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2013年03月24日　天木直人のブログ

　動き出したばかりの習近平体制の中国が最初の公式訪問先としてロシアを選んだ。

　そして共同声明では米国のミサイル防衛計画を牽制し、習近平主席はモスクワ国立大学で講演し、戦勝国として中露で戦後秩序を守ると公言した。

　米国主催の軍事演習である環太平洋合同演習（リムパック）に中国軍が初めて招待された。

　２６日から日本を訪問するインドのサルマン・クルシード外相が日本記者を前に語った。日本が唱える日・米・印・豪による戦略的協力を批判し、インドは中国包囲網は築かないと明言した。

　これらはいずれも報道されている現実だ。

　極めつけはきょう３月２４日の日経新聞が報じている次の事実だ。

　知日派の王毅元中国駐日大使が外相になった時、我が国はこれは日中関係改善のメッセージだ、いや知日派であるからこそ日本に対して厳しい態度を取らざるをえない、などと独りよがりの解説に明け暮れた。

　その王毅外相は現実にはどう動いてのか。

　日経新聞のその記事はこう書いている。

　王毅外相は１６日の就任以降、すでにケリー米国務長官はじめ韓国や、独仏両国の外相らと相次いで電話で協議したが、岸田外相には電話をかけなかった・・・

　かかってこなければなぜ岸田外相のほうから祝いの電話をなぜかけないのか。

　その岸田外相はきょう２４日の朝のＮＨＫ政治討論番組に出演し、御用解説委員と御用学者を相手に日本外交を語っていた。

　国際政治の現状から遊離した、外交責任者と言論人の言葉の遊びである。

　それを垂れ流して外交をしていると錯覚させるＮＨＫである（了）

コメント
01. 2013年3月24日 14:57:57 : Y3nPO9hCj2 インドにも馬鹿にされて、追随外交、価値観外交ですか。
02. 2013年3月24日 16:04:28 : Tttb56fcFI > 日本が唱える日・米・印・豪による戦略的協力を批判し、インドは中国包囲網は築かないと明言した。 日本経済新聞では、東シナ海や南シナ海での権益拡大を狙う中国について 「米国や東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）を巻き込んだ「対中包囲網」には慎重な態度を示した。」 であり、「日本が唱える日・米・印・豪による戦略的協力を批判し」と表現は異なる。 天木直人は東シナ海や南シナ海での権益拡大を狙う中国の立場を擁護したいのだろう。 インド外相、海洋安保の中国包囲網に慎重　「２国間で」2013/3/21 23 http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2105W_R20C13A3FF1000/ > インドのサルマン・クルシード外相は26日からの訪日を前に、首都ニューデリーで日本経済新聞などの取材に応じた。外相は東シナ海や南シナ海での権益拡大を狙う中国について「最終的には関係国による２国間協議で解決すべきだ」と語った。米国や東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）を巻き込んだ「対中包囲網」には慎重な態度を示した。
03. 2013年3月24日 17:24:03 : HVSYj0Lgf6 日本については、世界中から幾らでも馬鹿にされても当然のことでしか無いということもまた一つの真実として見れば、まともな日本人なら、日本の外相には電話をかけてこなっかたとしても、もう大して驚く様なことでも無いし、敢えて日本から電話をしたところで、幾らでも騙されたふりをして、適当にあしらわれてもおかしくは無いことだと思えば、今度は、まともな日本国民の方から、幾らでも騙されたふりをして、中国に対しても、どうぞ幾らでも安倍総理をはじめ自民党を幾らでも馬鹿にして下さい、ということで構わないし、それこそ、中国の国内に置き換えれば、アメリカの言いなりと言っておきながら自分たちの目先の利益のことしか考えない金と権力の亡者が、その跳ね返りに過ぎないだけの使い物にならない間抜け議員の寄せ集めに過ぎないところは、中国の反日活動家と変わり無いものでしかございませんし、下手に相手にしたところで、とんだ迷惑極まりないものでしかございませんので、どうぞ幾らでも相手にすることなく、安倍総理が幾らでも嘆き悲しみ、自民党をはじめとする日本の右翼連中が勝手に滅びさって行かれるのを、腹の底で嘲笑いながら見捨てるほうが、まともな日本国民にとっても中国国民の皆様にとりましても、此れ程喜ばしいことはございませんし、アメリカにとりましても、特に９９％の非富裕層の皆様の利益にも叶うことになるし、これが結果的に日本の国益にもなるし、中国にとっての国益にも叶うことに繋がるばかりでなく、韓国にとっての国益にも叶うし、アジア太平洋地域全体にとっての国益にも叶うし、ロシアやインド、モンゴルにとっての国益にも叶うことになる分けだし、韓国にしてみれば、北朝鮮に対しても良いお手本にでもなれば、これが何よりのことだし、誰も損することは無く、誰もが得することが出来る社会に変えて行くことに繋がれば、日本は喜んで二流国にでも３流国にでも転落してあげるので、こうした馬鹿右翼連中についてだけは、どうぞ幾らでも叩き潰して下さって結構ですから、とでも伝えてあげても構わないのでは無いでしょうか。
04. 2013年3月24日 17:24:15 : XArAcIgWhw 下痢ゾウと誤見屑メディアが 世界から総スカン 日本人もいい加減 臭いものを始末できないと 北朝鮮と同類にみられるぞ 民主主義の国ではないと
05. 2013年3月24日 18:05:15 : 2WVIQenOto 麻生が首相の時代　自由と繁栄の弧という言葉を発していた。 これは中国、ロシアを除外し、日本、東南アジア、インド、西欧を結んで連合しようというものだった。安倍や御用学者も同じ意見だろう。 しかし ＥＵもインドもこの話にのることはない。アメリカの言いなり日本と外交上の重要な問題を話し合うことの無意味さを彼等は知っている。 日本は尖閣で大騒ぎしたが中国とロシアは何度も軍事衝突をした地域の境界の問題で妥結したのをご存じかな。ＴＰＰでなく上海協力機構は現在結構機能している。
06. 2013年3月25日 01:41:49 : 1oVHlnc6cs 03さん、全く同意致します。上手にまとめてあって文句のつけ様が御座いません、そのように思う者は決して少数派ではないと思います。
07. 中田のみや 2013年3月25日 10:24:48 : Ppx1BoMyX1YIQ : vecfdCa5Dk 安倍政権は、昔の日本に戻ろうとしている。姉妹には、また鎖国？相手にされるに。中国から電話が掛かって売るはずが無いでしょ？いくら知日派だからと言っても中国人は中国人、外務大臣が、中国主席を差し置いて、日本の味方するなって有り得ない。知日派なら、岸田がそのパイプを作る為にも電話くらいしたらどうなのか。インドの方が何枚も利口だ。
08. 2013年3月25日 14:54:47 : a1iNOS3XDA 岸田って、ああのトンチンカン外務大臣？ 鈴木ムネオと変われ！ しかし、この日本は政財官と腐りきってるな。三島由紀夫が乱出する。
09. 2013年3月25日 18:52:16 : qm2fmM1KDQ 既にインドは上海協力機構のオブザーバーメンバー。 「中国包囲網」などに興味を持つ訳がない。 インドは、日本の宗主国のアメリカ様様は中国と戦争する気など無いにも関わらず、 日本が対米従属のポジションを維持したい目的で、意図的に中国との関係を悪化させている、って分かっているから、 余計「泥船」になんか乗るつもりはない。 最も、日本で「上海協力機構」の事を語ると、 田岡元帥や、ＮＨＫのＢＳ−１のワールド・ウェブ・モーニングの高橋弘行の様にメディアから干されてしまうけど。
10. 2013年3月26日 05:00:57 : lSTrHAxG0s 対中政策はロシアのアジア政策の柱。中国はロシアにとって死活的に重要な国なのだ。 ロシアの対外政策の優先順位は第一がアメリカで、次が西ヨーロッパ。アジアでは中国とインドで、日本の優先順位はそれほど高くはない。

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