http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/334.html
Tweet |
TPP「一定の農産品例外」、3月にも参加表明
【ワシントン=池松洋、岡田章裕】安倍首相が、日米首脳会談で、環太平洋経済連携協定(TPP)に関し、すべての品目の関税撤廃が前提ではないとの方針を確認したことで、政府は参加表明に向けた国内調整を急ぐ。
米国などの承認手続きを経て、実際の参加は今夏ごろになる見込みだ。
◆例外確認の背景
TPPの共同声明では、「日本には一定の農産品、米国には一定の工業製品というように、両国ともセンシティビティー(慎重に扱うべき事柄)が存在する」と明記された。「一定の農産品」という言葉が明記されたことで、安倍首相は国内の慎重派を説得しやすくなったとの見方もある。
政府関係者からは、「成長戦略の起爆剤として、早期のTPP参加表明は不可欠だ」との見方が広がっていた。農業団体などはTPPに反対しており、夏の参院選に向け、新たな農業支援策を示して理解を求めるためにも、「表明は早い方がいい」とされていた。
TPP交渉に日本が加われば、アジア太平洋全域にまたがる自由貿易地域(FTAAP=エフタープ)構想の実現に一歩近付く。日本の動きに刺激を受け、中国やインドなどが参加する東アジア地域の包括的経済連携(RCEP=アールセップ)も活性化する可能性がある。
◆課題
安倍首相は帰国後の25日から政府・与党内の意見調整を加速し、3月にも参加表明を行う方針とみられる。
TPPに参加した場合の日本経済への影響の試算を早急にとりまとめ、国内の説得材料にしたい考えだ。
また、米国との事前協議も急ぐ。米国のルールでは、新たな国と通商交渉に入る際、議会の了承を得るには、90日間の期間を必要としている。このため、日本政府が3月中に正式に交渉参加を表明した場合、日本が実際に交渉に参加できるのは最短で6月ごろになる。
TPPの交渉11か国は、3、5、9月に交渉担当者による会合を開き、10月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議での基本合意を目指している。
ルールづくりに関与するには、ぎりぎりのタイミングとなっている。
(2013年2月23日14時15分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20130223-OYT1T00516.htm?from=ylist
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
- TPP交渉参加へ米から「満額回答」 反対派説得、下地整う(産経新聞) JAXVN 2013/2/23 18:55:05
(0)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK144掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。