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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2013032702000115.html
筆洗
2013年3月27日
東京新聞
謝る時の潔さもこの人の魅力なのかもしれない、と書こうと思っていたら、夜になったら前言を撤回していた。まさに朝令暮改。なんとも感情的に流れる人である。大阪市の橋下徹市長のことだ
▼大阪市が昨年二月、全職員を対象に実施した「思想調査」に対し、大阪府労働委員会が「組合活動に対する支配介入だった」と判断したのは一昨日の午前中だった。今後このような行為を繰り返さない、とする誓約文を組合側に渡すよう命令した
▼府労委の決定は至極、当たり前の結論だ。組合活動の詳細を根掘り葉掘り問うアンケートを市長の業務命令として実施、記名回答を拒否すれば処分の対象になると脅したのだから
▼「大変申し訳なく思っている。異議はなく、組合に対し謝罪しなければならない。法に基づいた行政運営をしていく」。橋下市長は神妙に謝罪し、不服申し立てをしない意向を明らかにしていた
▼ところが夜になって豹変(ひょうへん)した。記者会見で組合側と弁護士が市長を厳しく批判したことに激怒。組合と全面対決し府労委に再審査を申し立てるという
▼かつて小欄で「いくら問題の多い役所としても、密告を奨励するアンケートを強行する人権感覚には慄然(りつぜん)とする」と書いたが、その意見は変わらない。潔く謝ったのは演技だったのだろう。批判されて乱れるような安っぽい演技なら、しないほうがよかった。
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