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医療費で実感、TPPの国民生活破壊の酷さ(松代理一郎)
(植草事件の真相掲示板より転載。投稿者:松代理一郎 投稿日:2013年 3月 9日(土)02時32分47秒 )
皆さん、お久しぶりです。
今日で“足骨折のリハビリ”が終わりました。合計20日通いました。1/3自己負担で、700円/回、計1万4千円でした。IWJ・岩上安身さんの話(1月26日「IWJシネマ&トークイン京都」)では、アメリカで「リハビリ1時間8万円請求された」という事例を聞きました。
私の“リハビリ”もアメリカでは、160万円請求されたことでしょう。また、上映された「シッコ」(マイケル・ムーア)では、ガン治療で数千万円を請求され、家屋敷を手放し、息子の世話になっている老夫婦の事例もありました。私も昨年、放射線治療を延べ40日受けました。保険適用で、1万400円/日、計41万6千円の自己負担でした。(高額医療費補助があり実質もっと低額)
おそらくアメリカであれば、私も数千万円を請求された筈です。私は、この2年で大借金を抱え“自己破産”寸前になっていたことでしょう。恐ろしいことです。アメリカでは、盲腸手術が約200万円弱ともいわれます。感覚的に、アメリカの医療費は、日本の自己負担の100倍の金がかかる気がします。2,3倍とか、10倍程度ではないですよ、100倍ですよ、皆さん!
今、TPPで「日本の医療保険制度」破壊が問題になっています。アメリカの医療費が高いのは、“医療を金もうけのネタ”にしているからですね。日本の医療機関は営利事業は禁止され、ある意味、“国家統制”による“公サービス”となっています。それで、“原価”ベースの医療が提供され、それに“相互扶助”の保険制度で、個人負担軽減が図られ、公平で安価な自己負担額を実現しています。
一方、アメリカの医療は、保険会社の“金もうけのネタ”にされています。病気や怪我の避けられない“個人の弱み”に付け込んで、“金もうけ”の仕組みが出来上がっています。少ない原価(医療行為)で、最大の利益を上げるのが“善”です。患者の弱みに付け込んで暴利をむさぼれば、日本の100倍の医療費にもなるでしょう。
TPPでは、このアメリカの保険会社に“市場”を開放しろ、と言っているわけですから、本当にとんでもない話です。交渉以前の話です。日本の“エリート”と言われる「学者」、「官僚」、「実業家」、「政治家」、「ジャーナリスト」(みんなカッコ付き)が、こぞって“TPP推進”を叫ぶ、この気持ち悪さ。
私は“彼らの言い分”「自由競争で経済を発展させる」「世界の市場で競争に勝つため」と言う言葉に大いなる懐疑を持つています。もはや、世界には“自由競争”の余地は無くなっているのではないでしょうか?少なくとも、国際金融分野では勝負がつき、寡占的な世界支配が確立しているのではないか?
また、多国籍企業群も、一定の寡占状況によって、“自由競争”の余地は殆ど無くなっているのではないか?むしろ、“自由競争”があるかのように振る舞いながら、自国民の一層の貧困化や、民族国家、従属国、後進国の国民生活を破壊することで、“群れ”として新たな富を収奪することに主眼が置かれている気がする。
TPPが多国間交渉と言いながら、「日米交渉の格好」を見せてはいるが、ホンネは“日本の国民”から富を収奪することが主な狙いで、多国籍企業を核とする“日米連合軍”が、敵の真の姿ではないか、と思う。
転写終了
政治・選挙・NHK145
阿修羅
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