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2013年03月28日 天木直人のブログ
きのう3月27日の各紙が一斉に報じていた。日本、中国、韓国の三カ国が「自由貿易協定」(FTA)を結ぶための交渉をスタートさせたと。
これは物凄く重要な動きだ。
日本国民はこの協定交渉の進展状況を最大の関心を持って見守るべきだ。
なぜならばこの交渉の成否こそが日本の閉塞状況を打開してくれるカギを握っているからだ。
おりからTPP交渉の全貌が明らかになり、それにともなってTPP交渉の成立がそう簡単に行かない見通しがでてきた。
もし日中韓FTAが先行するようになればTPPなど吹っ飛んでしまうだろう。
いうまでもなく日本の最大の市場はすでに米国から中国に移っている。
米国から不当な要求を飲まされるTPPよりも、日中韓の間における相互互恵的な自由貿易圏ができれば日本経済にとってはるかに有益である事は明らかである。
そしてその事は、領土問題や歴史認識で動きがとれない日中韓の関係を雪解けさせてくれる効果を持つ。
そしてそれは取りも直さずアジア全体を活気づける。
マハティールがかつて提唱した東アジア経済共同体の実現である。
米国が干渉してこなければアジアは結束し、繁栄するのだ。
米国がもっとも見たくない現実だ。
だから米国は日中韓FTAの実現を指を加えて見逃すはずは無い。
様々な形で日本に圧力を加えてくるだろう。
米国の圧力に屈してこの歴史的チャンスをみすみす潰すのか。
それとも政治より経済を優先させて日本の対米自立を実現できるか。
果たし安倍政権内にそれを言い出すブレーンは出てくるのか。
それを実行する勇気が安倍首相にあるのか。
日中韓FTA交渉の行方から目が離せない・・・
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