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日銀黒田総裁 なぜ「カラーパネル」を用意できたのか
http://gendai.net/articles/view/syakai/141853
2013年4月10日 日刊ゲンダイ
政策決定会合の形骸化の表れ
黒田日銀総裁が「次元の違う金融緩和」を宣言して以降、円安・株高が止まらない。
先週の金融政策決定会合後の記者会見で、黒田は「政策を分かりやすく伝えれば、期待を変えられる」と大型のカラーパネルまで使って、身ぶり手ぶりで政策効果を説明した。これをメディアは「黒田流」ともてはやし、株価急騰の理由と持ち上げるが、金融の専門家からは「ちょっとおかしいんじゃないか」と疑問の声が上がっている。
「なぜ政策決定会合の結果が出た直後に、あんなパネルが用意されていたのか」というのだ。
日銀の金融政策決定会合は、総裁と2人の副総裁、6人の審議委員の計9人で構成される日銀の最高意思決定機関・政策委員会のメンバーによる合議制の会議だ。政策の決定は基本的に多数決で決められる。それなのに、今回、直後の会見に何種類ものカラーパネルが用意周到に準備されていた。要するに、ハナから結論ありきだった可能性が高いのだ。
「市場では、次の4月26日の政策決定会合後に金融緩和策が発表されるとみられていました。しかし、黒田総裁は就任後初の会合で、特大級のサプライズをぶちかまそうと考えていたらしい。今回の政策決定会合に向け、リフレ派ではない政策委員にも相当な根回しに動いていたといわれています。白川前総裁のような日銀プロパー時代はあり得なかったことですが、黒田総裁は元財務官僚です。アジア開発銀行総裁のころも根回しに長けていることで有名でした。日銀の政策決定会合は完全に形骸化してしまったということです」(金融ジャーナリスト・小林佳樹氏)
昨年末も政策決定会合の朝に安倍首相が白川前総裁に電話を入れ、追加緩和とインフレ目標の導入を念押ししていたっけ。安倍・黒田の2人で日本の金融政策を決めてしまうなら、決定会合なんて“セレモニー”はいらない。
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