http://civilopinions.main.jp/2013/03/325.html
2013年3月 2日　一市民が斬る!! [Civil Opinions Blog]

　＜閏間巌官房副長官は、西松建設献金事件について「自民党には波及しない」と発言＞

　2009年3月、西松建設の政治団体から献金を受けた件で、小沢議員の会計責任者大久保隆規氏が「政治資金規正法違反容疑」で起訴された。
　2009年3月5日、漆間巌官房副長官は、自民、民主両党にまたがる西松建設献金事件について「自民党には波及しない」と発言した。

　政府の問題発言だが、この発言通り、検察は西松建設政治団体から総額800万円分のパー券購入を受けていた二階元経産相の会計責任者を不起訴とした。
　政権与党の閣僚だから、野党の小沢氏より、はるかに賄賂性が高いはずだ。
なのに、大久保会計責任者は起訴され、二階議員会計責任者は不起訴との判断が下された。

＜「西松の二階派パー券購入事件」は東京第三検審で超スピード議決＞　

　2009年6月4日、市民団体がこの不起訴案件について東京第三検察審査会に申し立てをした。　
なんと6月18日の新聞には、6月17日審査会議が開催され「不起訴不当」の議決がなされたと発表された。（神奈川新聞2009年6月18日.pdf）
http://civilopinions.main.jp/items/%E7%A5%9E%E5%A5%88%E5%B7%9D%E6%96%B0%E8%81%9E2009%E5%B9%B46%E6%9C%8818%E6%97%A5.pdf

　「不起訴不当」の判定とは、11人の中、6～7人が「起訴相当」の判断をしたということだ。「不起訴不当」の判定が出ると、２回目の審査は行われず、不起訴として決着される。
　ぎりぎり起訴を免れたということだ。
　同審査会は、同日贈賄側の国沢西松建設元社長案件も審査し、この案件は「起訴相当」と発表した。
　申立てから13日後に、実質２つの案件を一日で議決してしまったということだ。
　事件内容を理解するだけでも、一日では終わらないはずだ。
　ありえないスピードだ。
　本当に審査員がいて、審査会議が開かれての議決なのか極めて怪しい。

　＜東京第三検審も審査員のいない「空のボックス」？＞

　東京第三検察審査会も東京第五検察審査会も2009年4月に新設された。
　「二階派パー券購入事件」は、改正検察審査会法施行（2009年5月）直後の案件で、新設された東京第三検審の初回案件だった。
　東京第三検審も、「小沢事件」を扱った東京第五検審と同じく、審査員がいない「空のボックス」だった可能性が高い。
　漆間巌官房副長官発言の通り、「二階派パー券事件」を「架空議決」し、「不起訴不当」にとどめることができたと思える。

　架空議決は小沢検審だけではなさそうだ。
　やり慣れているように見える。
　
　検察審査会は、最高裁が自由に操れる道具だ。
　
　最高裁は、検察審査会を使って「起訴したい人」を起訴し、「起訴したくない人」が申し立てられたら、「不起訴不当」あるいは「不起訴相当」にして助けることができる。

コメント
01. 2013年3月02日 23:47:27 : dzSkZX1oMg 二階元大臣の場合は職務権限があった。さらに加えて虚偽記載ではなく不記載だった。はっきり言えばネコババ。 小沢一郎の場合はちゃんと記載されている。 遥かにあくどいケースのはず。 仙谷やうすら禿生方も記載していなかったことがばれたが訂正で終わり。 菅や前原の在日外国人からの献金は明確に立件可能。 少しは自分の頭で考えろ！
02. Hanako 2013年3月03日 07:58:38 : oV3FE3wnqeJlw : ZNw9RNUknU 二階氏のケースは同時期に同じメンバーから検察審査会へ2件申立てがなされています。 審査申立人はいずれも上脇博之他35名、審査申立人代理人弁護士阪口徳雄他29名。 最初の1件目の被疑者は (1)國澤幹雄 (2)泉 信也 (3)氏名不詳(政治団体「新しい波」における政治資金パーティー件の対価の受入れ事務等従事者) (4)氏名不詳(「新しい波」における収支報告書提出事務等従事者) (5)二階俊博 不起訴処分をした検察官は木村匡良 2件目の被疑者は (1)二階俊博国会議員の秘書 氏名不詳(A) 不起訴処分をした検察官は木村匡良 という風になっています。 第三検察審査会の会計伝票から分かったのは 6月の審査会議日は6月2日、6月16日(議決日) 7月は7月7日 (議決日は7月２１日となっていて情報公開請求で出て来なかったので再度情報公開請求をしたら2ヶ月先まで延長するとのこと) 二階他4名もの審査をたった一日で議決とはあり得ないですよね。しかも木村匡良検察官が不起訴とした事案です。 この木村匡良検察官は陸山会事件で石川知裕議員の虚偽報告書作成に関与した罪で東京第一検察審査会で審査中。 去年の8月23日付で申立てが受理されているのに未だにうんともすんとも結果が聞こえてきません。
03. のぼっさん 2013年3月03日 20:59:45 : fkt3FbbrckgTg : W5bYOzHLKk 小澤冤罪裁判についてなかったような状況が続いています。 西松事件、陸山会事件と小澤抹殺に検察権力を総動員し、検察審査会と言う闇の組織を運用してインチキ捜査報告書をねつ造して議決を誘導した、と裁判では言われているが、志岐武雄さんの調査では「架空審査員」「架空議決」との疑惑を指摘。 ここまで郷原さんほかいろいろな方々が検察の崩壊として調書ねつ造の実態を厳しく指摘しており、元検事にため優しい言い方ですが、検察官がねつ造調書作成は 冤罪の原因、犯罪です。小澤さんの秘書の虚偽記載などと言っているが、これは言いがかり、記述がづれても犯罪ではありません。 管元首相、前原元大臣の外国人からの献金は法律違反、犯罪です。 なぜこれが不起訴で、期づれが犯罪なのか、強制起訴なのか、裁判は「無罪」であったらすべて終わったかのようなこの状況は一体この国に法治国家の矜持はあるのか、検察、司法の犯罪を何故追及しないのか、マスコミは厳しく追っかけて追求しないのか、官房機密費の餌食で検察裁判所の犯罪には知らん顔の半兵衛で一般の庶民の冤罪には厳しく犯罪人あつかいするマスコミの人権感覚は恥ずかしくないのか。ＰＣ成りすましの犯人扱いの被疑者本人は犯行を否定しているとのこと、マスコミは警察の垂れ流し報道で人権無視、小澤判決をキチンと検証した報道機関はいまだ全くない。さらに秘書の裁判は続いているとうそぶいています。 堕落したマスコミは国民に真実を報道する姿勢を失い、権力にすり寄り権力の犯罪に加担すると言う国民を裏切っています、テレビの御用コメンテータ、御用学者、御用評論家の発言の欺瞞には腹立たしく見ており、口汚く彼らを罵って憂さ晴らし していますが、日本の将来を憂えるぼけ爺です。
04. 2013年3月04日 02:32:29 : eSXMDMLHNE 徹底的に追求 何だかんだと　個人攻撃を仕掛けてくるのか 考えれば　怖い話だ 一市民が斬る！！さん　気を付けながら　頑張って下さい
05. 2013年3月04日 07:34:18 : RGrJgVuTpE 04 一市民Ｔさんを脅してるね。
06. 2013年3月04日 09:39:24 : rrhrFN6JLd 検察と裁判所は犯罪者の集団で有ることがよく解かる。シロアリを守ってくれる議員は犯罪者でも無罪。アホ菅、口先前原、うすら禿生方、恫喝仙谷、こいつらまとめて維新の会党名変更して在日朝鮮同和党にして移籍すればよい。
07. 2013年3月04日 10:55:58 : L13KjR4QOU 日米合同委員会と同じ性格なのだ。検察審議会は。 昨日出版された日米地位協定入門に詳しく書いてる。 アメリカ国務省が、司法；最高裁、検察にやらした事件であった。 平成の黒い霧、と言ったところだ。 売む官僚だけでなく司法までもアメリカにコントロールされている日本の統治。 主権国家、法治国家でないな日本は。アメリカの植民地だ。 国民が目覚めなければ、日本は変わらんだろう。 吉田茂という政治家は、日本人で無いな～。 麻生よ！反省しているのか？

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