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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130330/stt13033017020006-n1.htm
2013.3.30 17:00 産経新聞
日本維新の会の石原慎太郎共同代表は3月30日、東京・赤坂の維新の会国会議員団本部で記者会見し、「軽い脳梗塞」のため入院していたことを明らかにした。後遺症については「ほとんどない」とし、議員辞職も否定した。記者会見のやりとりは次の通り。
■後遺症はほとんどなし
「さっきの橋下さんとの対談の冒頭に申し上げたんだけど、私もねえ、ちょっと身体を思いがけない形で壊しましてね。入院しているときに、テレビとか新聞、限られたニュースで、世界を眺めてね、だんだんこの国が取り残されていくような、非常に焦燥感に襲われたんですが、まあ、そういうものを起死回生させるよすがに維新の会がなってくれたらいいなと思ってます」
司会者「それでは、これから質問を受けさせていただきます。時間はだいたい10分程度を予定しておりますので、簡潔に、社名、氏名を言った上でお願いを申し上げます。それから今日…」
「(司会者を遮るように)私の入院の理由は、軽い脳梗塞でした。どうもちょっと自分の身体の異変に気がついて、おかしいなあ、と思ってねえ。私、大脳生理学に興味がある人間なんでねえ、戸塚宏(戸塚ヨットスクール校長)の応援なんかしている間にいろいろ勉強もしたんだけども、これちょっとおかしいなと思って。それで早速ね、病院にリファーしたら、『とてもまずい兆候かもしらんから、すぐ来てください』というんで、行って調べてね。『早めに来て非常に良かった』と医者に言われました。それで非常に徹底した治療を受けましてね…」
「なんか日本の男の成人病(生活習慣病)の典型の一つは心筋梗塞と糖尿病と脳梗塞なんだってな。僕はそんな暴飲暴食した覚えもないし、ずいぶんスポーツもしたつもりなんですがね。ある日突然ね、ちょっとこれ、俺の身体おかしいなあっていう気がして、医者に症状を訴えたら『非常に危険な兆候なんですぐ来なさい』と。早めに行ってよかったです」
司会者「質問につきましては、今日は、党大会を踏まえての会見ということでございますので、政治問題等につきましての質問ということに限らせていただきますので、よろしくお願いいたします」
「まあ、朝日(新聞)あたりはねえ、俺のこと好きじゃないらしくて、『水に落ちた犬はたたけ』っていうことでね、勝手なことを書いてて。本当に卑しいね、メディアっていうのはね。人の不幸っていうのはそんなに楽しいのかね。人を陥れることにそんなエクスタシーがあるのかね。下劣な話だと俺は思うけどもな。聞いたら加藤紘一君も何か2回ぐらい倒れたんだって?塩ちゃんも倒れたんだってね、塩川正十郎も、彼はまあ、90(歳)過ぎてて…」
−−「党大会の対談の中でも、99%回復してといわれてましたが」
「ええ」
−−「もう後遺症とか、そういったあたりは大丈夫なんでしょうか」
「ほとんどないですねえ。ちょっと左手のねえ、ちょっと左手の指先の感覚が鈍くなった感じがしてねえ。それ感じたのはねえ、靴のひも結ぼうと思って、なんか指がもつれてうまく行かないんで、おかしいなと思ったんだけどね。それ失認というんですよ。専門語でね。失認、物を失する、失う。認識を失う。失認っていうんだけどね。どうもそのイシューじゃないかなあと思ってね。それで、果たせるかな、そしたら、そういう証拠が出てきまして、それは治しました。僕は利き腕が左だもんだからね、これから字書いたり絵かいたりするときに…。まあ、ワープロなんかはミスタッチで済むけども…」
■橋下徹共同代表に参院選に出てもらいたい
司会者「すいませんが、党大会に質問に限らせていただきますので」
「はっはっは」
司会者「では、後ろから2番目の方」
「どうせみんな早く石原が死にゃあいいと思ってるんだろ。そうはいかねえぞ。俺が死んだら日本は退屈になるぞ」
−−「1カ月間、病床の中で一番考えてきたことは何か」
「それはやっぱりねえ、早くちゃんと、要するに日常に復帰したいと思いましたね。で、頭はそんなぼけてないなあと思って。僕は入院している間に二つほど非常にいい短編小説を書きました。短編小説は君、難しいんだよ。短いだけにねえ、複合的にもの考えてね、伏線とかいろんな言葉の選択があるから。で、自分で読み直してみてなかなかよくできてるなあと思ったんで。まあ、そんなに頭はぼけてないなと自信を持ちました」
−−「先ほどの対談で、橋下徹共同代表に次の参院選に出た方がいいというふうに言われたのか」
「出てもらいたいね、僕は」
−−「大阪都構想となどいろんな改革が完全に成し遂げられてない中でもいち早く出てくるべきだと」
「彼はねえ、そういう点でねえ、非常に政治家として男としてつらい立場に今あると思う。本当にそれはよく分かるねえ。隔靴掻痒(かっかそうよう)というかね、今の国会を眺めていてもどかしさがずいぶんあると思うな。本当は彼なんか衆院向きの人間だけども、衆院(選)というのはだいぶ先になるでしょうからねえ。大阪の知事からあえて市長に転じて1年半ぐらいたったんですか。彼はし残した仕事もいろいろ痛感しているし、大阪の市民の期待もあるだろうからねえ。とにかく大阪っていうのはむちゃくちゃになっちゃったからねえ、同和の問題を抱えてねえ。それに対するフラストレーションっていうのはやっぱり、どういうのかなあ、大阪の市民は持っていると思うしね、逆差別の問題たくさん出てるし。だいたい西成区なんて驚くほどのパーセンテージの人間が生活保護もらってんですよ、そういうもの背景にしてね。そういうものもみんな知ってるからね、彼もそれを敢えて身体張ってかえようということで市長に転じたんだろうし、その政治家としての志というか意気込みというか、そういうものと現実の板挟みで非常につらい選択を彼に僕は強いたことになると思うけど、やっぱりなんていうのかなあ、参議院そのものがフォーカスされるためにもやっぱり維新の会がこれから伸びていくためにも大変大きなメルクマールだと思うし」
「それから自民党と公明党の連帯っていうのはどうなるんですかねえ。私は想像つかないけどね。公明党はおそらく改憲に非常にリラクタント(乗り気でない)でしょうね。で、国民がそれを許容するかしないか。公明党といえど、やっぱり日本人、日本の民族を代表しているつもりの政党なんだろうから、さっき言ったみたいに何が肝心かということを考えない政党は政党の体をなさない。そういう点では、何というのかなあ、憲法というのは非常に大きなトリガーになると思いますよ」
■議員活動は継続
−−「これからも議員活動は続けていくのか。引退という報道も出ているが」
「誰が引退するって言ったの?」
−−「いや、週刊誌などで」
「週刊誌呼んでこい、ここへ。張り倒してやるから」
−−今日、発表された日本維新の会の綱領だが、憲法の部分は石原色全開というか、かなり大幅に書き換わったと思うが、橋下さんとはどういうやりとりをして最終の形に落ち着いたのか
「いや、彼は、なんていうのかな、まだこの自分じゃ、ちょっとこの綱領、食いたりないと思うんで、石原さん、あなたがレトリシャン(修辞家)なんだから、任せますから。もう一つねえ、自分は物足りない感じがするんで。僕もそんな感じがするしね。あれはなんていうのか、予備稿みたいなものがどっかで漏れちゃってね、メディアの人たちがちょっと失笑を買った節があるんだよ。これはだめだと、このままじゃだめだぞということで、藤井(孝男衆院議員)君が手入れたりなんかして、それでもなお、なんというかなあ、皇室に関する文言というのは、何か、僕は知らないんですけどねえ、それはとってもねえ、気になるし、考え直してくれって言うから、僕はその原案というのは見てないんですけどねえ、ことさら綱領の中に入れるっつーのは、やっぱりこう非常に、限られた価値観みたいなもんになっちゃうんだろうから。あなたの言うこともよく分かるしねえ、考えましょう、ということで。もうちょっと骨太のものにしたいなあということで手を入れました」
−−来週には党首討論があると思うが(実際には来週中に党首討論は予定されていない)、出席するのか
「出ますよ。言いたいこといっぱいあるからねえ。この間の予算委員会の質問でも言い切れないこといっぱいあったしねえ。(次の質問を)どうぞ」
−−いいですか?
「また朝日かよ。何だい?」
−−維新の会として、今日、参院選の一次公認が発表されたが、1人区の擁立がうまくいってないようだ。現状について代表はどう考えるか
「そりゃねえ、選挙っていうのはやっぱりねえ、非常にタクティカルなものがあるからねえ、いろんな背景が複合的に、何というのか、選択を強いてくるんで。特に1人区というのはねえ、人口が限られているでしょうし、橋下君がしきりにふわーっとした民意というか、そういうものがつかみにくい節があるし、何か非常に地域性の濃い選挙になったりすると、なかなかねえ、ちょっと落下傘みたいな形で通るのは難しいんじゃないかな」
−−それでは自公の過半数割れという目標が達成できないのでは
「とにかく1人区では、とにかく全区で候補者を立てようということでやってきましたけど、なかなかあれだよねえ、東京なんかだって、華のある候補者が見つからないで苦労してんだよ。一人いたんだけどね、だめだ。東京都に取られちゃった。サッカーの川淵(三郎)キャプテンを、絶対彼をひっぱり出そうと思ってたんだけど、どうも首都大学の理事長になっちゃったんで、残念なことでしたね。(プロスキーヤーの)三浦雄一郎が(エベレスト登山から)生きて帰ってきたら、三浦に出てもらうか」
司会者「以上を持ちまして記者会見を終了させていただきます」
「どうも。これから生きている限り憎まれ続けますから」
−−橋下さんは参院選に出てもらえそうですか
「これはやっぱりねえ、彼の人生かけた問題だからねえ。そうねえ、いって頼むのは易しいけどね、非常に苦渋の選択になると思うねえ。どうも、ありがとう」
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