アイスランドの教訓から，高金利で外国からの資金を集め、自国のバブルを膨張させ繁栄させた国家は、バブルが崩壊すると、デフォルト（支払い停止）せざるをえなくなる。そしてバブル崩壊で外国からの資金が逃出すと、株・土地・債権・通貨が大暴落する。また外国からの資金が逃げ出すと、自国通貨は暴落するため、物価高騰・品不足・購買力激減で、経済は大混乱する。国内国外からの消費者カードの引出しが停止され、パニックは国境を超える。

日本はアベノミクスで大企業と金持ちだけは救済してパニック発生を避け、貧乏人は自己責任だから救済しないために，世界信用恐慌の二番底・三番底を体験する。株や土地の暴落や高騰,物価の高騰が、実態経済（企業の決算・生産・雇用・消費）に影響をあたえるという「連鎖」出来事は、誰でも予期できる。しかし膨張した通貨は，水のあふれた河と同じです。次々と予期しない箇所から水がもれ、水位を下げないと、堤防は次々と決壊します。

今回の世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因。世界に同時波及する。バブルは国ごとに時差と姿を変えて発生する。バブルの正体は見えない。株式であれ投信であれ企業であれ土地、住宅、ビルであれ，買手が売手の四倍以上になれば、バブルは急激に膨張し、必ず弾ける。そしてバブルの発生がその姿を変えるために予知できない，そのために破裂するインジケータの足音も聞こえない見えない。信用を膨張させるバブルの真犯人が紙幣だということを現実の生活に埋没して隠れて見えない。

紙幣を土台とした金融商品は、自然に信用を膨張させバブルを発生させる。人間はバブルから教訓を学び、二度と繰り返さないように、制御コントロールしようと努力する、だが、バブルは姿を変えるために、その破裂を予知できない。だから、政治が干渉しないことが、経済にとって常にベターであると勘違いして放置してしまう。

アベノミクスで株価が上がると早く売らないと損失が大きくなることを恐れるパニックを発生させ、バブルが弾け、激烈な価格切下げ競争に突入することになる。金融商品は自然に信用を膨張させる。バブルは確実に炸裂する。定期的にバブルの発生と消滅を繰り返すことになる。

今日では紙幣を印刷すれば、百倍の赤字を埋めることができる。紙幣や国債の増発して金持ちを救済して穴埋めするとハイパーインフレとなる。一地方自治体や一官庁なら、一罰百戒効果はあっても、暴動が全国に波及する恐れはない、と思っているらしい。インフレ待望論者は、インフレを起こせば、国家や企業の赤字は、手品のように消えてなくなる。と同時に、利益のない低価格に悩む企業を助けられるという妄想を抑えることができない。

日本は消費者の所得は増やさないまま、生産工場を海外に移転してしまっている。そのために内需，国内市場が縮小するため、消費者物価のインフレは発生することができない。そして、アベノミクス円安株価上昇のセイで、３年半ごとの景気循環さえ見えなくなる。バブルの膨張が頂点に近づく足音は、匂いはしても聞こえない。そして世界経済は関税と通貨切下げ競争で、最低10年間以上は悪夢にうなされることになる。ＴＰＰや二国間の交渉，これは第一次世界信用大恐慌前後と同じ状況に突入したことを意味する。

昔も今も、財務大王は人民に我慢を強制するだけで、金持ちのかまどの煙しか気にする様子がない。我々は古今未曽有のパニックを迎えることになる。マスコミと財務大王はサービス業や海外に資金が流れないからイフラ内需にまわるから雇用も改善すると大嘘。原発の安全神話と同じではないか。80年周期の世界恐慌の二幕・三幕は避けて通れない。

原因が分かって解決できないことはありません。自然エルネギーから産業革命を10年前倒しすると世界恐慌は収束し技術革新が未曽有の繁栄をもたらします。ちなみにキンは国家が買い上げ宣言すると1オンス3500ドル(ＭＡＸ8000ドル)とドルユーロ円がキンとリンクすると為替は1ドル100円〜150円(ＭＡＸ200円)になるはずです。