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2013-04-10 07:00:39 生き生き箕面通信
おはようございます。
生き生き箕面通信1570(130410)をお届けします。
サンデー毎日の最新号(4月21日号)が、爆弾スクープと銘打って、小沢一郎氏の近況を伝えています。主見出しは、「習近平が小沢一郎にかけた『3回の電話』(全真相)」。サブ見出しが「安倍政権を揺さぶる『米中の謀略外交』」です。
要約すると、「習近平、李克強の中国2トップが小沢氏に会談を持ちかける電話をかけてきた。また、米国の軍需企業オーナーの関係者が小沢氏のブレーンに接触し、『小沢氏を、中国・北朝鮮を含む東アジア和平実現の特使に起用できないか』と打診してきた。米中双方から小沢担ぎ出しの話が出てきた。小沢氏は米中の見立て通り鍵を握る存在になるのか」というものです。
爆弾スクープと打ち出した割には消化不良気味の内容ですが、小沢氏のもとへ米国からもアプローチがあるというのは、事実とすれば、意外な印象です。マスメディアが演出する「小沢隠し」とは別に、その筋の小沢氏への力量に対する評価は根強いものがあるといえそうです。
北朝鮮が挑発の度を強め、場合によっては「朝鮮戦争再発」も無視できないと、安倍首相も自衛隊に対し、高度の警戒態勢を取るよう指示しました。アメリカ軍もイージス艦を配備。しかし、米国の本音は、中東とアジアの二つの紛争に同時に対応するのはいまやムリ。なんとか「北」の暴発を食い止めたい、というところです。ところが、安倍政権は発足後いまだに中国とのパイプがつまったままで正式ルートが機能するメドは立たない。
そこで、期待するのが小沢氏の中国トップとの太いパイプです。小沢氏は習近平氏の天皇との会談を実現したいきさつがあります。中国首相の李克強氏は若いころ、岩手の小沢氏の私宅で起居をともにした仲です。米国にしてみれば、いまはアジアで事を大きくしたくないので、中国の「北」への影響力行使を強く働きかけてほしいのです。
中国としても、小沢氏を支えることで”借り”を返す一方、小沢氏を支えることが、安倍首相を揺さぶることにもなるという読みがあるようです。しかし、小沢氏は3度とも「今はその時期ではない」と、電話に出なかったと伝えています。
北朝鮮は、「戦争が起きた場合、外国人が被害を受けることを望まない」と、自国からばかりでなく、韓国からも外国人が退避するよう、テレビなどを通じて勧告しています。心理戦の様相が強いとはいえ、「万一の場合」も排除できないほど緊張感が高まっています。
「戦争勃発か」という危機的な状況に対しては、平時を前提にした官僚の前例主義では全く対応できません。安倍政権でも誰ひとり、主体的に考え、事態に対処できる政治家は皆無です。結局、揃いもそろって、アメリカさま頼みなのです。日本で対応できるのは、ただ一人、小沢氏のみといわざるを得ない状況なのです。
いま、日本の政治の中枢に小沢氏を担ぎ出すことこそ、日本に平和をもたらすカギになります。それはアジアを、さらには世界に平和をもたらすことにつながります。しかし、それでもなお、小沢氏を封じる力の方が強いのがいまの日本の実状です。日本はみずから坂を転げ落ちる途を選んでいることが見えないようです。
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