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週刊文春 2013年3月14日号
支持率が1桁台に低迷する民主党。予算委員会で安倍政権を追及し、反転のきっかけをつかみたいところだったが、目立つのはオウンゴールばかりだ。
「当たり前のことを確認する国内向けパフォーマンスのために、非関税措置で必要以上に押し込まれた印象だ。実際は民主党政権下で下ごしらえの交渉は事実上、終わっていた。私とUSTRのカーク代表との間で、文書にはしていないが、確認している」
こう安倍晋三首相に突っ込んだのは、玄葉光一郎前外相。日米首脳会談でのTPPに関する共同声明について聞いたのだが、
「それだったら、民主党政権時代に文書にすればよかったじゃないですか。『そんなの俺たちだってできた』と言っても、世の中には通らない」
と反論され、場内には失笑が漏れた。
玄葉氏だけではない。日和見で知られる“政界のラグビーボール”原口一博元総務相は中国艦船のレーダー照射について、
「グーグルアースか何かで見れば分かりますよ」
と発言して、周囲を驚かせた。疑問の声が上がると、フェイスブックで、
「『グーグルアースか何かといっている』だけで、グーグルアースで艦船が見えるとは言っていません」
とまるで子どものような反論。「失言」問題が質問者に降りかかる異例の事態に。
国会外でも、党創設メンバーの鳩山由紀夫元首相が「党再生は難しい」と離党を表明。党転落の「戦犯」との意識はまったく感じられない言動で、党の足を引っ張っている。
再建を担う海江田万里代表は、党大会で異例の「参院選で負ければ辞任」宣言までしたが、むしろ求心力は低下する一方。「なんで大会を東京マラソンと同じ日にしたんだ。これじゃ目立たない」と八つ当たり気味の声まで出た。
「民主党の最終兵器」と期待される細野豪志幹事長も、発信力が弱く存在感は薄い。参院のドン・輿石東参院議員会長に気を使わざるをえず、期待感は急速にしぼんでいる。
そこで取り沙汰されるのが新党だ。橋下徹大阪市長と近い前原誠司元外相は、頻繁に維新幹部と連絡をとりあっている。若手は「維新新党なら次の総選挙で生き残れる。輿石さんたちが小沢一郎氏と組もうとした時が離党のタイミングだ」と期待をかける。結党から17年。民主党はいつまで生き残れるか。
文「週刊文春」編集部
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