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http://31634308.at.webry.info/201304/article_9.html
2013/04/09 22:32 かっちの言い分
昨日、東電福島原発の放射能汚染水の漏れについて本ブログについて、東電では問題処理が出来ない程どうしようもないと書いた。今日の各紙の社説にこの事故が取り上げられた。以下に各社のタイトルと肝心な要点を以下に引用し比較した。
この新聞社の中には読売新聞は居ない。この会社は原発推進を声高に発信する会社である。日本の重大事故も平気な顔をして社の考えを述べない。TPPも声高に推進せよという。こんな新聞に騙される国民もどうしようもないが、日本にとって重大で都合の悪い出来事には口を噤んで、あらぬ方向に誘導する報道をするのは許せない。
朝日新聞:汚染水漏れ―福島原発の態勢見直せhttp://www.asahi.com/paper/editorial.html?ref=com_top_pickup#Edit1
福島第一原発で、放射能汚染水が地下貯水槽から漏れていたことがわかった。
同原発では、急造の設備で原子炉に水を注ぎ、冷やし続けている。汚染された水は海に流せず保管するしかない。その汚染水の一部が漏れた。
先月起きた長時間の停電を含め、原発事故がなお継続していることを物語る。
核燃料を取り出すまで、抜本的な解決策は見あたらない。電源確保や汚染水タンクの増設など、リスクに先手を打つしかないが、後手に回っている。
今回も3月中旬から水漏れをうかがわせるデータがありながら、対応が遅れた。
現状は、東京電力の管理能力を超えているのではないか。
汚染水について、そもそもの誤算は冷却水をループ状に使い回して原子炉を冷やす「循環冷却」ができなかったことだ。
東京新聞:福島・汚染水 事故はまだ続いているhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013040902000140.html
2013年4月9日
停電の次は放射能のある汚染水漏れ。東京電力福島第一原発で深刻な事故が続いている。ところが事故の当事者たちから危機感が伝わらない。東電は被害者の視点に立って現実を見直すべきである。
穴を掘り、遮水シートを敷いて、浸出水を防ぐという構造は、普通のごみを埋め立てる最終処分場の構造と基本的には同じである。遮水シートが破れやすいのも、継ぎ目部分が弱いのも、ごみ処理の世界では基本知識と言っていい。
一九九〇年代、東京・日の出処分場など、全国で有害物質を含んだ浸出水が問題になった。だから家庭ごみの処分場でも、漏水には細心の注意を払う。
のり面を鋼矢板で遮水したり、漏水を検知すると自動的に修復されるシステムを備える施設も、今や珍しくはないという。
相手は放射能である。家庭ごみ並み、あるいはそれ以下の扱いとは、あまりに危機感が見えなさ過ぎる。
東電はすでに先月半ばには、遮水シートの近くで微量の放射能を検知するなど、汚染水漏れの兆候をつかんでいたという。それなのに対策は講じられなかった。
今回の汚染水漏れも「事故」とは言わず「事象」と呼んだ。専門用語はともあれ、普通の人が聞いたらどう感じるか。
毎日新聞:社説:原発汚染水漏れ 場当たり対応は限界だhttp://mainichi.jp/opinion/news/20130409k0000m070126000c.html
2013年04月09日 02時30分
貯水槽の水位は3月中旬から下がり始め、その後、シートの外側で放射性物質も検出したのに、東電は漏えいと判断せず、速やかな公表もしなかった。先月起きた使用済み核燃料プールの冷却停止で情報公開の遅れが批判されたにもかかわらず、その危機管理意識の低さ、相変わらずの隠蔽(いんぺい)体質にはあきれるほかない。
日経新聞:原発の汚染水対策に内外の知恵集めよhttp://www.nikkei.com/article/DGXDZO53760430Z00C13A4EA1000/
多種類の放射性物質をいっぺんに取り除ける新型の処理装置で汚染水を浄化し、海に流すことも検討された。しかし現在の技術では取り切れない物質が残るため、漁業者などから海への放出には強い反対がある。処理装置の導入は汚染水の汚染度を下げ保管などをしやすくするだろうが、現状では問題解決の切り札にはならない。
当面、汚染水は安全に管理しながら貯めるしかなく、その間に浄化技術のさらなる改善や炉心冷却のやり方の工夫など、あらゆる手立てを尽くす必要がある。時間はあまり残されていない。原子力規制庁や関連学会の専門家はもっと知恵を出すべきだし、東電は内向きにならず海外にも積極的にアイデアを求める姿勢が必要だ。
上記の各紙の共通した論調は、東電の危機意識の欠如、また独自での対応がもう出来ないと断定している。またこの漏水の事実が3月からわかっていながら、相変わらずの隠蔽体質であることを指摘している。工事自体の質が極度に落ちているのである。作業者自体が、放射能を恐れて、お金に魅せられてきやって来たほとんど素人の集団が作業を行っているのではないだろうか?
本ブログで再三述べているように、事故の内容がとてもプロがやった事故の内容でないからだ。今回の貯水槽のシートの作製も、設計ミス、作業ミスと言われ始めている。原発事故処理の多岐にわたる作業の全体を統括をしているのは誰かなのか?国も、もう他人事ではない。大変な事態が起こりそうである。況や、原発推進などと平気で言えるような状態ではない。
生活の小沢代表は、この原発事故は政府が率先して収束しなければならないと述べている。今やその事態になってきたと言っていいだろう。
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