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2013年04月01日 天木直人のブログ
もうTPPの話は終ったと思う。あとは交渉を上手くやってみろというだけの話だ。米国の無理難題を国民の前ではねつけて日本の利益になるようにしてみろというだけの話だ。しかしそうならないだろう。きょう4月1日の各紙を見るだけでもこれだけの問題が書かれている。
東京新聞は書いている。貿易自由化交渉は乱立していると。TPPのほかにFTA、EPA、
RCEPなどが一斉に動き出した。世界では200を超える数にのぼる。TPPだけやっている場合ではない、と。
毎日新聞はWTOの次期事務局長に立候補したインドネシアの観光・創造経済相の言葉を引用してこう書いている。 「(TPP交渉参加により)我が国は多くの法律や規則を変えなくてはならず、受け入れられるか見定める必要がある」、「閉ざされた貿易圏をつくるのではなく、東アジアの経済圏統合に向け、開放をめざすべきだ」と。 インドネシアさえ、今は入らなくてもいいと言っているのだ。
極めつけは日経新聞の、「こんなはずではなかった」という記事だ。そこには「オバマ大統領とは握ったはずだ、それなのに何故オバマ大統領の動きは鈍いのか」と愚痴る安部首相の焦燥が書かれていた。
しかし安倍首相は自らの無知を恥じるべきだ。
3月30日の日経新聞は今頃になって米通商代表部(USTR)のマランティス代表代行が、「貿易相手国の市場開放に向け、TPAを巡る作業を始めたい」と米上院財政委員会で表明したと書いている。
TPAとは2007年に失効した貿易促進権限のことである。 俗にファストトラック(追い越し車線)と呼ばれるものだ。外国との通商協定案について米大統領が一括・無修正の審議を米議会に求める権利のことである。
つまりオバマ大統領はこれまでのTPP交渉において、権限なく交渉してきたのだ。オバマ大統領が各国に秘密交渉を求めて来たのはそのためだ。オバマ大統領は米国議会にさえも知らせていなかったのだ。TPPは気がついたら米国議会がやめろ、と言って頓挫することさえあるかも知れない。オバマ大統領の本当の交渉相手は米国議会なのである。米国議会の了承を得るために日本に厳しく当たるのは当然である。そんなTPPに交渉参加表明したこと自体が間違っていたのである・・・
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