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2013/3/12 晴耕雨読
衆院予算委員会。
前原誠司「野田さんが私を初めに呼んで、野田政権で何がしたいか共有してもらいたいと、話があった。一つが社会保障と税の一体改革、二つ目が原発の再稼動、三つ目がTPPの交渉参加だった。この三つはとにかく野田政権でやりたいとおっしゃった」。
※増税と原発再稼動とTPP。
前原「我々が最後まで(TPPへの)交渉参加表明をできなかったのはなぜかというと、米国の要求、事前協議の中身が余りにも不公平というもの。車については関税を直ぐにはゼロにしない猶予期間を設けるべきだということ、安全基準については米韓FTAと同じように枠を設けるべきだということ」
前原誠司「保険については、始めはがん保険等の保険だけだと思ったら学資保険の中身を変えることについても色々と言い出した。つまり、中身について事前交渉でこれをとにかく武装解除しなければ米国議会に通告しないと」。
※TPPを担当してきた当事者が語ったTPP日米事前協議の内実。
前原誠司「しかしこういう中身について我々は不公平であると、自動車の関税の猶予なんてことは本交渉でやる話であって、我々は妥協しなかった。これ、妥協してまさか交渉参加表明するなんてことはないですよね」。
前原誠司「我々は交渉参加表明したいと模索したが、この条件ではあまりにも日本に不公平だということで我々は交渉参加表明をしなかった」。
安倍総理「前原さんも民主党も政府として交渉に当たってきた。米国との交渉においては、中身においては皆さんに守秘義務が課されているはずです」。
前原は、野田政権発足時、党の政調会長。
TPPをぶち上げた菅内閣の外相、そして民主党政権最後の国家戦略相。
野田首相が前原に三つのこと(増税と原発再稼動とTPP交渉参加)をとにかくやりたいと述べたと前原が語ったとき、後ろに映っていた原口一博はガクッと肩を落とし首を横に振っていた。
前原が先程の予算委員会で語った内容は重要だ。
野田政権はTPP交渉へ参加する気まんまんだったが、米国の要求が無理難題であったことが原因で参加表明できなかったとTPPを担当してきた当事者が語ったのだから。
つまり、米国の要求を丸呑みする形の交渉参加はできないと野田政権は考えていた。
それは、米国の要求(交渉参加するための条件)があまりにも理不尽で、無理難題なことをふかっけてきたから。
何度もツイートしてきたが、野田政権はTPP交渉に参加するために動いてきた。
野田政権がTPP交渉に参加できなかったのは米国が無理難題を要求していたから。
これに尽きる。
問題にしなければならないのは、野田政権でさえ、米国の要求を丸呑みしてTPP交渉に参加することは国益を考えたときできないと判断していたのに、安倍政権は野田政権ですら譲らなかった米国が出した条件(自動車と保険)の一部を呑んでTPP交渉に参加するのではないかということ。
カトラーが異例の長期滞在していたことからみて、最後の詰めを行なっていたのは間違いないだろう。
ただ、日経など新聞紙上では自動車問題は決着したとあるが、安倍政権が何を呑んだのか(呑むつもりなのか)、その妥結内容はまだ明らかになっていないという点には注意が必要。
日本にとってのTPPとは、すでに「外国が定めたルールを丸呑みしてTPPに参加するか、参加しないか」の判断を迫られるだけの貿易協定になってしまっているわけです。
三橋貴明⇒http://bit.ly/Wgk7ce
【証拠動画】TPP交渉参加に賛成する安倍晋三⇒http://amba.to/Zo8UUG
安倍晋三は一年前にTPP交渉参加に賛成すると述べていた⇒http://bit.ly/ZszFuk
さきほどの衆院予算委員会。
前原誠司の質疑⇒http://bit.ly/13OGNVi ※TPPについては44分すぎから。
TPP会合で米国が各国に説明、既存合意の修正不可、新たな提案もできず、崩れる交渉参加の根拠。
本日の日本農業新聞⇒http://bit.ly/ZvMBw5 ※関連。シンガポール交渉にて、米国の「日本の参加問題」発言をリーク!!⇒http://bit.ly/X1wNRG
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