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2013年03月09日 世相を斬る あいば達也
安倍晋三の鼻息は荒い。為替は益々円安に振れ、株価は天井知らずの勢い、何もかもが上手くいく錯覚に陥っても、安倍が調子に乗り過ぎていると咎めるのは難しい。マスメディアの煽り記事を読む限り、安倍政権のTPP交渉参加表明は秒読みだと云う。果たして、その情報は本当なのだろうか?筆者などは、安倍の右翼的嗜好とあまりにも乖離が激しい協定、オバマへの恭順の意を示す為だとしても、TPP交渉参加表明が決定的という情報に疑念を持っている。
想像以上の阿呆で、TPPが自由貿易の象徴なのだ、と信じているなら別だろうが、TPPが我が国のGDPに寄与するのが、年間0.027%であり、挙句に、今からの交渉参加は、“交渉”と云う文言が破棄され、“参加”と云う答えしか日本には用意できないと云うことなのだから、まだまだ生き延びられるのに、地獄の釜に自ら身を捨てるようなものだろう、キチガイでなければ選択するとは思えない。筆者の推測に反し、中身も知らず参加表明と云うことであれば、尻の毛まで抜いてくださいと哀願するような無様さである。
TPPが単なる貿易協定でないことくらい、何となく理解できる。大西洋におけるNATO同等の地位をアメリカがTPPで得る為と云うものだ。つまり軍事同盟としての方向性も示唆している。故に、貿易協定以上に重要だと云う意見があるが、筆者などは、故に不用意な参加は、我が国の将来に足枷を掛けるもので、決して有利なものとは言えないと云う立場だ。主権国家として、独立性が担保されない危惧を持つ。
にも拘らず、安倍は米軍の支店として機能する足枷手枷な独立国の軍隊を目指している。米軍と同じ行動を取らないと機能しない軍隊など、独立性のある軍隊とは言えない。まさか、そんなタカ派はいないだろう。“美しい国”が最も“醜く虐げられた国”になる。虐げられたといえば、この安倍晋三が高らかに、サンフランシスコ講和条約が発効した4月28日を、“日本が主権を回復した日”だと云うことで「主権回復の日」として式典の開催を閣議決定するそうである。どの面下げて、日本の主権等と云うつもりなのだろう、正直どこかが狂っている。年次改革要望書と同等の米国からの要求に唯々諾々なだけの日本のどこに主権があると云うのか。主権を主張すると小沢、鳩山のようになるから怖いだけの“ヘタレ右翼”じゃないのか!ネトウヨと発想が完璧に一致している。
敗戦後7年間、日本が連合軍(米国)に占領され進駐軍が存在したことを知らない若者に、日本の独立を認識して貰う為とか言っているが、記念するほど独立した憶えは筆者にはない。独立どころか、“米国の支配システム”が一層巧妙になってきているだけに過ぎず、とても独立など口が裂けても公言できない情勢である。安倍晋三は、沖縄に行って、沖縄県民の群衆に向かって、「日本の独立は、沖縄の独立でもある」と語る勇気はあるのか!あるわけがない。阿呆か無神経のどちらか?否、もう一つヘタレ右翼と云うのがあった。
安倍の認識によれば、サンフランシスコ講和条約が日本が占領下からの支配を脱し、主権を回復した日と云う事のようだが、沖縄県民は、そのようには思っていない。サンフランシスコ講和条約が発効の日に、大戦において最も多くの犠牲を強いられた沖縄を占領国への“質草として差し出された日”として認識されている。沖縄が本土と引き離され「屈辱の日」と記憶されるに至っているのだ。沖縄に対し、内閣総理大臣が、このような無神経さを発揮するなら、普天間移設問題やオスプレイの沖縄配備等々と相まって、沖縄の怒りが沸騰する可能性がある。その上、辺野古新基地建設の海の埋め立て手続きまで急ごうとしている。政府が考えている以上に、沖縄県民の疎外感は激しく、琉球独立の機運は高まるだろう。思わぬ窮鼠に安倍晋三と云うヘタレ猫が噛まれないとも限らない。
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