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2013/3/4 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
衆院はきょう(4日)、次期日銀総裁候補の黒田東彦・アジア開発銀行総裁から所信を聴取。あすは副総裁候補2人を聴取する。この人事案が国会で同意されるか否かは、与野党ねじれの参院の判断が焦点だ。参院第1会派の民主党は黒田総裁案を容認し、安倍政権は「すんなり決まる」とタカをくくっているが、本当にうまくいくのか。ここにきて民主党が「奥の手」を使う可能性が出てきた。
民主党が黒田総裁案を容認しているのは、金融政策に悪影響を与えかねない「日銀総裁ポストの空席」を回避するためだ。
しかし、民主党にとって、「衆参ねじれ」は安倍政権に抵抗する上で唯一・最大の武器。前半国会最大のヤマ場となる日銀人事まで無抵抗のまま終わってしまえば、野党第1党としての存在感を何ひとつ発揮できず、いよいよ世間に忘れ去られてしまう。
そこで浮上してきたのが、副総裁人事に「ノー」を突きつける作戦だ。
「特に副総裁候補で学習院大教授の岩田規久男氏は、黒田氏に輪をかけた極端な金融緩和論者です。党内には『岩田氏まで容認すれば、アベノミクスを完全に認めたことになる』という反対論が渦巻いています。そのため、『正副総裁がともに金融緩和論者では人事のバランスを欠く』という理由で反対し、副総裁人事を葬り去ろうとの方針に傾きつつあるのです」(民主党関係者)
◆野党結託で安倍にひと泡吹かせる
岩田副総裁案をひねり潰すには、みんなの党(12議席)やみどりの風(5議席)などとの野党共闘が不可欠だが、一致団結すれば勢いづく安倍に泡を吹かせることができる。安倍が唱えるリフレ政策は岩田氏が主張してきた理論に基づいたもの。その岩田氏を失うことは、安倍にとって片腕を奪われるのに等しい。アベノミクスの金融緩和策だって道半ばで頓挫しかねない。
「黒田総裁案だって、どうなるかは分かりませんよ。みんなの党は断固反対だし、維新の会は岩田氏を総裁に推す橋下代表が巻き返し、賛否をめぐって分裂含みです。民主党も輿石東参院会長が『抵抗戦術』にこだわっています。鶴の一声で『正副総裁人事はワンセット。岩田副総裁案を引っ込めない限り、黒田総裁も認めない』と容認論をひっくり返す可能性は捨て切れません」(政界関係者)
政府与党は今月15日に参院で日銀人事の採決を行う予定だ。野党転落後、及び腰が目立ってばかりの民主党。今度こそ意地を見せつけることができるのか。
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