http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/873.html
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日本が、ロシアやモンゴルとの経済的政治的関係を強化することは重要だと考えている。中国との関係で有利なポジションを得るためにも、ロシア・北朝鮮・モンゴルとの関係強化は有効であり必要でもある。
中国共産党が、安倍政権がモンゴルと関係を強化する目的について「一石三鳥」を狙ったものと論評しているが、一つ抜けていると思う。
それは、オバマ大統領に約束した「北朝鮮との国交正常化」の促進である。次に示す投稿でわかるように、モンゴルと北朝鮮の関係は親密度を深めている。
安倍首相のモンゴル訪問では、北朝鮮問題も秘かに話し合われた可能性が高いと考えている。
外務省は、今回のモンゴル訪問で、「一石三鳥」以上の「一石四鳥」を狙ったのかもしれない。
※ 関連投稿
「日朝協議「そう遠くない」 :なぜかテンポアップの日朝交渉」
http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/204.html
「北朝鮮とモンゴルのディープな急接近」
http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/225.html
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一石三鳥を狙った安倍首相のモンゴル訪問
日本の安倍晋三首相は3月30、31両日にモンゴルを訪問した。銭江晩報が伝えた。
日本の首相によるモンゴル訪問は7年ぶりだ。2006年に当時の小泉純一郎首相は退任前のカーテンコールに応えるようにモンゴルを訪問した。その7年後、安倍首相は就任の序曲の1つとしてモンゴルを訪問。日蒙の「戦略的パートナーシップ」の推進に力を入れると表明した。
アナリストは今回の安倍首相の訪問には(1)モンゴルの豊富な鉱石炭、石油、レアアースなど鉱物資源の獲得(2)政治・外交面でモンゴルから支持を取り付け、北東アジアでの孤立無援状態から脱却(3)モンゴルを抱き込んで、対中戦略包囲網を形成--との3つの狙いがあると指摘する。
■モンゴルの豊富なエネルギーに垂涎
安倍首相とモンゴルのアルタンホヤグ首相は3月30日に会談し、「戦略的パートナーシップ」の発展を強調した。
「戦略的パートナーシップ」という言葉は7年前の小泉首相のモンゴル訪問時にも提起された。中国社会科学院日本研究所の高洪氏は「当時、小泉氏はモンゴルに6億円もの手みやげを持っていき、多くの技術援助も約束した」と指摘する。
礼を受けたら返礼するのは基本的な外交マナーだ。では日本はモンゴルに何を求めているのか。
安倍首相モンゴル訪問の第一の目的は、モンゴルの地下に眠る豊富なエネルギーだ。北京大学の日本専門家、王新生氏は「モンゴルのレアアースに主に興味を抱いていた以前と異なり、今回日本は石炭資源をより欲している」と指摘。「東日本大震災後に原発が受けた影響は小さくない。日本はこれまでのいつにも増して石炭火力発電を必要としている。今回彼らは世界最大という炭鉱を開発して日本のエネルギー需要を満たすつもりだ」と説明した。
■北東アジアでの地位向上を望む
今回の訪問ではエネルギー協力以外に安全保障協力も強化すると日本側は表明した。
中国国際問題研究所の楊希雨氏は「6カ国協議参加国に加え、モンゴルは北東アジアの安全保障構造に不可欠な第7の国だ。日本はこの第7の国と安全保障協力関係を確立して、北東アジアの安全保障構造における地位と影響力を高めることを望んでいる」と指摘する。
日本はまた、ロシアとモンゴル、中国とモンゴルの間に「戦略のくさび」を打ち込んで、この地域におけるロシアと中国の安全保障協力・メカニズムを牽制することを企てている。
さらに安倍首相とアルタンホヤグ首相は会談で、米国を含む日蒙米事務レベル協議枠組みを構築し、政治や安全保障など幅広い分野で意見交換することで合意した。
■モンゴルを引き込んで中国を牽制するのは現実的でない
だが片手だけで拍手はできない。安倍首相のモンゴルに対する計画は一方的な願望なのか、それともすぐに呼応を得るものなのか。高氏は「経済面では後者寄り、安全保障面では恐らく前者寄りだ」と指摘。「モンゴルは地理的に中露という2つの強大な国家にはさまれている。このため国境を接しない『隣国』を求め続けてきた。モンゴルは以前、米国を求めたことがある。このため日本も積極的にモンゴルの第4の大きな隣国になろうとしている。この点から見て、双方の経済協力、つまりいわゆる戦略的パートナーシップ確立の可能性はやはりある。だがモンゴルは中国と多重の淵源関係にあり、対中依存度はやはり相当高い。結局のところ中国は巨大な存在であり、日本がモンゴルとの関係強化を通じて中国封じ込めを図るのは、ほぼ不可能だ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年4月1日
http://j.people.com.cn/94474/8191167.html
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