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2013年03月18日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆与党・自民党はますます「求心力」を強めている。これに対して野党・民主党は依然として「遠心力」を強めている。自民党の支持基盤であるJAなど農業団体は、安倍晋三首相がTPP交渉参加を正式表明したにもかかわらす、これからの生き残りを自民党に託そうと懸命に支持している。一方、民主党最大の支持母体である労働組合「連合」(古賀伸明会長)は、安倍晋三首相に「賃上げ要求」というお株を奪われて、面目丸つぶれとなり、多くの労働者の間からも「連合不要論」が噴出し始める始末だ。
◆厚生労働省が2012年12月に発表した「全国労組の推定組織率」は、17.9%(前年比0.2%減)と過去最低を記録、組合員数も989万2000人(前年比7000人減)、「連合」は669万3000人(前年比7000人減)で、「1000万連合」を掲げる目標にはるかに及ばない。
「連合」の古賀伸明会長が犯した最大の罪は、「遠心力」を強めていた民主党執行部のとくに野田佳彦前首相や岡田克也前副総理、前原誠司前戦略担当相、玄葉光一郎前外相、長妻昭元厚労相、安住淳前幹事長代行らの「排除の論理」と好きな者だけで政治を行う「純化路線」に対して、苦言を呈することもなく、小沢一郎元代表らの追放を黙認し、見殺しにしたことだ。
そればかりではない。2012年12月16日の総選挙では、「連合」内の旧同盟系労組が小沢一郎元代表グループの候補者をターゲットに「落選させよう」とネガティブ・キャンペーンを繰り広げているのを放置していた。総選挙の結果、民主党は大惨敗した。7月21日予定の次期参院議員選挙に向けて、野党連合により自民・公明連立与党に立ち向かわなくてはならないのに、「連合」は何の力も発揮していない。
◆民主党は次期参院議員選挙まであと「125日」しか残されていない状況下、小沢一郎代表率いる「生活の党」と連携を図ろうともしていない。それどころか、野党ではあっても「自民党との合流」意欲を持つ「日本維新の会」や自民党の別働隊ともいえる「みんなの党との連携を呼びかけ、熱心にラブコールするも、全く相手にされず、「片思い」とは、実に情けない、見るも哀れな姿である。
このため、次期参院議員選挙の結果について早くも「大惨敗」が予測されている。国民有権者の間では「民衆消滅」の声さえ出ており、「連合」も命運を共にしそうな流れが加速している。いまや「労働者の味方は自民党」に様変わりしているからである。
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