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http://www.nichibenren.or.jp/event/year/2013/130325.html
取調べの可視化の実現を求める市民集会2013
PC遠隔操作事件が明らかにした取調べの実態〜無実のあなたも自白する〜「やっていない人が、自白なんてするはずがない。」(日弁連)
PC遠隔操作事件は、この思い込みが誤っていることを明らかにしました。
では、被疑者・被告人とされた無実の方は、一体どういう心理状態に陥り、なぜ虚偽の自白をしてしまうのでしょうか。
この集会では、自白を得るために取調官が用いている様々な具体的手法、その危険性について、実際にえん罪被害者の弁護人を務めた弁護士、取り調べる側を経験した元検察官、取調べにおける心理に詳しい心理学者から、それぞれの経験を踏まえてお話しいただき、密室取調べの実態、虚偽自白が生まれる過程を明らかにします。
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Shoko Egawa @amneris84
1)今日の日弁連シンポ。個人的には最も興味深く意義深かったと思われる元検察官の落合洋司弁護士と法心理学が専門の高木光太郎・青山学院大学院教授のお話を連続ツイートします。
2)落合弁護士「取調官は被疑者と人間関係を作って、何でも話せる間柄になって、その中で自白を得るのを理想としている。しかし、そういう関係を結ぶのは難しく、勾留期限という時間的制約もある。先輩からも『確信を持って調べろ』と言われがち。取り調べで目指すのは自白、となる」
3)「そのために被疑者の心理的な動揺を狙う取り調べを行うことになる。取調官は、日々、どうやって落とすかを考えている。被疑者が犯人でない可能性を考えながらの取り調べは、まずしない。取調官が無実の可能性を考えれば、被疑者がそこに依存して真実を語らなくなる、とされている」
4)「検察官も、理屈の上では無罪推定は分かっているが、目の前の被疑者が無罪と思ったら自白がとれない。おかしいなと思うことがあっても打ち消していく。自分は、事実無根を主張しておかしいと思ったことはないが、故意の有無では、被疑者が嘘をついてないのではないかと思ったことはある」
5)「それは報告したが、そういうことは取調官としての適格性を欠くと言われかねない。「何を言ってるのだ。君の仕事は自白をとることだ」となる。個々の検事の問題ではなく、構造的な問題がある」。冤罪が明らかになったあとも、検察は検証をしてそこから教訓を学んでいないことについて
6)「う〜ん、うまくいった事件だけは(振り返りを)やるんですよ。うまくいいかなかった事件は、もう見たくない、という意識が働く。本当は、無罪となった事件こそ、しっかり総括しないといけない。公安調査庁の元長官の事件では、元検事であり元検事長だった人が、虚偽の自白をしている」
7)「人間関係を作って…を理想とする従来型の取り調べに意味がないわけではないが、虚偽の自白という大きな弊害を取り除くためには、可視化しかない。取調官が自白を目的としている以上、その裁量に任せるのは反対だ」(とりあえず了。高木教授の発言は後ほど)
8)高木教授「虚偽の自白をするのは、格別気が弱いとか迎合性が高いなど、被疑者側に原因があると思われがち。それは違う。虚偽自白は異常な環境に対する正常な反応、と言うべき。たとえば、私たちは下着姿で外には出ない。しかし、住んでる所が火事になったらどうか」
9)「火事の時には、着ているものは気にせず、下着姿だってそのまま逃げる。同じように、取り調べでの異常な環境に目を向けるべき。それに、火事の中では、下着姿を写真に撮られてツイッターで流される、といった将来の不利益を考える余裕もなく、今の深刻な事態を回避するための行動がとられる」
10)「同じように、取り調べにおいても、この事態が異常であり、この警察官がおかしいんだから、裁判になれば分かってもらえるだろう、というように、将来のことを深く考えず、今の苦しい状況を回避するために虚偽の自白は行われやすい」
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