http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/176.html
Tweet |
http://sun.ap.teacup.com/souun/10525.html
2013/4/6 晴耕雨読
2013年4月5日(金)
http://www.daichi.gr.jp/diary/diary_2013_04.html
東京新聞朝刊25面毎週金曜日は「本音のコラム」、佐藤優さんである。
今日は、「情報業務と自殺」と言うタイトルだった。読者の皆さんに全文ご紹介したい。
--------------------------
2日朝、外務省から内閣情報調査室に出向している内閣参事官のA氏(男性、50歳)が、都内自宅の浴室で遺体で発見された。状況から練炭自殺をしたのではないかと見られている。筆者は、A氏をよく知っている。心から哀悼の意を表明する。外務省のキャリア職員でロシア語を研修し、インテリジェンス部局で勤務することの多い人だった。外務省では、国際情報統括官組織(前国際情報局)の幹部として勤務したことがある。
インテリジェンス業務には、激しいストレスがかかる。適性のない人が、こういう業務に従事すると、心理的に追い詰められて自殺を図ることがある。筆者が国際情報局分析第一課に勤務したときも隣の課の首席事務官(外務省独自の役職で、他省の筆頭課長補佐に相当)が、地下1階のボイラー室で縊死した。このときは国際情報局が総力をあげて、「ノイローゼによる自殺だから事件性や構造的問題はない」と新聞記者に働きかけ、大きなニュースにはならなかった。去年は、海上保安庁から出向している国際情報統括官組織の企画官が自宅で自殺した。種々の憶測報道がなされたが、外務省から納得のいく説明はなされなかった。A氏の死に関して、外務省は誠実に真相究明をし、今後、インテリジェンス部局から自殺者がでないような人事配置をしてほしい。(作家・元外務省主任分析官)
--------------------------
文中のA氏とは、加賀美正人氏のことである。佐藤さんは加賀美氏であることを知っているが、あえて名をふせている。かつての同僚であり一緒に、ソ連・ロシアと仕事をしてきた仲間である。
名前を出さない佐藤さんの優しさ・思いやりを感じる。佐藤さんは善人であるとつくづく思った。その佐藤さんを使いきれなかった外務省は国益を損ねたと言ってよいだろう。表現のしかた、配慮された文字を私は注意深く観察することにしているが、佐藤優さんは改めてインテリジェンスの第一人者であるとつくづく感じるものである。
鈴木宗男
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK146掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。