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2013年03月16日 「ジャーナリスト同盟」通信
<亡国政治が本格始動>
昨日3月15日夕、安倍首相は日本社会を危うくしかねないTPP交渉参加を表明、各界各層に衝撃を与えている。亡国政治の本格始動を印象付けている。財閥とワシントンの意向に従ったものだ。マスコミもまた、世論操作に大きな役割を果たした。他方、昨年暮れに実施された12・16総選挙に対して、司法界は違憲判決を次々と下している。主権侵害の選挙を憲法違反とした裁判所の判断は、この極右内閣の正統性に赤ランプがついたことになる。
<永田町は春雷>
先日、埴生の宿から切り取ってきた菜の花が元気よく咲いて、狭い部屋を華やいだ雰囲気にしてくれている。庭先ではフキノトウが沢山採れた。天ぷらにしてビールで乾杯した。家庭菜園の細い大根を全て抜き取ってきて、青々とした葉も食べて、ささやかな幸せ感に浸っているのだが。
それに数本の紅梅も白梅も満開だった。さわやかな風に花びらが、まるで生き物のように空中を泳いでいた。房総半島は春到来である。東京の桜も本日開花した。だが、永田町は春雷に襲われている。極右内閣が強権を発動したためだ。
怒りは農業者に留まらない。医療・福祉から金融・保険、そして住宅・土建業界など、戦後に構築してきた制度やルールが、ワシントン流に押しつぶされかねないからだ。
行き場を失った世界の投機資金が一時的に東京に流れ、株高で浮かれる株屋も、先を見通すことは出来ないでいる。いつ手放せばいいのか、で神経をすり減らしている。
それにしても、TPP参加表明によって、改めて安倍内閣が、その実、屈米・売国奴政権であることを証明したことになる。
極右政権の本心は、なんであれ、それらが反共・中国封じを目的としていれば、後先を考えずにそれを推進する。A級戦犯容疑者の岸信介の信条を体しての決断と行動である。CIAに救われた祖父の恩義を、孫は21世紀の日米関係にも当てはめているのだろう。安倍は北京流にいうと、戦前派を代表する典型的太子党である。
彼がばたばたと急ぐ最大の理由は「自らの健康問題」だ。永田町ウオッチャーのこうした認識は、ほぼ一致している。
<米軍の手先化と東アジア共同体潰し>
石原慎太郎とワシントンのネオコンが協力して国際政治問題化させた尖閣問題は、アジアに火薬庫を構築する策略の一つとみていい。それをテコにしての、改憲軍拡を実現しようというものだ。正に岸が果たそうとして出来なかった日本帝国復活への野望である。
若者に、政府が過去の史実を学ばせない理由でもある。逆に皇国史観教科書を誕生させた理由であろう。近現代史を知らない世代に向かっての、反中包囲網の構築もTPP戦略に組み込まれている、と筆者には見える。
其の先には、自衛隊を国防軍に仕立て上げて、米軍の傘下に組み入れようというのである。既に、武器輸出3原則の改悪や集団的自衛権の行使に突き進もうとしている。こんな極右政権に、唯々諾々と従う宗教政党に対しても、平和国民とアジアの人民は警戒心をみなぎらせ始めている。
アジアの民衆は、東アジアの平和と繁栄を願っている。その核は、日中と日中韓の経済連携だ。そこにASEANや北朝鮮・ロシアも入ればいい。東アジア共同体を将来、拡大させてインド・アメリカ・オーストラリアなども巻き込めば、それこそアジア・太平洋に平和と繁栄の弧が生まれよう。中国外しは論外だ。
日本は中米間の緩衝材になれば、申し分ないだろう。
これに異論を差し挟む余地はないのではないか。TPPは中国外しを目的としている点に問題がある。同時に、日本経済をアメリカ経済ルールに委ねる、という主権放棄の側面も有していることも重大なのだ。
屈米派政権に対して、現在は農林漁業団体が怒りを爆発させている。今後はあらゆる業界団体に反対の動きが出てくるだろう。7月参院選も自民圧勝となるのかどうか。円安によるインフレに民衆が満足するのか。投機筋が7月まで東京で踏ん張れるのか。不透明感がにわかに浮上してきている。
<心友の雷>
久しぶりに心友が日比谷公園内の老舗・松本楼に誘ってくれた。法律家としての見識を披歴してもらい、大いに得る所があった。
1票の格差について、東京高裁などで12・16総選挙の違憲判断が相次いでいる。司法が議会にNOを突きつけたのだ。その反応が鈍い。マスコミも、である。不正選挙疑惑がネットで氾濫している。
「これこそが主権侵害ではないか。議会の対応はひどすぎる。それに怒りの言論がないのが情けない」と、それこそ本物の春雷である。
安倍・極右内閣は、沖縄返還日を「主権回復の日にする」とほざいているが、このことについても「肝心の沖縄では主権回復どころか、沖縄屈辱の日と決めつけている。それなのに」と再び雷を落とした。
こうした正論が、マスコミの主流どころか脇役にもならない、今の日本なのである。
2013年3月16日20時55分記
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