http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/616.html
Tweet |
http://www.amakiblog.com/archives/2013/03/03/
2013年03月03日 天木直人のブログ
きょう3月3日の各紙が一斉に報じている。勝栄二郎前財務事務次官が法人向けITサービスを手がけるIIJ(インターネットイニシアティブ)という会社の次期社長に内定したと。
これだけを見ると単なる官僚の民間企業への社長転出という再就職でしかない。
しかしインターネットイニシアティブという会社は大企業のほかに官公庁が主な顧客であるネット接続、セキュアリティ、システム構築会社だという。
官僚の影響力を期待して社長として迎えるのだからこれ以上の「天下り」はない。
しかしこの人事で見逃せない本当の犯罪的背景がある。
それを見事に喝破したのが2月27日の日刊ゲンダイの記事である。
その記事は「勝栄二郎の補正予算500億円ブン捕り」と題して要旨次のように書いている。
きょう(2月26日)に成立する補正予算案13兆1054億円の中に、独立行政法人「情報通信研究機構」のIT関連予事業に500億円もの予算がついた。これは野田内閣で消費税増税をお膳立てした勝栄二郎前財務事務次官がブン捕った予算だという。霞ヶ関関係者が言う。「勝前次官の天下り先が、通信ネットワーク運営会社なのです。昨年末から、日本のIT事業の草分けであるインターネットイニシアティブ(IIJ)社の特別顧問についている。そういうタイミングで財務省が500億円の大盤振る舞いです」
もう賢明な読者ならお分かりであろう。
大手メディアは知っていながら決して書かない。
この国は政・官・財・メディアで我々の税金が食い物にしている、その腐敗の象徴的な人事なのである・・・
◇
<IIJ>社長に勝氏 前財務次官、異例のIT業界へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130302-00000016-mai-bus_all
毎日新聞 3月2日(土)10時55分配信
法人向けIT事業などを手がける「IIJ(インターネットイニシアティブ)」は2日、前財務事務次官の勝栄二郎特別顧問(62)が社長に就任する人事を固めた。創業者の鈴木幸一社長(66)は代表権のある会長に就く。6月の株主総会後の取締役会で正式に決定する。勝氏は10年7月から約2年間次官を務め、民主党の野田佳彦政権を支え、自民、公明両党との3党合意による消費増税法成立に尽力した実力者。財務次官OBは公的機関役員などに就く例が多く、上場企業トップ就任は極めて異例。経営手腕が注目されそうだ。
勝氏は12年8月に財務省を退官後、同11月に旧知の鈴木氏に請われ、IIJ特別顧問に転身。実力次官のIT業界入りが話題を集めていた。
IIJは93年に国内初のインターネット接続サービスを開始。その後、ネットセキュリティーやシステム構築に事業を広げ、官公庁や大企業向けサービスに強みを持つ。アジアなど海外でもサービスを展開しており、国内外に幅広い人脈を持つ勝氏を次期社長に据え、業容拡大を図る。
勝 栄二郎氏(かつ・えいじろう)東大法卒、75年大蔵省(現財務省)入省。主計局長などを経て、10年7月、財務事務次官。12年11月からIIJ特別顧問。埼玉県出身。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK144掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。