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小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」による土地取引における政治資金規正法違反に問われた石川知裕議員ら3名の秘書の控訴審判決で東京高裁(飯田喜信裁判長)が控訴棄却。
司法の世界も小沢一郎氏抹殺が進行中で、メディアも安倍政権の時勢に協調し、司法の世界と協働中としか思えない動きですね。
陸山会事件の主たる犯罪容疑は、水谷建設からの5000万の裏金を小沢氏秘書が受領し、水谷建設に便宜を図ったかどうかで、それを隠蔽するために政治資金収支報告書に虚偽記載したかどうかです。
控訴審で、弁護団は「金を渡した日や、相手は覚えていない」とする水谷建設元社長らの陳述書を新たな証拠申請したが高裁は却下し、一審判決を支持したことは、新たな証拠申請を却下する控訴審は無意味な存在ですね。
当方は、守旧グループは、天敵の小沢一郎氏抹殺を進行中で、その波及がこの度の高裁の有罪判決と思っており、空々しいのはメディアですね。
朝日新聞の14日の社説『陸山会判決―政治への不信は続く』で、転載すると、
”「以前にくらべ、社会にあたえる衝撃はずっと小さくなった。しかし、民主党のつまずきの石となった事件である。しっかり見届けなければならない。
小沢一郎衆院議員の元秘書3人に対し、東京高裁は一審に続いて有罪を言いわたした。
資金管理団体「陸山会」の土地取引にからみ、政治資金収支報告書にうそを書くなどした罪だ。小沢事務所が建設会社から5千万円の裏金を受けとっていた事実も改めて認定された。
注目すべきは、判決が「報告書には、実際に金や不動産の取引があったときに、その個々の事実にもとづいて収入や支出を書かなければならない」とはっきり指摘したことだ。
しごく当然の判断である。
元秘書側は「土地を本登記したのは翌年であり、前の年に金の動きがあっても記載の必要はない」などと主張していた。
そんなことで、政治資金規正法がうたう「国民の不断の監視と批判」が果たせるのか。「政治活動の公明と公正」を確保できるのか。大切なのは健全な常識をはたらかすことだ。
事件が残した跡は大きい。
疑惑がうかんでも、小沢氏は国会での説明をこばみ続けた。強制起訴されたみずからの裁判は、元秘書らとの共謀をうらづける証拠がないとして無罪になったものの、新たにつくった政党は衆院選で大敗を喫した。民主党も有効な手を打てないまま分裂の末に政権を失った。
多くの有権者が、長く続いた混乱に嫌気がさし、この政治家たちに国の将来を託すことはできないと判断した。その帰結と受けとめるべきだろう。
問われているのは小沢氏と民主党だけではない。
事件を機に、政治家本人に責任が及ばないようにできている規正法の欠陥が指摘された。
だが、それを正そうという動きは鈍い。一連の経緯を単なる「小沢氏変転の軌跡」に押しこめてしまうようでは、政治不信はいつまでも解消されまい。
検察も痛手を負った。公判を通して、強引な取り調べや事実と異なる捜査報告書の存在が、次々と明らかになった。
仕事にむきあう心構えを説いた「検察の理念」を定め、改革にとり組むものの、個々の捜査や裁判を通して見える姿に首をかしげることが少なくない。
「検察は間違いを犯さない」という独善的な体質は、どこまで改まったのだろうか。
政治と検察。ともに傷ついた両者が、今回の事件から何をくみ取り、姿勢を改めていくか。国民の目が注がれている。」”
で、政治資金収支報告書の偽造は悪とし当然の判決とし、政治資金規正法の欠陥、検察の独善的体質を問題とするが、メディアが反省が一切ない論調ですね。
陸山会事件では、検察の石川議員の女性秘書への不正取調べ、石川議員が録音した高圧的な取調べが顕在化し、陸山会事件では水谷建設が5000万の裏金が有無が事件の核心であり、核心の事柄を法廷で白黒もつけずに、一審の推認判決を無条件に追認する高裁判決は、守旧グループは、小沢一郎氏の完全抹殺を進行形と邪推しますね。
小沢一郎氏降ろしを意図した当時の麻生政権が西松建設の裏金による政治資金を事件化で小沢一郎氏の失脚を目途し、第二弾が副作用が陸山会事件でした。
検察はボロをだし謹慎中であるが、司法の世界には小沢一郎氏抹殺が根強く存在していたのでしょうね。
更に、安倍政権には時勢があり、朝日新聞の社説の冒頭に、”「以前にくらべ、社会にあたえる衝撃はずっと小さくなった。」”とあるように、小沢一郎氏の「政治とカネ」問題は、社会へのインパクトがなくなっている現下に、東電OL殺人事件で汚点のある飯田喜信裁判長が組織への忠節心の現われなのでしょうね。
権限乱用の屁理屈であろうが、形式的な手続にのった判決が司法の判断とまかり通り、大新聞の朝日新聞が社説で、
”「疑惑がうかんでも、小沢氏は国会での説明をこばみ続けた。強制起訴されたみずからの裁判は、元秘書らとの共謀をうらづける証拠がないとして無罪になったものの、新たにつくった政党は衆院選で大敗を喫した。民主党も有効な手を打てないまま分裂の末に政権を失った。
多くの有権者が、長く続いた混乱に嫌気がさし、この政治家たちに国の将来を託すことはできないと判断した。その帰結と受けとめるべきだろう。」”
と、小沢一郎氏の無罪判決は共謀を裏付ける証拠不十分 だったに過ぎず、司法の変わりに、国民が小沢新党は衆院選大敗させたという論理は、御用報道機関の偏向報道としか思えないないですね。
安倍政権の時勢には、「物言えば唇寒し秋の風」であり、「寄れば大樹の側」がまかり通る正直者が馬鹿を見る日本社会なのです。
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