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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130312/plt1303121825005-n1.htm
2013.03.12 ZAKZAK
安倍晋三内閣の支持率が高止まりしている。この勢いが続けば、安倍首相は今年夏の参院選で、自民、公明与党で過半数(122議席)確保に近づく一方、野党各党は厳しい戦いを強いられそうだ。では、個別の候補者はどうなっているのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏の分析では、第1次安倍改造内閣の厚労相だった新党改革の舛添要一代表ら閣僚経験者6人を含む大物・著名21人が落選危機にあることが分かった。
「政党支持率が約40%もある自民党は、与党過半数超え(=衆参ねじれ解消)が現実味を帯びている。民主党は1人区では全滅もあり得る。2ケタ議席を取りそうな日本維新の会と、改選第2党を激しく争うだろう。小政党は埋没し、党首らも落選危機だ」
角谷氏は参院選の傾向をこう語った。
最も衝撃的なのは舛添氏の「当落線上」だろう。舛添氏は国際政治学者としてメディアで活躍。自民党公認で初出馬した2001年参院選では約159万票を獲得してトップ当選し、厚労相も務めた。世論調査で「首相にふさわしい政治家」の1位に輝いたこともある。
ところが最近では、フジテレビ系「新報道2001」の最新世論調査で、党首を務める新党改革の支持率が「0%」になるなどパッとしない。
角谷氏は「比例で1議席を獲得するには、少なくとも110万票が必要だが、舛添氏の得票は右肩下がりで今回は厳しい。メディアの露出もかつてほどではない。参院選では、維新の橋下徹共同代表に注目が集まる。自民党に復党すれば有力だが、07年参院選で敗北した安倍首相に退陣要求を突き付け、09年衆院選で自民党が下野してから離党するなど、評判は悪い。除名処分も受けており、(復党は)難しいのではないか」と話した。
自民党への復党を拒否された国民新党の自見庄三郎代表(元郵政担当相)や、みどりの風の谷岡郁子代表も「劣勢」との結果が出た。
選挙区では、民主党の苦戦が目立つ。昨年末の衆院選で、現職閣僚8人が落選した悲劇が繰り返されそうな状況だ。
閣僚経験者では、生活の党の小沢一郎代表の側近ながら、小沢氏とたもとを分かった平野達男前復興相(岩手)と、羽田雄一郎前国交相(長野)が「当落線上」、韓国での反日デモに参加した岡崎トミ子元国家公安委員長(宮城)と、「素人」批判を受けた一川保夫元防衛相(石川)が「劣勢」だ。
角谷氏は「東北では特に、民主党の東日本大震災からの復興対策に厳しい評価が下される。平野氏の岩手は定数1のため、自民、生活と三つどもえになれば、一歩劣る。岡崎氏の宮城は定数2で、自民党が1議席確実のため、第3極と争う展開だが、苦戦必至だ。当選圏内に入るとすれば世襲の強みがある長野の羽田氏か」と話した。
ほかにも、定数2の兵庫で辻泰弘元厚労副大臣が、維新の躍進の影響で「劣勢」になるなど、副大臣、首相補佐官経験者も芳しくない。
民主党と決別した面々も厳しい。
離党届を提出した植松恵美子氏(香川)や、民主党県連の参院選公募に応じなかった岩本司氏(福岡)も、「有権者は逃げ出した人に大義を見いださない」(角谷氏)として、「劣勢」だ。
小沢氏率いる生活の現状は、深刻極まる。
小沢氏は8日、党本部で外国人特派員と対談し、「参院選までに1つの受け皿としてまとまるのは難しい。私たちも単独で戦う以外にない」と述べた。維新やみんなの党などが、野党共闘のために政策協議を進めるなか、手詰まり感をにじませたといえる。
角谷氏は、新潟の森裕子代表代行を「当落線上」、広島の佐藤公治参院幹事長と、比例で公認された「小沢ガールズ」の三宅雪子前衆院議員を「劣勢」と分析し、続けた。
「生活は支持率が低く、選挙区で議席確保は至難だ。比例はうまくいって1議席だろう。森氏は反TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の急先鋒として声が大きい。新潟は米どころなので、チャンスはありそうだ。三宅氏は、同じく比例で出馬する山岡賢次前衆院議員がJR総連の支援を受けるため、上回るのは難しい」
安倍自民党の牙城を揺るがす勢力は、出てこないのか。
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