http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/382.html
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TPP参加問題については、今後の国民生活、制度を大きく左右する問題なので、NHK、民法もふくめたテレビ各局は、昭和天皇崩御の時とか、2年前の大震災の時のように、国民への一斉注意喚起が必要であると思うのだが、そんなことはまったくなく、自由貿易の条件交渉問題、聖域確保できるかどうかのみに焦点が当たっている。意図的にドラキュラに光をあてず、TPPの一番おいしいところは攻撃されないようにするために、皮相な報道に終始しているようにみえる。
この報道状況に、強烈な違和感を覚え、この機にIWJの一般会員になって、みたいと思っていた内田聖子氏のインタビューを約2時間弱だが、すべて見通した。
岩上安身による内田聖子氏へのインタビュー
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/67417
「日本政府はすでに、TPP参加に際して、無礼で不公正な条件に同意している」米国交渉官が明言 〜秘密のTPP交渉会合に潜入した内田聖子氏が明かすTPPの正体。
詳細は、一般会員になってみていただきたいが、この言葉は、非公開の席での、米国交渉担当官が発言した内容で、誰がどこで言ったのかは、裏もとれているという。米国も含めたNGOの力には、敬服する。また、「無礼」というのは、英語の直訳であり、内田氏や、岩上氏が、TPPに対して感情的被害的になって作った単語ではないものである。つまり、米国は、無礼で不公正であることを、重々、自覚しながら、日本に要求をし、日本政府が諾々とそれを既に呑み込んでいるというのである。つまり、政府レベルでは、アメリカという国は、日本とって、決して友好関係にある国とは、言い難い。
もう一つが、表題に関する内容だが、メディアの問題について、1時間36分頃に、岩上安身が、とくダネ降板の舞台裏を、内田聖子を聞き役にして、激白している部分がある。これは、このインタビューの枝葉の部分なので、ちょっと書きだし失礼させていただきます。
岩上:TPPで、メディアは最終的に、外資に買われる。24項目の中に入っている。
それを言って、テレビを下ろされた。12年やっていたとくダネ。
TPPのことをいった、すぐその日に、お話があるとプロデューサーに呼び出さ
れた。お辞めいただきたいと。
「そんなことで、本当にいいと思っているの。外資の制約がとられるので、
放送局、新聞局も含めて、買われちゃうよ。
特権的に割り当てられている電波も、オークション性になる。いいの?」
国として、メディアが成り立たなくなるよ」と言ったら、眼が泳いでいる。
「そうなったら大変ですね、でも、あまり難しすぎて、僕はわからない」と。
メディアのうんとトップにも話しました。
みなさん目が泳いだ挙句、「うーん、僕はその話は、難しくてわからない」
みんな、おばかさんになる。
これで、日本のメディアが、トップレベルでも、TPP参加問題について、放送という国の根幹部分を毀損してしまう可能性について、眼を泳がせながら「難しくて、よくわからない」としか説明できない状況にあることがわかる。だから、TPP報道については、民法はもちろん、NHKも、今のTPP関連報道は、映画のセットのようなものを取材して、都合よく聴衆である国民に見せて、言い聞かせているような、子供だましのようなである。それをみた国民が、TPPいいねえ、おもしろいねえ、と支持するようになる。
本当にTPPについて知りたければ、日本人の中でももっともTPP交渉内部に潜入しえた内田聖子氏をスタジオに呼び、大いに議論させればいいのであるが、それはしない。内田氏は、シンガポール交渉の取材には、日本のメディアは全く来なかったという。むしろ、彼女こそ、憂国の士であろう。
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