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2013年03月07日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「バスに乗り遅れるな」「後の祭り」という言葉がある。いずれも日本民族の心理状態を表す言葉である。
「バスに乗り遅れるな」は、世の中の流れに我も我もと押しかける動きを示す。中国市場が有望だと言われて、企業の多くが、ネコも杓子も押しかけて行く。本当に利益が上がるか上がらないかは分からないのに、「遅れてはならない」と焦り、どんどん中国市場に向かって行くのだ。その結果、身ぐるみ剥がされて、中国で作った設備を取られ、ノウハウを取られ、技術を取られて、スッテンテンになって、泣くに泣けない惨状のまま、そして失意のまま身一つで日本に帰ってきた経営者は少なくない。最近では、中国の従業員に補償金を支払わなければ日本に帰してもらえない経営者が増えているという話もある。
◆「後の祭り」というのは、「巧妙な口車に乗せられて」、相手の言い成りになって行動したまでは良いけれど、気づいた時は大損させられたり、足抜き出来ない状況などになっているときに言う言葉だ!!
「TPP」「TPP」と鳴り物入りで大騒ぎしているいまの安倍晋三政権などは、その典型かもしれない。
安倍晋三首相は近々、米国オバマ大統領に「TPP交渉参加」を正式に表明するという。
「とにかく交渉参加しなければ、どんな内容で話し合っているか分からない」という理由で、交渉参加に踏み切ろうという軽薄な輩も多数いる。
交渉内容を表に漏れないように「秘密」にしているのが、相手である米国の手口である。このことをよく確かめもしないで、とにかく、飛び込んでみようとしている。あまりにも「蛮勇」というほか、言いようがない。
安倍晋三首相はオバマ大統領との首脳会談のなかで、すでに「コメを守るために、軽自動車を犠牲にしてきている」と言われている。日本はコメを聖域として守りたい、米国は、日本の軽自動車に米国市場を荒らされたくないというそれぞれの事情があり、安倍晋三首相は、軽自動車が米国で販売しにくくする高関税率を容認したというのだ。
◆米国が日本市場の自由化を求めて圧力をかけようとしているのは、米国最大手化学肥料会社モンサント社が開発した「F1」という種子(1世代しか使えない種子)である。「食糧支配」により、日本民族を「植民地化」しようとしている。
製薬分野では、米国の製薬会社が開発し、米国の検査基準で認可した新薬を日本の検査基準を改めて検査しなくても売れるように規制緩和を求めている。ジェネリック薬品は販売させなくしようとしている。
保険分野では日本郵政の簡易保険を制限して、「ガン保険」などの事業をさせなくしたい。また、民間企業の「互助会」にも、参画したい。
米国企業が農地を取得して株式会社が日本農業に参入できるように「第2の農地解放」を要求している。学校経営も同様で、米国の株式会社が学校経営をしやすくするようにすることを求めている。
病院経営についても、いまの医療法人による経営のみでなく、米国株式会社が参入できるように圧力をかけてきている。
米国側の要求は、これらに止まらない。
「市場開放」「門戸開放」とは聞こえは良いけれど、気づいたときは「後の祭り」ということになりかねない。
だが、「アベノミクス」を旗印に「デフレ脱却」「景気押し上げ」ムードに載せられて、日本国民、企業経営者の多くが「花見酒経済」の再来を夢見ていて、「後の祭り」のことなどは意義の外にあるのが現実である。嘆かわしい限りだ。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
安倍晋三首相は、「サンフレッチェ」で成功するか、マスメディアが放つ「スキャンダル」追及の「連続的な矢」で討ち死にしてしまうか?
◆〔特別情報@〕
マスメディアが安倍晋三政権の政務3役(閣僚、副大臣、政務官)のスキャンダル探しに躍起になっている。2012年12月、突然の衆院解散・総選挙という「短期決戦」の結果、思いがけずも自民党大圧勝となり、第2次安倍晋三内閣の組閣をしなければならず、政務3役候補者に対するいわゆる「身体検査」が不十分だったことから、「不適格者」がかなり含まれているハズだとマスメディアは、徹底追及に乗り出しているのだ。
「アベノミクス」の旗印で国民の大多数から期待されている絶好調の安倍晋三首相なのだが、早くも「第1次安倍晋三内閣」の二の舞となる危険にさらされている。
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