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2013年03月21日 天木直人のブログ
一般国民には関心のないことだろうが、きょう21日の各紙は、注目のTPP主席交渉官に外務省の鶴岡公二外務審議官が有力になったと一斉に報じている。
私はこのニュースを興味深く読んだ。
これで決まりだろう。他に適任はいない。
唯一いたとすればやはり同期の西宮伸一氏だったが、彼は中国大使に任命された直後に急逝するという不幸に見舞われた。
この人事は、同時に、次期外務事務次官は鶴岡氏と次官争いを演じていた同期の斉木昭隆外務審議官に決定したということを意味する。
安倍政権の対中、対北朝鮮強硬外交が進むということだ。
安倍首相や谷内正太郎外務官僚OBの意向に沿った予定調和の人事である。
それにしても鶴岡氏は貧乏くじを引かされたものだ。
国の命運がかかっているTPP交渉だからその首席交渉官という名誉を断るわけにはいかない。
しかしただでさえ困難が予想されるTPP交渉だ。
おまけにぶつかり合う各省の利害を調整しなければならない。
最後は政治決着でないと何も決まらない。
そしてその責任者は経済産業相経験者の甘利大臣だ。
官僚の出番はない。
本来ならばこのようなポストは外務省のOBが引き受けるべきであり、藪中元事務次官など対米交渉経験者で暇をもてあましている官僚OBはゴロゴロいる。
しかし皆逃げ回っているのだ。
困難な役割だと知っている。
おまけに英語が大変だ。ただでさえ苦手なのに、TPP協定は訳が分からないほど膨大で複雑らしい。
鶴岡公二氏は外務省きっての英語の達人だ。それが災いしたのなら気の毒だ。
これからTPP交渉が本格的に始まり、日本は完全に消耗し尽くされることになる。
政府が全力で取り組まねばならない事は他にいくらでもあるというのにTPP交渉で明け暮れる。
馬鹿な事をしたものだ・・・
◇
TPP:首席交渉官、鶴岡外務審議官で調整
http://mainichi.jp/select/news/20130321k0000m010083000c.html
毎日新聞 2013年03月20日 21時49分(最終更新 03月20日 23時58分
政府は20日、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉で、省庁横断の交渉事務を統括する首席交渉官として、外務省の鶴岡公二外務審議官(経済担当)を起用する方針を固めた。政府は22日に開くTPP関係閣僚会議で態勢を固める方向。首席交渉官は関係各省の担当者100人規模で組織する事務局の司令塔となる。
甘利明TPP担当相は19日の記者会見で首席交渉官について「足元の乱れで、外に向けた交渉力が落ちるのが一番よくない。統率力が一番必要だ」と指摘した。鶴岡氏は1976年に入省し、総合外交政策局長などを歴任。昨年9月から外務審議官を務めている。各国との貿易交渉などの実務経験が豊富なことから、鶴岡氏が浮上した。【影山哲也】
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