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2013/4/6 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
安倍首相みずから経団連に「賃上げ」を求めた今年の春闘。トヨタなど大手自動車各社でボーナスの満額回答が相次ぎ、大手メディアは「アベノミクス効果だ」と大騒ぎしたものだ。
ところが、現実には、今年の「春闘」、ほとんど「賃上げ」はされなかったようだ。まだ、最終的な集計は行われていないが、経団連がきのう(5日)発表した「第1回賃金回答集計」によると、大企業の定期昇給を含む賃上げ率は、前年に比べ0・03ポイント減の1・91%と2年連続で低下した。回答額の加重平均は6203円と37円の減額である。「アベノミクス」の効果などなかったのだ。
調査は主要21業種の大手240社が対象。最終集計は6月に発表される予定だ。東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏がこう言う。
「一握りの大手企業はボーナスを大盤振る舞いしましたが、月給を上げるベアはほとんど実施されなかったということです。大手企業がこの調子では、労働者の7割を占める中小企業はもっと悪かったはず。実際、平均株価だけは高騰していますが、企業業績はまだ改善されていない。アベノミクスの効果が続いたとしても、企業業績が本格的に回復するのは1年後。もし、途中で息切れしたら、ボーナスアップも今年限りになります」
◆アベノミクスの効果なし
しかし、サラリーマンの給与が増えなければ、個人消費は活発にならず、景気も上向かない。連日、高騰を続けている株価も、いずれ頭打ちになりかねない。
それでなくても、市場からは「当面の政策は出尽くした感が強い。安倍政権の財政政策や税制も一巡しており、市場はアベノミクスの成果を確認する段階に入るだろう」(メリルリンチ日本証券・神山直樹氏)といった声が出ている。すでに日銀は政策を出し尽くしたという見方だ。
「黒田総裁が記者会見で語った『戦力の逐次投入はしない。現時点で必要な措置をすべて講じた』という発言を聞いて、市場が『もはや弾切れか』と不安を感じているのは確かです。この先は、企業業績が株価を左右することになるでしょう。来週からは、ローソンやイオン、ユニクロなどの小売業の決算発表が本格化します。もし、予想より悪かったら、失望売りが出る恐れがあります」(大手証券マン)
それにしても、「ボーナスが上がった」とバカ騒ぎした春闘はなんだったのか。
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