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橋下氏の国政進出を実現させたい慎太郎氏だが難問山積
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130404/plt1304040710000-n1.htm
2013.04.04 ZAKZAK
★鈴木哲夫の核心リポート
日本維新の会の石原慎太郎共同代表が“捨て身の作戦”を仕掛けている。年齢や体調不良から引き際を察してか、維新の橋下徹共同代表(大阪市長)の国政進出に道筋を付けようとしているという。党大会で見せた、慎太郎氏の毒舌パフォーマンスの背景と、側近や親友らが明かす苦悩とは。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が核心に迫った。
「人前に出てきたことで、マスコミの騒ぎも落ち着くだろう」「橋下氏とのテレビ対談や記者会見を見て、慎太郎氏の考えがよく分かった」
慎太郎氏は2日、維新国会議員団役員会に出席し、約1カ月半ぶりに国会に復帰した。長く支えてきた側近は安堵(あんど)しながら、3月30日に大阪市内で開かれた維新の党大会を振り返り、冒頭のように語った。
注目の党大会、退院直後の慎太郎氏は東京からテレビ電話で参加した。記者会見では「軽い脳梗塞だった」といい、「石原なんか早く死ねばいいと思っているんだろうが、そうはいかねえぞ」と毒舌を放ったが、側近は何が分かったのか。
「ポイントは、慎太郎氏が『今年夏の参院選に出ろ』と、橋下氏にしつこく迫ったこと。あれは流れを作ろうとしている。橋下さんを国会に押し上げるまでが自分の仕事で、そうすれば役目は終わる−と考えている」
慎太郎氏と長い交流のある同窓生は「彼(=慎太郎氏)は自分の体には神経質というか、気が小さいんだなと苦笑し、こう続けた。
「脳梗塞だけじゃないだろう。長男の伸晃氏が自民党総裁になれなかったことや、3男の宏高氏に公選法違反の疑いがかけられていること。さらには、長年連れ添った秘書の1人が闘病生活に入ったことなど、精神的に相当参っていた」
そして、前出の側近の見方を肯定する。
「このままでは、何のために都知事を辞めて国会に来たのか分からない。最後は、橋下氏の国会進出の道筋をつけて、憲法改正を確実にしてから勇退というのが、一番彼らしいんじゃないか」
去就が注目される橋下氏については、官邸周辺も「総理を狙っているはず」と分析し、維新議員も「東西で深い溝がある維新を立て直すには、橋下氏の国政進出しかない」と期待するが、2つの障壁があるという。
1つは、後継者問題。大阪都構想をあれだけブチ上げて、改革半ばで放り出すわけにはいかない。国政に転身するなら、万人が納得する後継者を立てる必要がある。維新の大阪府議がいう。
「橋下氏のブレーンが昨年、全国的な知名度がある関西出身のアナウンサーに打診したが、『政治に興味はあるが、やるなら生まれ故郷の自治体で』と断られた。その後、いい後継者が見つかっていない」
もう1つの壁は、二人三脚でやってきた維新の松井一郎幹事長(大阪府知事)との関係だ。
松井氏に近い維新幹部(地方議員)は「橋下氏は反既成政治の立場で、松井氏は自民党に近い保守政治家、と色合いが違う。微妙な関係だが、ともに『いずれ国政で勝負したい』と考えながら、補完し合って維新を前進させてきた」という。
そのうえで、橋下氏のブレーンは「松井氏が『橋下さん、先に国政に出ろ』といえば別だが、そうは言わないだろう。出るときは一緒だと思っているのでは。橋下氏も『自分だけ先に国政に行けば、維新内部に不協和音を生む』と思っている。かなり気を使っている」と語る。
慎太郎氏は、こうした壁を打ち破れるのか。
■すずき・てつお 1958年生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部などを経て、現在、日本BS放送報道局長。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「汚れ役」(講談社)など。
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