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2013年03月25日 天木直人のブログ
きょう3月25日の毎日新聞は一面トップでスクープ報道した。
すなわち原子力委員会委員の秋庭悦子氏(64)が設立したNPO法人に、東電や電気事業連などが毎年多額の事業資金を提供していたことが分かったと。
まだこんなことが行われているのか。原子力ムラはまったく反省がない。
私が驚いたのは原発事故が起きた後の2011年度も、電気事業連合会から600万円余を受領し、さらに東電から163万円余、日本原子力文化振興財団から約250万円受け取っていたという厚顔さだ。
原発に反対する者たちは、このNPO法人とその設立者である秋庭悦子という人物に怒りをぶつけなければいけない。
しかし、私がここで言いたいのはそのことではない。
実はNPO法人の中には、このNPO法人のようにNPO法人という立場を巧みに利用して権力側から資金や情報を受け取り、権力側の手先のような役割をしているものが少なからず存在するという現実である。
NPO法人は非営利法人だ、非営利法人だからは悪いことをしない、という思い込みに騙されて、すべてのNPO法人は善意の法人と思いがちだ大きな勘違いだ。
政府からの補助金や予算目当てに作られたNPO法人はあまたある。
最初から権力側の手先となって事業資金を得ようとするNPO法人すら存在する。
いったん法人格を認められ、いったん予算が承認されれば、後は自動的に予算を受け取れるという安易なお役所仕事ぶりの現実に便乗し、どんどんと予算を手にするNPO法人がある。
この記事で指摘された「あすかエネルギーフォーラム」というNPO法人がそこまで悪質かどうかは知らない。
しかし全国にあまたある善良なNPO法人はこの「あすかエネルギーフォーラム」というNPO法人に怒りをぶつけなければならない。
毎日新聞のスクープ記事は、はらかずもこの国のNPO法人の抱える闇をあばいてくれたということだ(了)
電力業界資金提供:「安全神話」啓発でNPO利用
http://mainichi.jp/select/news/20130325k0000m040123000c.html
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