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http://mainichi.jp/feature/news/20130207dde012010018000c.html
◇同志切って橋下氏へ乗り換え 上から目線、日本は変えられぬ
「みどりの風」の亀井静香元金融担当相は独自の政界再編を構想し、奔走してきた。昨年の衆院選前には石原慎太郎氏を担いで新党の結成を目指したが、同氏は橋下徹・大阪市長が率いる「日本維新の会」に合流し、構想は頓挫。背景に何があったのか。今後の政界の行方をどう見るか。松田喬和専門編集委員が迫った。【構成・瀬尾忠義】
−−衆院選後の石原氏と橋下氏をどう見ていますか。
亀井氏 私は「橋下氏と組んでもいいが、使われてはいけない」と助言してきたのだが、石原氏は橋下氏に使われてしまっている。維新は、共同代表が2人の二頭政治みたいになり、どういう日本を作るかも分からない。石原氏は今は「しまった」と後悔しているでしょう。橋下氏は府知事や市長としては既成概念を打ち破ってきた革命家。だが、国政に手を出したのは火遊びが過ぎた。国政進出がうまくいきそうにないから、石原氏に丸投げした。参院議員になっても首相にはなれないので参院選には出ないだろう。橋下氏は今、国政で影響力を発揮できず、つまらないと思っているはずだ。
−−そもそも亀井さんが構想した「石原新党」は可能だったのでしょうか。
亀井氏 衆院選の1年半前から石原氏に「このままでは日本は沈む。亀ちゃん、一緒にやろう」と誘われ、自民や民主の一部も含めて結集しようと、政策を検討してきた。ところが、橋下氏が昨年2月か3月「維新の会を全部差し上げますから一緒になりませんか」と、石原氏にちょっかいを出してきた。石原氏は私ら既成政治家の肩車に乗るのは新鮮味がないと考え、橋下氏に乗り換えた。
−−何があったのですか。
亀井氏 石原氏が、国民新党とたちあがれ日本を母体とする新党構想を白紙撤回したのは昨年4月。ところが同6月13日、石原氏に呼ばれて都道府県会館の東京事務所に行ったら「亀井さんらと新党を結成する。都庁の会見で発表する」と言う。だが翌日、園田博之氏(たちあがれ日本幹事長=当時)から電話があり「石原氏は23日に維新政治塾の講演を頼まれている。その前に新党結成を打ち上げるのはまずいから発表を延ばす」と言われた。すぐに石原氏に電話すると弁解するから「あなたはやる気がないな。お前一人で死ね!」と告げて切った。
---------------------------(コメント)--------------------------
亀井氏は時代が時代なら、確実に大命降下がされた人物であったろう。
きわめて遺憾である。
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