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http://ameblo.jp/shimarny/entry-11486907146.html
2013-03-09 21:27:30NEW ! Shimarnyのブログ
もはや、TPP交渉参加は「時すでに遅し」であり不参加こそ日本の国益である。
3月7日に東京新聞が「極秘条件」をリークしたことで、この事実を知った国民全員が「TPP交渉に参加すべきでない」という結論に至ることだろう。
参考記事:TPP交渉で後発参加国に再交渉権も拒否権もなし、日本の国益は「名誉ある撤退」のみ
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11485519668.html
つまり、日本が今頃になってTPP交渉に参加しても、19回中17回を終えた交渉会合の決定事項には有無を言わさず合意しなければならず、残り2回の交渉会合の終了には有無を言わさず妥結に合意しなければならないのである。
この結果、日本がTPP交渉に参加しても「ルール作り」ができないのである。
このことは、安倍総理が自民党の政権公約「TPP交渉参加の6つの判断基準」を交渉では守っていくと力強く訴えたところで、これまでの17回の交渉会合でルールが決定済みであれば政権公約を守ることさえできないことを意味する。
そして、日米首脳会談で安倍総理がオバマ大統領に説明した「TPP交渉参加の6つの判断基準」をTPP交渉参加国では確認しており、日本がTPP交渉に参加する前に政権公約6項目のルールを確定することが間違いないのである。
その結果、安倍総理が日本の国益を守ると意気込んでTPP交渉に参加しても、日本が守る国益に交渉余地は無く国害ルールを丸呑みしかないのである。
もはや、現状で日本がどう足掻こうともTPP交渉の結果は見えているである。
3月7日を機に、国内でTPP交渉の状況は一変したといっても過言ではない。
さらに、この再交渉権と拒否権がなしの「極秘条件」を野田政権で昨年6月に、安倍政権で政権移行直後に把握していたことが明らかになったのである。
東京新聞:極秘条件 6月には把握 TPP 政府公表せず
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013030890070504.html
東京新聞:TPP条件 政権移行直後に把握
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013030990070740.html
しかし、安倍総理は「極秘条件」の事実説明を拒否して、「極秘条件」を止む無しと認識して、国益無視で交渉参加ありきの姿勢を示しているのである。
東京新聞:TPP不利な条件 首相、事実説明を拒否
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013030890135457.html
読売新聞:TPP「後発組」に条件、やむを得ない…首相
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130309-OYT1T00502.htm
まさか、安倍総理はどう転んでも日本が100%敗北するTPP交渉に「強い交渉力を持って結果を出す」との意気込みだけで参加を表明するのだろうか。
たとえ、日本がTPP交渉参加せずとも別の経済連携協定を初会合からルール作りに参画して、年間1350億円以上の経済成長を遂げれば済むのである。
そして、別の経済連携協定でTPPを凌ぐ枠組みに拡大させれば済むのである。
また、米国に2国間の経済連携協定EPAを日本から提案すれば済むのである。
つまり、経済成長もできない、ルール作りもできない、アジア参加国も少ない、国益も守れない、メリット皆無のTPPに固執する必要など全くないのだ。
しかも、いよいよ日本の経済連携協定で大本命となるRCEP(域内包括的経済連携)の初会合が今年5月に第1回の交渉会合を行われることが決定した。
共同通信:アジアFTA交渉、5月に初会合 ブルネイで
http://www.47news.jp/CN/201303/CN2013030801002176.html
RCEPは、アジア地域全ての国が参加する経済連携協定であり、域内人口34億人と世界人口の約半分を占める世界最大の経済連携協定である。
日本のRCEP参加でTPPに比べて7倍以上の経済成長ができるのである。世界人口の半分でルールを決まれば世界標準のルールとなるのである。
これだけでもRCEPはTPPより断然、日本の国益に資すると言えるだろう。
しかし、7億人のTPPと34億人のRCEPの国民の認知度が全く逆である。
つまり、既存メディアはTPPを報道してRCEPを報道しなかったのである。
この理由は、TPPを圧倒的に凌駕するRCEPが国民に認知されれば、TPPに参加意義もTPPの存在意味も失いTPPが不必要になるからである。
参考記事:既存メディアはアジア自由貿易構想でRCEPを隠蔽、TPPのみ偏向報道は日本の国害
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11448207340.html
これは、経済連携協定は日本が経済成長するためという大義名分を度外視して、日本をTPPに参加させるためだけに偏向報道を繰り返したことを意味する。
そして、既存メディア同様に都合悪い事に口を噤むのが最近の安倍総理である。
なぜ、TPP交渉参加に不利になる「極秘条件」の存在を隠していたのだろう。なぜ、この事実を隠してTPP交渉参加をしようとしていたのだろう。
なぜ、聖域なき関税撤廃が前提でないことを確認したと嘘をついたのだろう。なぜ、国民皆保険と食品安全基準が議論の対象でないと嘘をついたのだろう。
TPPの交渉文書が協定が、発効してから4年間は非公開となるからだろうか。
総理大臣の任期が満了するまで、国益を守ったと嘘を貫き通せるからだろうか。
この期に及んで、安倍総理の「オバマ大統領が「年内」と言ったから、交渉参加の判断に時間がないから」という理由では、国民に通用しないだろう。
この期に及んで、安倍総理の「極秘条件は止む無し」とどのような条件であろうともTPP交渉に参加では、国民を説得させることができないだろう。
安倍総理が「日本を取り戻す」と訴えて「日本を売り渡す」では嘘つきである。
安倍総理が「嘘つき」と呼ばれぬためにはTPP交渉参加しない決断しかない。
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