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必読!別冊宝島『現代日本の謀略事件 誰も書かなかった日本最大のタブー』・・・事件の背後には米国の影が!
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04/09 01:22 日々坦々
別冊宝島で『現代日本の謀略事件 誰も書かなかった日本最大のタブー』という本が出ている。
現代日本の謀略事件 (別冊宝島 1981 ノンフィクション)
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≪ライブドア事件で、なぜ野口は殺されたのか。中川昭一酩酊事件で外務省官僚は、なぜ飲酒を放置したのか。そして陸山会事件でなぜ無理ヤリ小沢を裁判に追い込んだのか等々、様々な不可思議な事件が起こっています。大手新聞やテレビなどのマスコミはほとんど報道しませんが、そこにどす黒い権力の陰謀が働いているかもしれません。このような、日本の不可思議な事件の真相を探りつつ、日本の謀略事件の真実を探ります。帝銀事件、下山事件、ロッキード事件など、戦後から現在まで、権力の陰謀に迫ります。(アマゾンの「内容紹介」より)≫
ちょっと長くなるが目次を全て貼っておく。この目次を読めば、すぐにでも読みたくなるはず。
現代日本の謀略事件 誰も書かなかった日本最大のタブー (別冊宝島 1981)
現代日本の謀略事件目次
まえがきにかえて……2
スペシャル対談大谷昭宏VS宮崎学
様々な事件には裏がある
「権力を疑え」……6
謀略事件史年表……14
第一章
平成の謀略事件……15
2009年
小沢一郎の追い落としのための謀略か!?
陸山会事件……16
2002年
謀略を超えた白昼堂々の暗殺
石井紘基刺殺事件……20
2010年
21力国、1万人以上が情報入人手!
警視庁国際テロ捜査情報流出事件……28
1983・2009年
突然すぎる死の真相
中川国会議員親子の不可解な死……32
2002年
親米の外務官僚によって失脚させられた二人の政治家
鈴木宗男と田中真紀子事件……36
1995年
日本を震揺させたカルト教団
オウム真理教事件……42
2004年
スター学者の国策逮捕
植草一秀チカン事件……46
1998年
省庁解体に追い込まれた風俗接待
大蔵省接待汚職事件……50
2012年
その背後にアメリカの思惑あり
石原「尖閣諸島購入発言」事件……54
第二章
昭和の謀略事件……59
1988年
メディアと検察が微罪を大罪にした
リクルート事件……60
1976年
アメリカが仕組んだ謀略の狙いは何か?
ロッキード事件……64
1968年
公安警察の過激派対策に使われたのか?
三億円事件……70
1970年
憂国の大作家は殺されたのか?
三島由紀夫自決事件……74
1971年
痴情騒ぎにすりかえられた密約問題
外務省機密漏洩事件……78
コラム ビートルズの公演という謀略?………82
1965年
数々の不審死の裏に隠された汚職
九頭竜川ダム汚職事件……84
1955年
自民党結党とアメリカのズブズブ関係
保守合同の裏面史……88
1948年
GHQの内部対立からはじまった汚職事件
昭和電工疑獄事件……94
1949年
自殺か、それとも犯人はGHQ? 過激共産党員?
下山事件……98
1949年
国鉄三大ミステリー事件のひとつ
松川事件……102
1948年
ついに死刑にできなかった権力
帝銀事件……106
あとがきにかえて……110
参考文献……111
この「まえがきにかえて」で権力の謀略はあると次のように書かれている。(一部中略)
≪謀略というと、第二次世界大戦前の話や映画の中のことで、せいぜいアメリカや中東でのCIAのことしか思い浮かべないかもしれない≫
が、必ずあると…
その理由として、
≪まともにやっている人を、倫理的にはまったく間違っていない人を追い落とすためには、女(追い落とす相手が女性だったら男)や金などのスキャンダルでおとし入れるか、抹殺するしかないからだ。
特に、その人が権力に近い力を持っている、あるいは多くの人たちに影響力を及ぼす人であれば、間違いなくやられる。
いや、力や影響力のない者のことなど、どうでもいい。無視しておけばいいからだ。無視できない存在だからこそ、そして、間違ってはいないからこそ、追い落とすためには謀略が必要になる。ただし、謀略をするのは、その追い落とすべき人と謀略を起こそうとしている人の利害が対立していなければならない。同じ仲間だったら、そんなことをする必要はない。仲間内の喧嘩はあるだろうが、そんなことはさせておけばいい。≫
そして一番興味深いのが、「謀略の要件」で、謀略を起こす立場から説明する場合として4つあげている。
1、利害が対立している。
2、相手に正当性がある。
3、正当性のある相手は力があって、影響力がある。
4、相手の正当性を認めると、相手の力や影響力によって、自分の利益がなくなる。あるいは、自分の利益が奪われる。 それも相当な利益が。
そして権力の謀略には歯止めがなく罰する力がどこにもないと指摘し、だから謀略は暴き出して公にするしかないと、この本の存在意味が書かれている。
陸山会事件は典型的な謀略事件であり、この本でも一番最初に取り上げられている。
「小沢一郎追い落としのための謀略か!?陸山会事件」
(以下、引用&要点)
≪小沢の資金管理団体「陸山会」による土地購入を巡り、不正蓄財疑惑を騒ぎたてられた小沢一郎。しかし、何度裁判をしても彼は無罪だった。≫
≪いま、もっともイメージのよろしくない政治家は?
そんな質問を投げかけたら、かなりの比率で小沢一郎の名前が挙げられるのではないだろうか。
そして、小沢一郎の名を挙げた人に、その理由を質問したとすると、おそらくは明確な答えは返ってこないだろう。
汚職議員、裏で悪いことをしていそう、金権政治家といった答えが一部にあるだろうが、それらについて、何か具体的な例を提示できるケースはまずないだろう。
西松建設事件、陸出会事件の名前が出たら、それはかなり政治に関心のある人ということになるだろうが、それらの事件で、小沢一郎本人は有罪にはなってはない。≫
不思議なことに、悪人のイメージの小沢一郎の、その悪人たる理由というものは、実は存在していないのである。
デフレ時の増税に反対し、マニフェストを守れと主張する小沢を、国民は悪人だ、金権政治の権化だと毛嫌いする。
これはいったい、なぜなのだろうか。
と問題提起し、小沢さんが自民党を離党してからの歩みを振り返る。
そして西松建設事件では、小沢さんだけではなく自民党を含む多くの有力議員にも献金が行われていたにもかかわらず、マスメディアによって連日小沢さんについてのみ報道されたことに触れている。
多くの国民は、この西松建設事件が「事件にすらなってない」ことが知られることなく、一方的にメディアによって悪いイメージを植えつけられてしまった。それが今でも多くの国民のイメージとなっている。
民主党代表であった小沢さんを政権交代がなされる総選挙の半年前にこの事件をでっち上げられた。その辺を次のように書いている。
≪小沢を総理大臣にしないための謀略が、西松事件であり陸山会事件であったのだ。そして、検察側しか知りえない情報で、小沢のイメージを損ねるものだけが逐一メディアにリークされ、小沢の悪人イメージのみが拡大した。では、小沢の総理就任を阻んだのは誰か。それを実行したのは検察でありメディアであるが、その裏に存在するものは、何であろうか。≫
ここでは、米国に背き中国に近づいたことだとしている。
≪民主党代表選に出ることかなわず総理になれなかった小沢は、その年の暮れ、背後に姦くものに対し、強烈なメッセージを送りつけた。
2009(平成21)年12月10日から13日までの小沢訪中団である。
民主党議員143名を引き連れたこの訪中団は、日中関係史上最大規模であり、小沢の強い意志がそこにはあった。
小沢は胡錦濤との会談で「人民解放軍でいえば、野戦の軍司令官として頑張っている」と言い放った。選挙についての言葉とされるが、ここでの敵とは、小沢と中国の共通の敵であるアメリカに違いない。小沢のこの姿勢こそが、陸山会事件の原因である。
(中略)
田中角栄が一番愛した弟子の小沢が角栄を裏切ったのは、実力をつけて角栄の弔い合戦をしようと思ったからではなかったろうか。アメリカと親米官僚への小沢のリベンジは、メディアと検察のタッグにより打ち破られた。
無罪を勝ち取った小沢ではあるが、すでにその力のほとんどは失われていた。≫
もう少し複合的なものが絡んでいるように思うが、これは一つの見方ではあるとは思う。
日本の権力が米国にべったりであり、日本は米国の属国でことがよくわかる文書が発見された。
公開された外交文書で、砂川事件において田中耕太郎最高裁長官が米国側に日程を伝え、
「(最高裁の)評議では実質的な全員一致を生み出し、世論を揺さぶりかねない少数意見を回避するやり方で評議が進むことを願っている」と駐日米公使に伝え、結果的にその通りになっている。
参照:砂川事件
≪1957年7月、東京都砂川町(現立川市)の米軍立川基地に、基地拡張に反対するデモ隊の一部が立ち入り、7人が日米安全保障条約の刑事特別法違反で起訴された。東京地裁は安保条約に基づく米軍駐留が憲法9条に反するとして59年3月に全員を無罪としたが、検察側は高裁を飛ばして最高裁に上告(跳躍上告)。最高裁大法廷は同年12月に1審を破棄した。差し戻し審で7人の罰金刑が確定した。≫
この事件について次のようにツイートした。
日々坦々 @hibi_tantan24
米国の植民地として媚びへつらう日本の権力機構、政治(自民党)、最高裁、検察、経済界、マスメディアなどの実体がよくわかる! 「最高裁長官が上告審前、米に公判日程漏らす」関連スクラップ http://bit.ly/11H81Lj
この他に米国隷従言論人や記者、コメンテーターやキャスターなど、何等かの利益供与を受けて米国の意向に沿う発言をし、米国の意向に沿わない人物を攻撃してきた。
この本の「あとがきにかえて」でも次のように書いている。
≪謀略事件を、ひとつひとつ丁寧にひろっていくと、その背後にはアメリカの影がちらつくケースが多い≫
ウィキリークスでも暴露されたが、米国の意向で日本の総理大臣が決まるという、日本は完全にアメリカの植民地なのであり、米国要人の内密の訪日やCIAスパイなどは、米軍基地から何の検閲もなく入ってきては出ていくというような莫大な特権が在日米軍などに与えられている。
これこそが本当の意味での「在日特権」である。
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