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2013-02-24
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20130224/1361707306
あまりにも当たり前のことなのでこれまで書かずにきたが、民主党や生活の党の支持者やシンパがしきりに「野党共闘」の必要性を説いているのがうざいので書く。
彼らが「野党共闘」という場合、民主党ないし生活の党と、社民党や共産党との共闘ではなく、議席を伸ばす可能性が高いみんなの党や日本維新の怪との共闘を念頭に置いていることは疑いない。
しかし、「民主党または/および生活の党」と、「みんなの党または/および日本維新の怪」との「野党共闘」は不可能である。
というのは、野党共闘を行った場合にメリットがあるのは民主党または生活の党の側だけであって、みんなの党または日本維新の怪には何のメリットもないばかりか、大いなるデメリットがあるからである。
デメリットというのは、民主党または生活の党とひとたび「共闘」するが最後、みんなの党または日本維新の怪が得べかりし票が大量に逃げて行ってしまうことである。なんだ、あいつらは民主党や小沢一郎らの仲間なのかと思われたが最後、票は逃げてしまう。一方にとってのみメリットがあって、他方にはとんでもないデメリットしかない「共闘」など成り立ち得ない。
これは、民主党や小沢一郎を支持する人たちにとっては認めたくないことだろうが、厳然たる事実である。だから、「野党共闘」は成り立たない。万一、民主党・生活の党とみんなの党・日本維新の怪が共闘するとなったら、それは「野党の大連立」とも呼ぶべきものだろうと私は思うが、絶対に実現できない。
といっても、すべての共闘の組み合わせが成り立たないわけではない。みんなの党と日本維新の怪、それに民主党と生活の党なら、それぞれ「強者連合」、「弱者連合」という形で共闘は成り立ち得る。他に、共産党と社民党との共闘も本来なら成り立ち得るはずだが、両党は伝統的に犬猿の仲であるため成り立たず、今現にそうであるように社民党は生活の党とくっつき続けるだろう。
以上は、民主党と生活の党が今となっては分不相応な多くの議席を参議院に抱えていることに起因する。民主党はいうまでもないが、生活の党も衆院選で現有議員だけなら7議席しかとれなかった同党に参院の改選議席が6議席もあるのはどう考えても過剰だ。
そもそも、民主党や生活の党の支持者が、みんなの党だの、ましてやトンデモ政治集団である「日本維新の怪」などと組もうと考えること自体論外だが、民主党や生活の党の支持者は、自分たちが支持する政党の議席が過剰である現状が解消されない限り、「上から目線」で他の野党と組もうなどと考えるのはとんでもない思い上がりであることを自覚すべきだろう。「議席の多いわが(民主・生活の)党が野党共闘の中心になってしかるべき」というのは、あまりにも手前勝手な考え方だ。衆院選の結果をまともに反省したら、間違ってもそんな考え方は出てこないはずだと私は思うのだが、現実は必ずしもそうではない。
ただ、もともとは同じ政党だった民主党と生活の党は、共倒れするだけの刺客の送り合いなど止めて、選挙協力をした方がお互いの身のためだとはいえるだろう。
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