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2013-03-11 陽光堂主人の読書日記
東日本大震災から2年経過した現在も、31万人もの人々が避難生活を強いられています。復興も中々進まない状況で、如何に巨大な災害であったか、改めて認識させられます。
福島第一原発事故も収束には程遠い状態で、汚染水を保管するタンクの置き場所が不足し、急拵えのタンクの補修にも迫られるという新たな問題を抱えています。全く先が見えない状況で、地下水や海洋の汚染も深刻です。
使用済み核燃料の保管も限界に近づいていて、原発再稼働など到底不可能な状況です。それにもかかわらず、政府は再稼働に向け、動き始めています。政府は都合の悪いことは発表しませんから、例によって情報は海外から流れて来ます。
ロイターは、5日付でこう報じています。(http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE92301F20130304)
仏アレバが日本への核燃料輸送を計画、福島原発事故以来
[パリ/東京 5日 ロイター] 仏原子力大手アレバは4日、日本向けのプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料輸送を計画していることを明らかにした。東日本大震災を受けた東京電力福島第1原子力発電所の事故以来となる。
アレバは、福島第1原発事故を受けて延期していたMOX燃料の輸送準備について日本の関係当局と協議していることを明らかにした。
環境保護団体グリーンピースは4月上旬にフランス北部のシェルブール港から日本に向けて輸送されるとしているが、アレバ関係者は時期についてコメントを差し控えた。
また、リュック・ウルセル最高経営責任者(CEO)は4日の記者会見で「2013年末までに(日本で)原子炉6基が再稼動する可能性がある」との見方を示した。
来月MOX燃料を送ってもらい、新たに6基稼働させる予定のようです。原発推進が正しいと信じているなら堂々と進めればよいのに、隠れてやっているのはやましいところがあるのでしょう。
自民党の原発政策は選挙対策で曖昧にぼかされていましたが、偽りの景気対策で支持率を上がって気をよくしているのか、安倍は「原発ゼロをゼロベースで見直す」と勝手なことを述べています。それならそれで国民の得心が行くように説明すべきです。民主主義など嘘で、不正選挙で政権を奪取し、米国の命令を履行しているだけと認めるなら別ですが…。
この政権の売国振りは始末に負えませんが、党幹事長の石破も負けず劣らず酷いことを言っています。読売新聞は、本日付でこう報じています。
(http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130310-OYT1T00684.htm?from=ylist)
大規模災害時の権利制限、憲法改正で…石破氏
自民党の石破幹事長は10日、仙台市内で講演し、11日に東日本大震災発生2年を迎えることに関連し、大規模災害などが発生した場合に、政府が国民の権利を一時的に制限する条項を、憲法を改正して盛り込むべきだとの考えを示した。
石破氏は「存亡の危機に直面した時、国民の生命・財産を守るため一時的に国民の権利を制限するのは、どの国でも当たり前のことだ。だが、日本国憲法は、その条項を欠いている」と述べた。
石破は、米国のFEMA(緊急事態管理庁)同様の独裁機関の創設を目論んでいるようです。自然災害に乗じるか、人為的に災害を引き起こして、そのドサクサに紛れて政府批判をするような人たちをしょっ引くつもりなのです。
「国民の生命・財産を守るため一時的に国民の権利を制限する」というのは、オーウェル流の「ニュースピーク」の類で、人々を惑わせる言い方です。全体を救済するため、個々人の犠牲はやむを得ないとする考え方ですが、歯止めが効かなくなって暴走する可能性が大です。
石破くんよ、我国の憲法を他国並みにしたいなら、この国をまず普通の国にしなさい。米国の命令に従うだけで主権などなく、選挙も憲法違反で不正が横行し、民主主義の「み」の字もない状況で憲法を云々すること自体おこがましい。
まずは見識のある人たちが集まって公正な選挙制度を確立し、民意を代表する人たちが国民の声を聞きながら憲法論議をするのが筋です。如何わしい議員たちに何も言う資格はありません。
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