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2013年3月14日 亀井亜紀子のホームページ
こんにちは。亀井亜紀子です。
3月14日(木)現在、自民党本部の前からTPPに反対する市民のシュプレヒコールが聞こえてきます。私の議員会館事務所からは自民党本部がよく見えます。今日はTPPへの交渉参加について、党の一任を取り付ける会議が深夜まで続くとのことです。
この光景は自民党を二分し、国民新党の結成に至った郵政民営化の時と全く一緒です。私は当時、自民党議員であった亀井久興の秘書でした。党内の議論は集約できず、どちらかと言えば民営化反対の議員の方が多い状況でしたが、高い支持率を背景に小泉純一郎と取り巻き議員(安倍総理もその1人です)が独裁的手法で強行したのです。そのやり方は本当にひどいものでした。まず反対派が集まりにくい時間帯を狙って突然会議を開きます。例えば金曜日の夕方は多くの議員が地元に帰る為、人が集まりにくく、通常会議は設定されません。ところが金曜日の午前中に党本部から突然FAXが届き、夕方からの会議開催を連絡してくるのです。しかも代理出席は認めず、議員のみと大文字で但し書きがあります。反対派の議員が出席できないようにして、更に秘書からも報告できないようにするという念の入れようでした。
党の最終決定機関である総務会も、従来は全会一致が原則でしたが、多数決に規則を変え、更に反対派の議員を差し替えていました。そのくらいメチャクチャな党運営でした。だから法案の採決で造反が続出し、参議院では与党が過半数を持ちながら法案が否決される事態になったのです。この場合、憲法に則れば両院協議会が開かれるのですが、衆議院を解散したのが小泉純一郎でした。あの時のメディアも異常でした。普通、議会が意のままにならないからと大統領や総理が議会を解散したら、その行為は非難されるはずです。ところが刺客だの何だのとメディアが騒ぎ立て、劇場型選挙に仕立てた末が気持ち悪いほどの自民圧勝と小泉チルドレンの出現でした。
今、自公が3分の2を占めるという衆議院選挙の圧勝を背景に、安倍総理は小泉政権と全く同じことをしようとしています。でもこれは明らかに政府の暴走です。しかも総選挙の時、自民党はTPPには参加しないと有権者に思わせることで、少なくとも地方の支持を集めました。結局のところ、自民党は有権者を騙したのです。
TPPの問題点については今後、記述していきますが、安倍総理の問題は米国の要求に対して従属的であること、国民に説明しないことだと思います。郵政民営化と同じようにこれは米国からの外圧ですから、これから長く厳しい戦いになると思います。
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