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★孫崎享氏の視点ー(2013/03/24)★ :本音言いまっせー!
いいかげんな議員だ。大西英男衆議院議員は、
東京16区の人々は知ってるでしょうか。
大西議員は03/22付け自分のブログの中で
「「専門家同士が討論するような形式で、孫崎氏の意見に対して
反論する機会が与えられるならば何の問題もない」と実質、白旗をあげた。
こんなに早く白旗あげるなら、そもそも何故国会で質問したか。
自分のブログで「私は、10分間の質問時間のために、
「戦後史の正体(2012年)」
「日本の国境問題――尖閣・竹島・北方領土(2011年)」
「日米同盟の正体――迷走する安全保障(2009年)」
「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか(1993年)」
など、孫崎氏の著書数冊を熟読させていただいた。
孫崎氏の博識には敬意を表するところであるが、史実や事実を
自らの独断と偏見で一方的に断じていることには疑問を感じる。」
と書いている。
本当に読んでいるのか。
「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか(1993年)」
はとっくに絶版になっている。
通常入手できない。よほどの愛読者でなければ入手できない。
そんなことも知らずに本の名前をただ列挙したのでないか。
さらに、「博識に敬意を表する」という部分と、
「独断と偏見で一方的に断じている」はどう関係するのか。
「日本の国境問題――尖閣・竹島・北方領土(2011年)」を
読んだと言っている。それなら国会での発言、
「それで私は孫崎亨氏の今日までの政治的な発言について調べてみた。
とんでもないんですねー。これは自らのツイッターや、
あるいはテレビ報道でも言っているが『尖閣は中国の領土だ』
『竹島は韓国の領土だ』こういったことを主張している。」というのなら、
どこに、『尖閣は中国の領土だ』『竹島は韓国の領土だ』と
記述してあるか。
どこに、「史実や事実を自らの独断と偏見で一方的に断じている」
ところがある可指摘してもらいたい。
自分のブログでは弁明は続く。
「こうした厳しい状況の中で、反論の機会が与えられない番組構成の
なかで、一方的に偏った言説のみを単独でとりあげることが
果たして政治的中立性を保っているといえるのかと思い、
NHKの姿勢を問うたところである。
公共放送たるNHK、ひいては公共物である電波を活用し国民の利益を
担保すべき報道機関は、政治的中立性や公平、不偏不党の報道姿勢を
貫くべきである。質問の中でも述べているように、専門家同士が
討論するような形式で、孫崎氏の意見に対して反論する機会が
与えられるならば何の問題もない。私が疑問に感じたのは、
孫崎氏の独断と偏見によるものとしか思えない言説を、
単独もしくは主たるコメンテーターとして、討論形式ではなく
扱うことにより、視聴者に事実に対する誤解を与え、世界に対して
間違ったメッセージを発信しないかということだ。
孫崎氏の言論の自由や評論活動を制限するつもりなど毛頭ない。」
しかし、国会質問では次のように言っていたのである。
「「NHKの番組において主たる評論家として、一方的に自己の、
我々にとっては正確を欠いている複数の人たちが出て、違った意を
いう事を妨げるものではない。
しかし、NHKの番組において主たる評論家として、一方的に自己の、
我々にとっては正確を欠いている、正しい認識とは思えないような
主張を延々と続けていく、こういう事が許されていいのかどうか。
NHKは日本の公共放送なので、その公共放送において、こうした
『尖閣は日本の領土ではない』という事を発言して、評論家活動を
行っている人間が活動しているという事は、これはやはり諸外国に
対して、日本の世論は揺らいでいるのではないかという事を
思わせかねない状況がある。」
大西議員の説明は詭弁であることは指摘しておきたい。
NHKは今まで何回か私のコメントを放映した。日曜討論であれ、
BSの放送であれ、ほぼ常に討論形式である。かつ大西議員が質問で
引用したNHKのケースも討論番組であったと思う。
NHKが「孫崎氏の独断と偏見によるものとしか思えない言説を、
単独もしくは主たるコメンテーターとして、討論形式ではなく
扱うことにより、視聴者に事実に対する誤解を与え、世界に対して
間違ったメッセージを発信しないかということだ」という形で
私のコメントを報じたことはほぼない。
報じたことのない事態を想定して、何故国会で質問しなければ
ならないのか。意図はNHKでの私の発言封じにあったことは明白だ。
大西英男衆議院議員の発言を見てみたい。
大西議員は衆議院総務委員会でNHK会長に対して
「会長が仰るように、言論の自由、不偏不党を守っていかなければ
いけないが、この人だけをテレビ出演させて、一方的な意見の表明を
させたという事は事実なので、これらについては十分注意を
していただきたいと思う」と言っっている。
国会での質問の出だしが、
「実は先日、早朝の会議に急ぐために車で移動していたら家内から、
『お父さん大変よ 、今、テレビでTPPはとんでもないという事を
やってるわよ 』という事で連絡があった。私はすぐ家内に録画を
録っておけよと言って、帰ってから深夜見たら、まぁとんでもない。
NHKじゃなくてテレビ朝日、8時からの【モーニングバード】で、
丁度、安倍晋三総理がTPP参加を表明した直後の放送だった。
そこで孫崎亨という評論家、これ外務省出身だが、この人がTPPという
のは『もう交渉の余地はない。決まってるんだ。今からでは手遅れだ。』
あるいは『これアメリカの国家利益に奉仕する枠組みで、
日本はアメリカの植民地化してしまう。』こういう事を、
メインコメンテーターとしてとうとうとやっている。
それで私は孫崎亨氏の今日までの政治的な発言について調べてみた。
とんでもないんですねー。」と言っている。
それで私も大西英男衆議院議員を少し調べてみた。
私は大西議員は、こちこちのTPP賛成の議員であると思った。
しかし、ブログ『日々雑感』の「TPPこれが自民党全議員の
衆議院選公約だ」をみると、毎日新聞「候補者アンケート」によれば、
なんとTPP反対になっている。ウィキリークスでも反対となっている。
東京16区(江戸川区)民に対してTPP反対で当選している。
3月9日付読売新聞は「岸田外相は8日の衆院予算委員会で、
環太平洋経済連携協定(TPP)に関し、新たに交渉に参加する国に、
〈1〉合意済みの部分をそのまま受け入れ、議論を蒸し返さない
〈2〉交渉の進展を遅らせないといった条件が出されていることを
明らかにした。」と報じた。
そして、「USTRによる声明文」では「この進展をもって、
関税(customs)、通信(telecommunications)、
規制の統一(regulatory coherence)、開発(development)を含む
いくつかの交渉グループは、今後の会合で法的文書に関して
再度集まっての議論は行われず、これらの分野において残った課題は、
合意がファイナルとなる最終ステージの会合で取り上げられる
予定である」としている。
それであれば、質問するべきは安倍首相や外務大臣に「交渉で守る」
といっているが本当かと問うのが筋道だろう。
それを「とんでもない」と決めつけている。
大西議員が選挙民に対して責任感を持つなら、TPP反対の立場から
事実を問うのが筋道だろう。
多くの自民党議員と同じだ。
選挙に当選するために「TPP反対」の旗を掲げた。
実際はTPP反対なんて思っていない。
そして、TPPの問題点を指摘する者を糾弾する者をNHKに出すなと
圧力をかけている。
今日本はおそろしい国に突入している。
正しい情報を発しようとするものを弾圧しようとしている。
NHKはどう対応するのだろうか。
それだけではない。自民党はどう対応しようとするのか。
いい加減な判断に基づいて、言論界から排除する、それを
自分の党の衆議院が国会の場において実施する。
このような状況を自民党が黙認するのか。
自民党は自由民主党であろう。
自由を標榜する党であろう。
その党が明々白々の言論弾圧を行って平然とするのか。
「わが党としては、わが党国会議員が特定の人物に対して、
十分な正当性もなく、公共の場で発言する機会を得ないように
圧力とみなされても仕方がない行動をとったことを遺憾に思う」位
述べてみたらどうか、
まあ、今の自民党は民主主義、自由主義を喪失した政党だから、
望むのは所詮無理と思うが。
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「大西英男議員の衆議院での私への批判」 孫崎 享
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