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http://31634308.at.webry.info/201304/article_13.html
2013/04/13 22:42 かっちの言い分
陸山会事件で、2審で有罪になった石川議員は以下の記事のように最高裁で闘う、議員も続けると言っていた。そうだ、その通りだと思っていた。
明暗分かれた“師弟” 石川被告「最高裁で闘う、議員は続ける」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130313/trl13031323070008-n2.htm
しかし、急に地元紙である北海道新聞に、石川議員が議員を辞職する意向という報道が流れだした。こんなことは石川議員が言わない限り報道されないものなのにと、奇異に感じていた。
その内実が、以下の記事で明らかになってきた。この内容を読むと、実にキナ臭い。大地の鈴木代表が、石川氏が議員となっているのは大地の議席だから、議員を続けるか続けないかは大地の意向もあると述べている。それも、石川議員は最高裁でも有罪判決が出る可能性が高いので、今上告しないで3年間の公民権失効で我慢して、再度選挙に出ればいいと言っていると報道されている。
新党大地・鈴木代表 石川議員の上告に難色「次の選挙のため」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/449996.html
新党大地の鈴木宗男代表は17日、札幌市内で開かれた党の会合で、政治資金規正法違反の罪で二審で有罪判決を受け、上告した同党の石川知裕衆院議員(39)=比例道ブロック=について「小選挙区で勝っているなら石川さんの判断でいいが、新党大地としての議席だ」と述べ、代表として近く上告取り下げを促す意向を示した。
判決が確定すれば石川氏は失職、公民権が3年間停止され、期間中は公職選挙に立候補できなくなる。
鈴木氏は会合後、記者団に「判決は不当だが、最高裁は上告を棄却するだろう。司法判断には1年ぐらいかかり、次の総選挙が3年後だとすると出馬できなくなる」と予想。「石川さんの政治家人生を止めるべきではない。次の選挙に出られる体制を取るのがベストの選択だ」と述べた。<北海道新聞3月18日朝刊掲載>
キナ臭いと言ったのは、石川議員が議員を辞めれば、鈴木氏の長女の貴子氏が繰り上げ当選し議員となる。この話がなければ、鈴木氏の話を素直に聞けるのだが、他人事ながら素直に納得は出来ない。他人事と言ったのは、最終的には石川議員が決めなければならないからだ。鈴木氏自身は、自分の潔白を主張するため最高裁まで戦った人である。その人が、最高裁はダメだからあきらめて刑に服せというのは、何とも悲しい。
確かに、この陸山会事件は異常な事件で、鈴木氏の事件も同じように東京地検特捜部が仕掛けた事件であり、政治家を抹殺するための事件である。1審のトンデモ推認登石裁判長、ゴビンダ氏冤罪飯田裁判長と、まるで有罪にするために仕組まれたような裁判であり、最高裁まで戦っても同じ流れと見なせない訳ではない。しかし、上告をしないということは、自ら罪を認めたということになる。上告して最高裁で負けても、最後まで無罪を訴えたという事実は残る。自ら罪を認めたことと根本的に違う。
こんな事を他人は簡単に書けるが、実際の当事者にとっては生易しいものではない。他人がとやかく言えるものではないので、石川議員の判断を待つ。それにしても、日本には正義の裁判が行われないこともあることに怒りを覚える。戦後60年、日本の司法も劣化してきている。世の無常を感じる。
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