人間』のすることだという思考であり、そのための支配構造が構築されたのが今の腐りきった日本の上層部社会であり、そのヒエラルキーをある意味、知らず知らずのうちに『お上』意識として容認するよう刷り込まれた『お任せ主義』的無関心、放置してきた僕ら国民のせいでもあるとも言えそうです。じゃあ、何をすればいいか、もう分かるでしょう。
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