http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/911.html
Tweet |
木卯正一さんの「民主・辻元清美氏、「安倍首相が慰安婦問題でブッシュ大統領に謝罪」追及→安倍首相「そんな事実はない」2ch」
http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/900.html
について:
=======================================================================================================================================================
安倍首相の「従軍慰安婦」認識問題に関わる“対米謝罪”は、先日の日米首脳会談絡みで取り上げたいきさつもあるので、事実経緯を今一度はっきりさせておきたい。
どのような問題であっても、ことの経緯をしっかり確認しなければ、追及も虚しい。
2ch“愛国派”諸氏の“辻元工作員”説とは違った意味合いだが、辻元さんが、“意図的に”安倍首相の歴史的謝罪をなかったものにする工作に荷担している可能性さえあると思っている。
それはともかく、何が楽しいのかは知らないが、事実経過を確認しないまま、安倍首相は米国側に謝罪なぞしていないと“歓呼の声”を上げるうすらバカ(失礼)は、日本の国益を毀損するという意味で辻元さんよりも悪質である。
ともかく、何よりおぞましいのは、安倍首相自身である。
微妙な事実経過の違いを盾に、あたかも、ブッシュ大統領に謝罪をしていないように思わせる言動は破廉恥であり犯罪的でもある。
そのような言動を続けるのなら、安倍氏は内閣総理大臣の職を辞すべきである。
【引用】
「安倍晋三首相は8日午前の衆院予算委員会で、第1次政権時の平成19年4月に行ったブッシュ米大統領(当時)との首脳会談で、慰安婦問題を「謝罪した」と報じられた問題について「この問題はまったく出ていない。事実関係が違うということだけは、はっきりと申し上げておきたい」と述べ、事実関係を完全否定した。民主党の辻元清美氏に対する答弁。 」
【コメント】
「この問題はまったく出ていない」という答弁はウソだが、日米首脳会談で謝罪はしていないという安倍首相の答弁は“ウソ”ではない。
安倍氏が初めて首相になり翌年訪米して行われた2007年(平成19年)4月の日米首脳会談では、従軍慰安婦問題が取り上げられたが、「安倍総理からの説明に対し、ブッシュ大統領より安倍総理の発言は非常に率直かつ誠意があり、その発言を評価するとの発言があった。」( http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_abe/usa_me_07/j_usa_gai.html ) というもので、謝罪は行っていないからである。
外務省は当時の安倍首相が従軍慰安婦についてどういう説明をしたのか書くべきだが、その必要もなかったほど具体的な内容が語られることはなかったのであろう。
日本政府も首相の恥を世界にさらすようなバカばかりではないし、米国側も日本の首相を“満天下”で恥をさらさせることはしたくないから、安倍氏が訪米して行われた日米首脳会談で「従軍慰安婦」認識問題の謝罪をしなくていいよう段取りをつけていたのである。
安倍首相(日本政府)は、日米首脳会談で従軍慰安婦認識問題の謝罪をしなくて済むよう、訪米前の電話首脳会談でブッシュ大統領に謝罪を行った。
外務省は、その電話会談については、“なぜか”、外務省サイトの第一次「安倍総理大臣 首脳会談記録」の履歴から除外し“秘密”にしている。
そのような理由から、現在でも見られるAFPの関連記事を紹介する。
タイトルは、「「従軍慰安婦問題の謝罪」、ブッシュ大統領が安倍首相を評価 - 米国」(2007年04月04日 09:03 発信地:米国)というものである。
記事には、「国家安全保障会議(NSC)のゴードン・ジョンドロー報道官によると、2人はこの日、電話で会談した。ブッシュ大統領は、安倍首相が「旧日本軍が強制的に連行した証拠はない」との認識を示した自身の発言に対し前月の参議院予算委員会で謝罪したことについて、満足感を示し、「今の日本は第2次大戦時の日本ではない」とコメントした」と書かれている。( http://www.afpbb.com/article/politics/2206510/1485757 )
また、安倍首相は、訪米前、ニューズウィーク誌のインタビューに応じ、第2次世界大戦中の従軍慰安婦問題について「日本の首相として大変申し訳ないと思っている。彼女らが非常に苦しい思いをしたことに対し責任を感じている」と述べ、同問題では初めて「責任」に直接言及して強く謝罪の意を表明している。
安倍氏は、「20世紀は世界各地で人権が侵害されたが、日本にも責任があり、例外ではない」と強調。同時に「われわれは常に自らの歴史に謙虚になり、私たち自身の責任に思いを致さなければならない」とした上で、旧日本軍の関与を認め謝罪した1993年の河野洋平官房長官談話を継承する考えを重ねて示した。
2007/04/21 04:05 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200704/CN2007042101000289.html
辻元さんが“意図的に”安倍首相の歴史的謝罪をなかったものにする工作に荷担している可能性云々と書いたのは、辻元さんが、安倍首相の従軍慰安婦認識問題に関する謝罪にまつわるこのような経緯を知らないはずがないからである。
なぜなら、AFPの記事に書かれている「ブッシュ大統領は、安倍首相が「旧日本軍が強制的に連行した証拠はない」との認識を示した自身の発言に対し前月の参議院予算委員会で謝罪した」ことに、辻元さんも関わっているからである。
参議院予算委員会での謝罪は、共産党の吉川参議院議員との質疑応答を指していると思われる。
※ 参考資料
「参議院予算委員会における安倍晋三内閣総理大臣および麻生太郎外務大臣による吉川春子議員との会議録(2007年3月26日)」
http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/611.html
辻元さんも、同時期に、質問主意書のかたちで安倍首相の「慰安婦」問題への認識を質している。
※ 参考資料
「衆議院議員辻元清美君提出安倍首相の「慰安婦」問題への認識に関する質問に対する答弁書」
http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/612.html
このような経歴を持つ辻元氏が、安倍首相が謝罪した経緯を知らないはずがないと思うのは自然であろう。
※ 「河野談話」に関する参考投稿
「Xyzxyzさんへ:石原氏や橋下氏が標的にしている「河野談話」のどこが問題なのですか?」
( http://www.asyura2.com/13/senkyo143/msg/870.html )
※ 関連投稿
「安倍首相に対する「不快感」を世界に晒したオバマ大統領:安倍自民党政権の誕生により民主党政権より悪化した日米関係」
http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/609.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK144掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。