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2013年04月01日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「こいつら、やっぱりタメだ」と改めて思い知らされた。それは、日本維新の会の大阪派といわれている小沢鋭仁元環境相や松野頼久衆院議員らのことである。
日本維新の会は3月30日、大阪市内で結党以来初の党大会を開いたが、その前夜、大阪市内の飲み屋に集まり、親睦会を開いたところ、集まった国会議員は、大阪派ばかりで、東京派の「旧太陽の党=旧たちあがれ日本」の平沼赳夫元経産相や片山虎之助元総務相、園田博之衆院議員らは全く姿を見せなかった。東京派にも招待状送付や呼びかけがなされたのかどうかは不明だが、マスメディアから「旧太陽の党の人たちはだれも参加していなかったのはどうしてか」と聞かれた大阪派の国会議員から「党を出て行きたいやつは出て行けばいい」という答えがはね返ってきた。日本維新の会は、衆院議員54人(うち、東京派14人、大阪派40人)、参院議員3人(うち、東京派3人、大阪派0人)と小政党なので、1人でも多く入党者を増やして、党勢拡大を図らなければならないにもかかわらず、若手の多い大阪派から、ペテランの多い東京派に対して、丸で「出て行け」とでも言っているような言い方をしていたのでは、この小政党の明るい未来はない。
ましてや、「出て行け」と言っている国会議員は、総選挙(2012年12月16日)前に民主党を離党してまず、大阪方の橋下市長率いる「大阪維新の会」に参加した者。民主党を離党した際、これらの国会議員は野田佳彦前首相や岡田克也前副総理、前原誠司前戦略担当相、長妻昭元厚労相、安住淳前幹事長代行、鈴木寛参院議員らから『出て行きたいヤツは出て行け、すっきりした」とさんざん軽蔑の目で見られた。
それが今度は、旧太陽の党のペテラン議員たちに向かって「出て行きたければ出て行け」と平然と言ってのけている。一体、これはどういう感覚なのか。
◆本来、政党というのは、党勢拡大を図るために、懸命になって「求心力」を働かせなければならない。それが結党初の党大会を開催する前夜から、「党分裂」を望むかのように「遠心力」を働かせている。
その原因は何かを探ってみると、1つは、東京派が海千山千のベテラン議員揃いで、何かにつけて老獪な動きをするので、経験の浅い若手ばかりの大阪派は、「してやられてしまうこと」が多い。このため、いつもニガニガしく思っている。
もう1つは、国から支給される政党助成金をだれが牛耳っているかである。この資金は、所属している国会議員の頭数で支給されるので、どうしても国会議員がいる東京で管理することになっている。すると、当然、共同代表の石原慎太郎共同代表がいる東京のべテラン議員が、党を支配しようとする。共同代表の端下徹市長、幹事長である大阪府の松井一郎知事は、国会議員バッチをつけていないので、この政党助成金には口を出せず、手も足も出せない。ここに大阪派国会議員の不満が渦巻いている。もちろん日本維新の会の創設者である橋下徹市長や松井一郎知事も自由に使えず不満タラタラなのである。
このままでは、日本維新の会の分裂は不可避ということだ。石原慎太郎共同体表は3月30日の党大会で東京からのネット中継で橋下徹共同代表に向かって、「橋下さんは、去就をはっきりして、参院議員選挙に出るべきだ」と水を向けたが、その真意は「政党助成金を自由にしたかったら、議員バッチをつけたらいい」と言うことである。
いずれにしても、「カネがすべての大阪人」の一人である橋下徹共同代表に、「くやしかったらここまでおいで」とからかったのである。どちらもカネの亡者。「カネの切れ目が縁の切れ目」となりそうだ。
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