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安倍暴政を国会は傍観するのか
http://gendai.net/articles/view/syakai/141168
2013年2月27日 日刊ゲンダイ
参院「1票差」で補正可決の危機
<衆参両院議員の無能と判断力喪失は確実にこの国をまた破滅させる>
26日、今年度の補正予算が参院本会議で採決された。わずか1票差とはいえ賛成が反対を上回って可決、成立。すっかり「ねじれ」は解けてしまった。
この結果に安倍首相は「『決められない政治から『決める政治』への第一歩だ」と大ハシャギ。石破幹事長は「きょうを境に歴史が変わっていく」とまで言ってのけたが、ヤバイことまで「決めてしまう政治」なんて、国民は誰ひとりとして望んでいない。
採決で賛成に回った「自称・野党」は日本維新の会と国民新党、新党改革の3党。みどりの風も1人を除き賛成した。みどりの風の谷岡郁子代表は「反対ありきでは国民の信頼は得られない」とホザいたが、今度の補正は公共事業バラマキと天下り法人への補助金増額オンパレードのデタラメ予算だ。古い自民党への先祖返りを認めるような中身。それこそ真っ向否定しなければ、野党としての信頼は得られない。
中でも罪深きは、野党第1党の民主党である。補正の採決直前に2議員が離党届を提出。川崎稔は賛成、植松恵美子は本会議を欠席して棄権した。民主党はこの日、衆参両院ともに公正取引委員長に元財務省事務次官を充てる国会同意人事に賛成。焦点の日銀総裁人事でも、元財務省財務官の黒田東彦氏の起用を容認する構えだ。
勇ましく「脱官僚、天下り根絶」を掲げたのも今は昔。与党を歓喜させるだけの腰抜け野党議員は、無能で判断力ゼロ。もはや存在意義などない。
「総選挙の自民大勝と安倍内閣の高支持率を前に、どの野党も意気消沈。参院選前に政権の足を引っ張れば野党に批判の矛先が向く、と極端に恐れて日和見主義がまかり通っています。だから、アベノミクスの危険なバクチを国会で追及しないのです。今後も野党が敵前逃亡や敵に塩を送り続ければ、国会は形骸化し、大政翼賛化へとまっしぐらです」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)
安倍が暴政を振るう下地は着々と整いつつある。それでも野党が傍観を決め込めば、この国は破滅の道をたどるだけだ。
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