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ワラック氏の日本へのメッセージ 「TPP参加は、二重の意味で危険であり、二重の侮辱である」
http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/196.html
投稿者 sarabande 日時 2013 年 3 月 14 日 18:39:13: kYKXZZnG43LB6
 

ワラック氏による日本へのメッセージ
「なぜ安倍政権が日本にとって、こんなにも無礼で危険なプロセスに合意しようとしているのか、とても不可解でなりません。」
http://www.youtube.com/watch?v=fm-6DR6o3vs&feature=youtu.be

 1分51秒なので、すぐ見れる。女史らしい、簡にして要を得たメッセージである。日本人の尊厳を守ろうとしてくれている、米国の友人からの警告といったものである。

以下、完全文字起こし。
「私たちは、TPP交渉が行われているシンガポールにて、日本政府がTPPに参加しようとしていると聞き、大変心配しています。日本が、ルールづくりに参加する権利も、何に合意するのかを知る権利すらないのに、参加しようとしているからです。
日本は、これまでのすべての合意を受け入れるといった。私たちは、そう理解しています。それは、900ページ以上もあるルールに日本の既存、および未来におけるすべての法制度を、合わせなければならないということです。貿易だけではなく、医薬品の価格やアクセス、食の安全や食品表示、郵便の規制や、エネルギーや輸送サービス、銀行、消費者の権利保障などの分野においてです。数多くの、貿易に全く関係のない国内政策が指図されていくのです。
 何が書かれているのかを見ることもできず、たった一文字の変更も許されないままに、このルールを受け入れること。それが、日本がTPPに参加する際に要求されます。
つまりは、日本は「交渉」に参加するのではなく、「すでに条項の定められた協定」に参加するわけです。なぜ安倍政権が日本にとって、こんなにも無礼で危険なプロセスに合意しようとしているのか、とても不可解でなりません。しかし、それが私たちの聞いたところです。すでに、協定に参加している国では、強力な反対運動がいくつも起こっています。しかし、それらの国は、すでに規定された条項が、押し付けられているわけではありません。日本の人々にとって、TPPへの参加は二重の意味で危険であり、二重の侮辱なのです。」

以下、投稿者コメント

「TPP交渉」に参加するということは、知ることの許されない、一字一句も修正できない900ページ余りの条項に合わせて、既存の、さらに未来の法制度が、多方面にわたり影響されることを受容することであり、すでに、「交渉」ではないのだ。安倍は、聖域確保できるとのオバマの言辞を得たというが、実際の最終的な交渉の場であるシンガポールではそのような雰囲気はまったくないようだ。
 日本にとっては、相手に目隠しをされた上で、多国籍企業の都合がいいように作り上げた、詳細不明な法制度によって、一生、縛り上げられることになる。ここまで侮辱的な国際関係の在り方は、近代以降の歴史には、ないのではないか。古代までさかのぼらないと、ないかもしれない。TPPは、自由貿易の問題では決してなく、国民の主権や、国家の尊厳が、アメリカの軍需産業も含まれるであろう多国籍企業が主体となって、深刻に毀損されつつあるという問題である。日本の公共放送を含むマスメディアも、その一部になっている。
 日本は、郵政民営化は、政治的にどうにかしのいだ。しかし、今回は、尖閣問題に火をつけられ、日中の間にくさびを打ち込まれた上で、日本を軍事的に追い込むことで、TPPという侮辱的な条約への参加を余儀なくされつつあるように見える。アメリカは、菅とマスメディアをたきつけてもうまくいかなかったので、どこかで戦略を練り直したのかもしれない。アメリカに対する第2の敗戦になりかねない事態である。戦犯は、入院している将来には責任を持たない石原であり、尖閣問題の対応を読み誤った野田であり、おめでたくも「主権回復の日」を祝おうとしている三代目、安倍である。
 

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コメント
 
01. 佐助 2013年3月14日 18:51:18 : YZ1JBFFO77mpI : TUhrPgEJIU
「米国に従順な政治家」日本経済を自滅にみちびく対米従属政治家

なんたる悲喜劇であろう,軍事同盟固執の対米従属がアダとなる

対米従属安倍晋三首相がいわゆる「アーミテージ・レポート」の勧告に基づいて「日本国憲法の改正」「国軍(国防軍)の建設」「防衛費の増設」などの実現に熱心に取り組んでおり、「米国に従順な政治家」であることも知られている。オバマ大統領が一番嫌う憲法改変と対米従属日米の軍事同盟固執の復古調政治家。しかしルール破壊の時代にオバマ大統領は、アジアの地域覇権を日本に譲渡することをあきらめ、代わりに中国に与えることにしている。オバマ大統領は、革新的平和的な政治家を望んでいる。だからこの日本の対米従属・復古調的右寄り軍事同盟固執の対米従属がアダとなる,しかし米国の傘下にいようとすり寄る既得権益護持(設備・技術)の跋扈どもに踊るマスコミは国民を洗脳させて古今未曽有のパニックを迎えます。このような流れの末に、今の崩壊寸前の日本が対米従属政治家なのである。 なんたる悲喜劇であろう

対米従属など米国の覇権にぶら下がる傾向が強かった国々(日本、英国、イスラエル、サウジ)はこれから益々凋落していく,徐々に米国にぶら下がってきた国々が潰れ出している。そして基軸通貨の多極型の体制に転換していきます。三年ごとに三段階で世界各国の信用が縮小し、2017年までには、株式市場・為替市場・銀行窓口の一時閉鎖が避けられません。この世界信用収縮恐慌は米ドル基軸通貨体制が諸悪の根源でドル一極からユーロ・円三極への移行が根因です。

なんたる悲喜劇であろう対米従属政治の行き詰まり!
TPPは11ヶ国が交渉参加しているが、米国を除く他の国々は、日本が途中から参加していろいろ条件を付けてくることを迷惑がっている」TPP魔法はかくして,増税・関税と通貨切下げ競争で、数十年間も悪夢にうなされます。そして基軸通貨ドルの暴落と多極化で、第二次世界金融大恐慌の妖怪の姿は、誰の目にも見えてくるでしょう。日本は2015年〜2017年の銀行・為替・証券の一時閉鎖と古今未曽有のパニックを目指しているのです。

ISDS条項(ISD条項)優先の社会構造で植民地化は確実
海外起業を保護するために内国民待遇が適用される。これにより当該企業・投資家が損失・不利益を被った場合、国内法を無視して世界銀行傘下の国際投資紛争解決センターに提訴することが可能。結果、日本政府や自治体は法外な賠償金を請求されるか、不都合な法律改正を迫られる。

そして訴訟リスクは避けられない
TPPのルール上、離脱はいつでも可能とされるが、実際上は海外企業からの莫大な損害賠償請求が予想されTPP離脱は困難である。

ラチェット規定による
一度自由化・規制緩和された条件は、当該国の不都合・不利益に関わらず取り消すことができない。


02. 2013年3月14日 19:12:08 : cWIBtbognM
米国市民もTPPを反対しているし、詳しく知らない人も
いるのに、なぜ日本は反対できないのか?それは湯田金が
日本をTPPに参加させ、奴隷にさせるためだ。TPP=NWO

03. 2013年3月14日 19:30:09 : HYRSQPZw4I
日本がアメリカ様の属国になっていると思って諦めればどうってことはない。

安倍の生殺与奪の権をアメリカ支配層が握っており、「NO」といったら殺されると思っておれば、仕方がないと諦めきれる。

そんな安倍を選んだ国民が「どアホ」なだけと諦めればどうってことはない。



04. taked4700 2013年3月14日 20:21:55 : 9XFNe/BiX575U : FC6QM98ZnB
>>03

>そんな安倍を選んだ国民が「どアホ」なだけと諦めればどうってことはない。

 実質的な生活破壊が待っていますよ。既にソ連は滅んだ。、アメリカが遠慮する相手は既にないのです。日本は既にアメリカに優遇をしてもらうだけの意味を持たないのです。

 イラクやアフガニスタン、リビアの現状がほとんど報道されないのはなぜだと思いますか。それだけ、これらの国の社会が破壊されているからです。何も戦闘によってだけ破壊されているのではないのです。支配者の意に沿わないものは無条件で葬り去られる。多分、もっとも想像しやすいのは北朝鮮の現状でしょう。あれと同じか、またはもっとひどくなると思いますよ。日本には原発がありますから。

 既に日本はかなりの程度ダメになっているのです。それは財政破たんです。既に毎年の予算の半分は借金であり、もうそろそろそういった借金ができなくなっている。今何となくどうにかなっているのは、単にまだ借金ができているからです。既に巨額の借金ができてしまっていて、本来なら20年前にどうにかしなければいけなかったのです。とても「どうってことない」と言える状況ではありません。

 


05. 2013年3月14日 20:23:23 : g2umPASjBo
TPPドラキュラは、明るい陽光の下に引き出ださなくては!

IWJ岩上安身氏によるアジア太平洋資料センター(PARC)事務局長内田聖子氏緊急インタビュー。必見です。

http://www.ustream.tv/recorded/29960039/



06. 2013年3月14日 22:03:42 : IxZkbOzqoI
石原慎太郎にしてみれば、「最後のご奉公」のつもりだったのかも知れないが、まともな日本国民まらすれば、「最後の悪あがき」としか言い様が無いし、それにより慌てて尖閣諸島を国有化した野田前総理も、結局のところは同じ穴の貉に過ぎないとしか言い様が無いと思うと、安倍総理は、アベノミクスにより円をドルと無理心中させることになれば、「日本を取り戻す」どころではなく、日本が取り返しのつかないことになる運命でしか無いと言うのが真実として向き合えば、「最後の悪あがき」どころでは済まない、全人類に対する敵対行為でしか無いと同時に、お国のためにもならないし、天皇陛下のためにもならないどころでは無い、日本の歴史文化に対する冒涜どころでは済まない、それこそ万死にも値する反逆でしか無いということもまた真実に近いと見れば、世界的に見れば、日本人として此れ程恥ずかしいことは無いほどの物凄い笑い話でしかならないと同時に、此れ程悲しいことはございませんよね。
石原慎太郎や野田前総理については、こうなったのも自ら選択した運命でしか無いし、自明のことでしか無いのは当然ですが、こんな安倍総理を誕生させたのも、日本国民が選択した運命でしか無いということもまた一つの真実なのは致し方無いものの、運命というものは、幾らでも変えて行くことで、生き残ることも出来るということもまた真実として見れば、今度は、まともな日本国民全体が、安倍総理をはじめ自民党ならびに補完勢力に過ぎない右寄りの維新の会等に、騙されたふりをして背いて行くことで、日本が中国や英国の身代わりになってあげれば、韓国を幕末の日本の徳川幕府に置き換えれば、中国を幕末の薩摩藩ならびに長州藩にでも置き換え、北朝鮮を幕末の会津藩にでも置き換えることで、それこそ安倍総理と徳川慶喜にでも置き換えて、韓国の朴大統領が、幕末の天璋院篤姫になって頂くことで、それこそアメリカのオバマ大統領をはじめ、全人類を味方につけて、騙されたふりをして、どうぞ幾らでも安倍総理を馬鹿にして下さい、とでも言ってあげて、安倍総理を大いに嘆き悲しませてあげると同時に、まともな日本国民からすれば、跳ね返りを含む日本の右翼連中こそが全人類の大敵であると同時に、日本国民にとっての大敵に過ぎないというのも真実に近いと思えば、全人類とともに、安倍総理を馬鹿にして、自民党を揺さぶり、日本の右翼勢力とともに、幾らでも無理心中させるようにして堕落させて、「中国や韓国の反日活動家の皆様とともに、全人類から邪魔されないように、何処か人目のつかないところで、そっと静かに仲良く幸せに暮らして下さい」とでも言ってあげて、そっと静かに見捨ててあげることで、日本は、もう幾らでも2流国から喜んで転落して行くことになっても構わないし、それで、ただひっそりと自立して生き残る道が開かれるのなら、返って此れ程喜ばしいことは無いし、全人類から、尊い存在として評価されることになるのなら、これだけを大いに誇りとして行くことが出来れば、此れ程素晴らしいことは無いし、何も言うことは無いのでは無いでしょうか。
本質的に見れば、これもまた、日本人のもつ構造的欠陥というものが齎したものであることからすれば、決して、こうした右翼の皆様だけに罪があるわけでは無いのは言うまでもありませんが、これに関しては、まともな日本国民全体で罪を被ってあげることで、その衝撃による痛みや悲しみだけは共に分かち合うことで、これを克服し乗り越えて行くことで、全人類が一つの絆となって、世界経済を共に支え合い、助け合い、分かち合いながら、共に幸せに暮らして行くことが出来る様になって、国際社会全体の平和と安定に繋がり、その中で日本人も、そっと静かに幸せに暮らして行くことが出来るのなら構わないと割り切れば、ただ、これが主観的合理主義によって踏みにじられ、邪魔されることになれば、たまったものでは無いのは当然だし、だからと言って子供の喧嘩になるだけのことなら、一切相手にしたくは無いし、議論もしたくは無いし、何も言いたくも無いし、干渉したくも無いと同時に、干渉されたくもないし、そっと静かに離れてしまいながら、お互いに当たり障りがないようにかち合うことで、そっと静かに幸せに暮らして行くことが出来るだけで大いに誇りとすることが出来れば、中国を見習って、上手く騙されたふりをして、お互いに損することもなく、得することが出来る様に、分かち合うことで、納得して頂ければ、これだけで十分なことだと冷徹に割り切る様にすれば良いのでは無いでしょうか。

07. okonomono 2013年3月14日 22:16:22 : ufgCmUGS6CG6M : nQ38OXoNpA
>>05
ご紹介ありがとう。
ほんとうに重要なインタビューだ。
これなんといってるのかな。

・ Separately, with respect to Japan joining the TPP negotiations, ECAT has clearly expressed its views to the U.S. Government.

・ The primary evaluation of the merits of Japan’s participation in the TPP negotiations should be economic rather than geopolitical, whether in Washington, DC, or in Tokyo, or in the other TPP capitals.

・ Japan is welcome if the Japanese Government embraces the core vision of the TPP, as expressed at the Honolulu APEC Leaders’ Summit where Leaders from the TPP countries reaffirmed their “common vision to establish a comprehensive, next-generation regional agreement that liberalizes trade and investment and addresses new and traditional trade issues and 21st-century challenges.”

・ ECAT supports Japan’s participation as long as the Japanese Government is committed to:

(1) fully comprehensive and commercially meaningful coverage affording market access to the Japanese agriculture, manufacturing, and service sectors and sub-sectors, without exclusion;

(2) full adoption of strong disciplines across all of the TPP negotiating sectors, starting with provisions on intellectual property (which are, at a minimum, consistent with the intellectual property chapter in the U.S.-Korea Free Trade Agreement), as well as on investment, technical barriers to trade, and sanitary and phytosanitary measures; and

(3) agreement on seeking ambitious new disciplines and commitments, including with respect to supply and production chains, state-owned enterprises, environmental goods and services, and regulatory coherence.

・ The United States and Japan have been discussing a number of bilateral trade irritants, including barriers to entry for exports of U.S. beef, automobiles and auto parts to Japan, as well as economic reforms to ensure a level playing field for the provision of insurance, banking and express delivery services in the Japanese market.

・ While Japan recently liberalized its import regime for U.S. beef, significant concerns remain with respect to market access and competition in the automotive and insurance sectors in Japan; these concerns need to be addressed.

・ Japan is the fourth-largest trading partner of the United States and has the third-largest economy in the world; consequently, Japan’s participation in the negotiations on the foregoing terms would greatly enhance the promise and potential of the TPP.

"Achieving the Full Promise and Potential of the TPP" Presentation by Calman J. Cohen, Singapore, March 2013
http://www.tppcoalition.org/documents/03-06-13%20ECAT%20President%20Outlines%20Path%20for%20Achieving%20the%20Full%20Promise%20and%20Potential%20of%20the%20TPP%20%28As%20Prepared%29.pdf
http://www.tppcoalition.org/


08. okonomono 2013年3月14日 23:07:48 : ufgCmUGS6CG6M : nQ38OXoNpA
  シンガポールでのTPP交渉会合の中で、米国の貿易担当官が、日本の交渉参加が認められるための手続きについて、他国の交渉官に対して次のように述べた。「日本は、カナダとメキシコがTPPに参加するために強いられた、非礼であり、かつ不公正な条件と同内容を合意している。つまり、事前に交渉テキストを見ることもできなければ、すでに確定した項目について、いかなる修正や文言の変更も認められない。新たな提案もできない」。さらに米国の担当官は、日本の参加表明がなされた後、参加各国は日本との二国間協議を7月までに完了させるように、との指示も行なった。つまり、日本は7月の会合には参加できず、9月の交渉会合までTPP交渉のテーブルにつくことはできないということである。9月の交渉会合は、TPP交渉国の首脳がAPEC会議にて集まり、交渉を「完了した」とサインするであろうといわれている10月の1か月前だ。しかも9月の会合は米国で持たれ、議長国は米国となるため、異論や再交渉の要求があっても、押えつけることが可能だ、と交渉担当官はいった。

[IWJ] アジア太平洋資料センター(PARC) 事務局長 内田聖子氏 インタビュー [01:03:50 / 01:49:27 〜] http://www.ustream.tv/recorded/29960039

[PARC] シンガポール交渉にて、米国の「日本の参加問題」発言リーク! 日本はTPP交渉に参加しても、交渉内容に何の影響も与えられない! TPP参加表明を絶対に許さない! 緊急声明文 http://www.parc-jp.org/teigen/2011/syomei201303.html


09. okonomono 2013年3月14日 23:36:46 : ufgCmUGS6CG6M : nQ38OXoNpA
[IWJ] 2013/02/03 【ブログ記事】「第3次アーミテージレポート」全文翻訳掲載
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/56226

10. 2013年3月15日 00:22:05 : W4BaGTe02M
重要なので、PARCの緊急声明文全文掲載
もう、安倍政府が、自民議員を騙しこもうとし、さらに安倍が交渉決定権のないオバマにだまされる。TPPに関連する交渉ごとは、むちゃくちゃで信義もなにもないな。


シンガポール交渉にて、
米国の「日本の参加問題」発言リーク!
日本はTPP交渉に参加しても、
交渉内容に何の影響も与えられない!
TPP参加表明を絶対に許さない! 緊急声明文
http://www.parc-jp.org/teigen/2011/syomei201303.html


内閣総理大臣 安倍晋三 殿

 日本のTPP交渉参加が、3月中旬になされるのではないかとの報道が繰り返しなされています。

 同時に、この間、TPP交渉に2012年12月から参加したカナダ、メキシコに対して課せられた不利な条件についての報道もなされ、多くの人びとが日本のTPP参加後の交渉の行方をそこに重ね、懸念しています。事実、カナダとメキシコは、大変に不公平な条件のもとTPP交渉に参加しました。つまり、過去3年間の交渉ですでに合意してきたいかなる内容も再交渉できないという「同意」が要求されました。さらに、すでに決定されている膨大な項目について新たな提案をすることも禁じられていたのです。

 日本の参加についても、カナダやメキシコと同じ不利益な条件が強いられることは必至です。交渉の終結は今年10月が目指されていますが、正式な交渉参加には各国との二国間協議による合意、米国議会の承認などのプロセスが必要です。仮に3月中旬に参加表明がなされたとして、日本が交渉のテーブルにつけるのは、どんなに早くても7月の交渉会合からです。それまでの間に、交渉はさらに進み、日本が入る際には大方の交渉は終了し、日本はただサインをするだけ、というシナリオしかありません。

 私たちは、2013年3月、シンガポールでのTPP交渉会合にて、これらのシナリオを裏付ける重要な情報を得ました(以下太字がその内容)。

  シンガポールでのTPP交渉会合の中で、米国の貿易担当官が、日本の交渉参加が認められるための手続きについて、他国の交渉官に対して次のように述べた。「日本は、カナダとメキシコがTPPに参加するために強いられた、非礼であり、かつ不公正な条件と同内容を合意している。つまり、事前に交渉テキストを見ることもできなければ、すでに確定した項目について、いかなる修正や文言の変更も認められない。新たな提案もできない」。さらに米国の担当官は、日本の参加表明がなされた後、参加各国は日本との二国間協議を7月までに完了させるように、との指示も行なった。つまり、日本は7月の会合には参加できず、9月の交渉会合までTPP交渉のテーブルにつくことはできないということである。9月の交渉会合は、TPP交渉国の首脳がAPEC会議にて集まり、交渉を「完了した」とサインするであろうといわれている10月の1か月前だ。しかも9月の会合は米国で持たれ、議長国は米国となるため、異論や再交渉の要求があっても、押えつけることが可能だ、と交渉担当官はいった。

 この情報は、自由貿易の推進に反対する国際ネットワークである、パブリックシチズンや、ニュージーランド・オークランド大学のジェーン・ケルシーさん、日本のNGO・アジア太平洋資料センター(PARC)らが、シンガポールの交渉会合にて信頼できる情報源から入手したものです。

 日本が正式に参加表明していないにもかかわらず、米国の交渉担当官が他の交渉参加国に対し、日本の参加問題についての「説明」と「指示」を行なっているという状況に、私たちは強い怒りを持っています。

上記の情報にもあるように、9月の交渉会合は交渉のほぼ「最終段階」であり、しかも開催国・議長国は米国です。日本がこの時点で参加をしたとしても、何の再交渉や再提案、テキストの変更もできないであろうことは明らかです。

このことは、安倍首相のいう「聖域なき関税撤廃ではない」「交渉の中で国民の利益を守る」という主張とは、真っ向から対立します。もし本気で安倍首相が、遅れて参加しても交渉が可能だと考えているのであれば、それは不見識といわざるを得ません。逆に、こうした不利な条件であることを知りながら、それでも参加表明をしようとしているのであれば、国民に対する大きな裏切りであり、民主主義と主権の放棄に他なりません。

私たちはここに、改めて、国民への情報開示も不十分なまま、主権を放棄する形での交渉参加に強く反対します。

2013年3月13日


11. おじゃま一郎 2013年3月15日 08:33:52 : Oo1MUxFRAsqXk : 9ffrbR02Bo
>TPP参加は、二重の意味で危険であり、二重の侮辱である

危険と事前にわかっているので、参加しても危険の回避はできる。
参加するのは危険を犯しても国益があるということだ。

屈辱というのは、その時の国民の考え方によって変わる。参加後は
屈辱なんて言葉は聞かれなくなるだろう。


12. 2013年3月15日 08:48:15 : rI3e7jSZ06
「交渉の余地など全く無い」これが理解できないのだから
自民創価党信者は話にならない

実際には交渉参加は署名までの1回の見込み。後発国はすでに合意したものに意見を言って変えることはできないとされている。日本は「交渉」に参加するのではなく「すでに殆どの条項が決められた協定」に内容を詳しく知らされないまま参加することになる。
https://twitter.com/miyake_yukiko35


13. 2013年3月15日 10:47:06 : UUtlFRWcgU
自民党は、先の総選挙で国民に約束したTPPに関する6か条を、TPP交渉に参加して守れるという保証もないのに、詭弁官僚の言う通りにTPPに参加を表明しようとしている。これは国民を欺くもので、6か条を守れもしないのに擬態をとる自民党は嘘つきで、裏切り者だ。どうせあとで、マスゴミを使って誤魔化すつもりなのだろう。

14. 2013年3月15日 12:36:04 : hOlEebSCRA
自民党など
いくら意見をホームページに書き込んでも
結局はこんな結果(笑)
そんならご意見欄などなくせ!

15. 2013年3月15日 16:54:02 : qcUE16StGQ
ぶっちゃけアメリカに支配してもらったほうがマシなんじゃないwww

16. 2013年3月15日 20:51:49 : FhzaaAkoUw
安倍晋三は日本国を植民地としてアメリカに差し出した。
これまでも色々な面で圧力のかけられどおしで主権国家とは言いがたい状態だったが、これまで以上に不合理で不条理で不自然な国家運営となるだろう。
悲運の国民にご加護を(涙)

17. 2013年3月15日 22:11:48 : 4AY3Sfru0o
安倍「日本の主権は守ります」「今が交渉のスタート点です」
こんなこと言っていた。しかし、日本の主権が制限されること、交渉はすでに最終段階であること、そんなこともわからないで、TPPに参加表明なのか。
1〜2年して、首相の座から降りたら、どうせ、俺知らないよということになるのではないか。

18. 2013年3月15日 23:40:11 : c2LUBETrNk
いざと成れば、無視すれば良いんじゃ無いの?。それは、人類の権利だよ。

19. 2013年3月16日 07:45:47 : DEUzHdQ8O3
「ネギかも」状態、TPP参加と天皇元首化、憲法改悪、再軍備
日本軍をアメリカ軍の下請けとして世界中で戦闘させる。

上手くオバマに乗せられて日本の金融資産を吸い取られ、日本軍は下請け軍隊として使われる。

日本を餌にしてアメリカが生き延びる構図に嵌められる安倍晋三


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