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国会でプロの法律家が果たす役割について強調した若狭氏
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130409/plt1304091214003-n1.htm
2013.04.09 ZAKZAK
自民党が今年夏の参院選に比例区で擁立する方針の元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏(56)が本紙の取材に応じ、出馬を決意した経緯を語った。弁護士、テレビのコメンテーターとして過ごす刺激的な日々になぜ終止符を打とうと決めたのか。そこには、刑法など不条理な法律を放置できないという強烈な「プロの法律家」としての意識があった。
検事、弁護士として多くの刑事事件に関わってきた。それだけに、現行の刑法が抱える矛盾は知り尽くしている。
「強盗が懲役5年以上なのに強姦は同3年以上。明治時代に作られた刑法には男尊女卑の精神が残っている。昔ながらの精神を一度、整理しなければ日本における新しい共通の価値観が生まれず、あるべき姿に移行できない。おかしな法律を正し、必要な法律をきちんと作っていくことがプロの法律家としてできることになる」
若狭氏によると、自民党から正式な出馬要請があったのは今年1月。弁護士やテレビのコメンテーターとして活躍するなか、何の不満もなく将来的な不安も感じていなかった。しかし、「年齢的なことを考えても国のため、社会のために最後のご奉公をできる機会は今しかない」と、要請を受け入れることにした。
永田町に対する危機感は強い。「野党は巣が壊され右往左往して飛び回るハチような状態だ。野党がしっかりまとまり、与党と対等に近い立場で議論できるのが民主主義のあるべき姿。現状は極めてよくない」と指摘する。
野党に転落した民主党が盛んに叫んだ政治主導にも「法律のプロが必要」と若狭氏は考える。
「官僚は限定的な分野の法律のプロ。官僚と対等に議論するには、法律的な力が必要だと思う。真の政治主導にはプロの法律家の力が欠かせない。民主党が失敗したのは、政治主導を官僚の排除とはき違えたからだ」
プロ意識の強い若狭氏は1956年生まれ、東京都出身。80年に中央大学法学部を卒業後、83年4月に検事に任官。東京地検特捜部検事や同副部長、横浜地検刑事部長、東京地検公安部長などを歴任した。特捜部時代にはゼネコン汚職事件などを手がけ、2009年3月に退官。現在、弁護士活動のほか本紙の人気コラム「読み解き鍵で350度視界良好」(毎週木曜日掲載)を担当するなど多忙な日々を送っている。
法律家としてのキャリアを重ねた若狭氏だが、「選挙はずぶの素人で、街頭演説の経験もない。今は正直言って恥ずかしい」と苦笑する。ただ、「積極的に情報を発信して国民と対等な立場で議論したい」とも。上から目線のセンセイに変身する心配はなさそうだ。(久保木善浩)
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